利益の追求を目的にしてはいけないのか? 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

西郷隆盛と勝海舟の江戸城無血開城の
事前の交渉を駿府で西郷と行ったという山岡鉄舟
西郷をして、次の言葉を言わしめたのが山岡鉄舟でした。

命もいらず 名もいらず
官位も金もいらぬ人は、始末に困る人なり

この始末に困る人ならでは、
艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり

山岡鉄舟は、剣の達人にして、禅を極めた人物
坐禅をしたまま亡くなり、門人の中田誠実がその姿を
涙ながらに写生したのが「鉄舟の座脱」の図です。

山岡鉄舟のお墓は、谷中の全生庵に
落語の名人、三遊亭円朝のお墓とともにあります。

鉄舟も円朝も、そして西郷も
参禅し、人間性を磨いた人たちでした。

若いころ、禅寺に入り浸っていた私は
人間性を磨くより、そこで酒ばかり飲んでいました。

さて、今回のテーマは
「利益の追求を目的にしてはいけないのか?」です。

商店街の店主との会話

「オヤジさん、何のために商売やっているの?」
商店街の店主に、こんなことを聞きました。
すると、こんな答えが返ってきました。

「何のためって、そりゃ商売やって稼がなきゃ
女房も子供も喰わせられないからやってるんだよ。
そんなこと当たり前だろう、何で聞くんだよ?」

人に喜ばれることが生きがいの源泉

私は若い頃、化粧品会社のサラリーマンでした。
その会社では“喜ばれることに喜びを”
ということをとても大事にしていました。

この言葉を聞いても、その頃は「そんなものか
な」と思っていましたが、年齢を重ねてくると、
“人間の本質”を突いた言葉だと思うようになりました。

「商売やって稼がなきゃ、女房と子供を食わせられないだろう」
と答えていた商店街のオヤジさん、そうは言いつつも、
お客さまが喜んでくれることに無上の喜びを感じている人でした。

あのオヤジさんだけではありません。
色々なお店の人に、「今まで商売をやっていて
嬉しかったことはなんですか?」と質問すると、

大半の店主たちが「お客が喜んでくれて、
“ありがとう”と言われたとき」と答えるのです。

人間はもともと、人のためになること、
人に喜んでもらうことに悦びを感じるように
創られているという説を唱えている人もいます。

色々な人を見ていると、
これは一つの説にとどまらず、真理のように思います。

このように考えると、誰にも共通する
「やりたいこと」とは、人に喜ばれることではないかを思います。

したがって、「やりたいこと」で起業を考えるならば、
個々の「やりたいこと」を通して、人の役に立つには
どうしたらいいのかということを考えていくことが必要でしょう。

利益追求は、ビジネス継続のための手段

ビジネスにおける利益追求と顧客満足、どちらを重視すべきか。
公共機関や公共団体ではないから、利益追求を重視しなければならない、
いやそうではない、色々な意見があります。

私たちは呼吸しなければ生きていくことはできません。
では、呼吸することが生きている目的でしょうか。
呼吸は目的ではなく、生きていくために必要な手段ですね。

利益もそれと同じように考えればいいと思います。
利益がなければ、商品の仕入れも、家賃も従業員の人件費も払えない。
だから、商売を継続させるためには利益は必要です。

利益がなければ商売は継続できません。
したがって利益をしっかりあげる、つまり儲けることは必須です。

そのためにビジネスモデルづくりが必要なのです。
儲けることに罪悪感を抱いてはいけません。

利益追求は商売継続のために手段、
目的はお客さまに満足していただくこと、
これがライフワークの基本的な考え方です。

喜んでいただいた、役に立った対価が売上げ

開業したばかりの居酒屋に行ってみる。
店内はガランとして客は誰もいない。

今日は私が一人客として入店したけれど、
一人も客が来ない日もあるという。

そんなときは、やることがないので
店内のテレビを見ているけれど、
番組の内容なんて全然頭に入って来ない。

このままお客さんが来なかったらどうしよう、
今月の創業融資の返済はどうしよう、
そんなことばかり考えてばかりいると言うのです。

あるコメ屋の店主、以前同じ地域にスーパーが出来たとき、
そこでもコメを販売しているからと、自分の店のチラシに
スーパーの場所を表示した地図を載せたました。

「なぜ、そんなことをしたのですか?」と聞くと、
「黙っていても、客はそのスーパーに行くだろう。

だったら親切に場所を教えてやった方が
いいと思ったからだよ」と笑顔で答えていました。

この店主、「明日はどんなことをして
お客に喜んでもらおうと考えると、
ワクワクして早く明日が来ないかなと
思いながら布団に入る」と言っていました。

この店、繁盛店であることは言うまでもありません。

売上げとは、お客さまに喜んでいただいた、
役に立った対価としていただくものです。

お客さまが来なくて売上げがゼロだったら、
どうしたら喜んでもらえるか。どうしたら
それを知ってもらえるかを徹底的に考えることが必要なのです。

お客さまが来なくて焦る気持ちは分かりますが、
それでは何の解決にもならないのです。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“制約条件の中に、今までにない発想がある

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

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