商品開発に必要なもう一つの重要な作業とは?


商品開発に必要なもう一つの重要な作業とは? - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

昨日は仕事で箱根に行って来ました。
大涌谷にはかなりの人が出ていました。
クルマも東京ナンバーが多かったです。

でも、湯本の駅前の通りはガラガラ、
人がいなくても心配、人がいても心配
お盆に帰省するかどうかで悩んでいる人もいますよね。

さて、今回のテーマは、
「商品開発に必要なもう一つの重要な作業とは?」です。

前回は、商品する際のやるべき作業として
ターゲット層が困っていること、悩んでいること
望んでいることを100個リストアップすること

これが起業を成功させるための
必須の作業だという話をさせていただきました。

頑張って100個リストアップした後
どうするのか、今回はこれについてご紹介していきます。

リストアップした100個を絞り込む

リストアップされた100個の項目、
これを次のような基準で絞り込んでいきます。

基準1;ターゲット層が、より強く求めていると推測される項目

そのことにより多くの人が不満や不便を抱えているなどの
項目があげられます。あるいは人数はそれほど多くはないけれど
強い不満や不便を感じている人がいる項目も対象になるでしょう。

不満や不便が解消されると満足度が高くなります。
したがって、より満足度が高くなる項目は何か
という視点で絞り込んでもいいでしょう。

基準2;今まで見逃されていた項目

誰もが思いつくような悩みごとや困ったことに
対応するための商品・サービスは、すでに世の中であると思います。

今まで気が付かなった、見過ごされてきた項目
これに焦点を当てた商品・サービスが求められています。

そのためにムリヤリ100項目をリストアップしていただきました。
ここまでやることによって、今まで見過ごされてきた項目が
出てくる可能性が高くなります。

顧客に満足してもらう商品・サービスを考える

リストアップした項目を絞り込んだら、
次は、その欲求を対応し、お客様に満足してもらう
商品・サービスを考える段階になります。

ここでは、今までにない全く新しい商品・サービスを
ゼロから考えるのではなくアイデアが出やすいように、
すでにあるものを組合わせて新しいものを作っていくようにします。

次には、考えた商品・サービスを提供するのに、
どのような能力やノウハウが必要かを検討し、
その取得方法を考えます。

以前ご紹介した福祉美容の藤田さんの例で考えてみましょう。
自分の部屋に閉じ籠りがちな高齢者に、
気持ちの上でもっと元気になり、色々な人と交流できるようになって欲しい

こんな願いから起業を考えた藤田さん
「福祉」と「美容」の組合せという新しいサービスを考えました。

これを提供していくためには、「福祉」と「美容」
についての知識と技術、ノウハウが必要ですが、
ずっとIT業界一筋に歩いて来たので、その領域については全くの素人です。

そこで、50歳を過ぎてから美容師の資格と
福祉士の資格を取得することにしました。

起業のために考えた商品・サービスを提供するのに
自分にはそのための能力やノウハウがない

このような場合、藤田さんのように自分自身でそれを取得する方法と
それを持っている人とタイアップする方法があります。

どちらを選ぶかは自由ですが、あくまでもどちらを
選んだ方がワクワクするかという観点から決めてください。

モニターにヒアリングして検証する

「よし、提供する商品・サービスが決まった。
さっそくこれで起業しよう!」と気持ちになるのは分かりますが、
その前にやるべき重要さ作業がおれです。

自分が考えた商品・サービスは世の中に
求められているに違いないと自分では思っていても、
実際にお客さまはそうは思っていないかも知れません。

実はここで間違えたために、後で躓く人が多いのです。
実際に販売してみると、ほとんど反応がない
「おかしいな?」と思っても遅いのです。

この段階での手間を省いたために、
そのツケが後から来たのです。
ここは商品・サービスを考える正念場とも言える大事な段階なのです。

この段階でやること、それは極めて単純なことです。
実際にその商品・サービスを提供しようと思っている
ターゲットの人たちに、次のような点についての意見を聞いてみることです。

このような商品・サービスがあったら
お金を出して買いたいと思いますか?
なぜ買いたいと思いましたか?

価格がいくらくらいだったら買いますか?
もっと改善すべき点、付け足すような点はどんな点ですか?

人数が少ないと偏った意見のなる可能性があるので、
少なくとも10人くらいには聞いてみましょう。

ヒアリングした結果、多くの人が買うと言っていた
という多数決だけで決めるのはリスクがあります。

「なぜ買いたいのか?」「いくらだったら買うのか?」
このような質問から相手の本音を探り出し、
本当にいけるかどうかを判断してください。

したがって、アンケートを作成して、
それに回答してもらうようなやり方ではなく、
相手にお会いし対面でヒアリングしてください。
回答するときの表情や話し方から相手の気持ちを推測することができます。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“まずは、心の中で思うこと
それが、すべての始まり”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp