年末だからこそ“幸福学”から起業を考える!


こんにちは

50代・60代の起業を応援している大場保男です。

 

「人生50年」と言われた時代と違って

人生を2度生きられるほど長生きできる時代の私たち

 

長~い第二の人生を、自分らしさを活かして

豊かに生きるための起業のノウハウやヒントをお伝えしています。

 

先日、金太郎が産湯を使ったという夕日の滝近くの

おばあちゃんたちとクリスマスの会をやりました。

 

 

写真は、95歳の「おりんこ」さん

新聞は裸眼で読んでいるし、畑の草取りもやっています。

私たちと話していても、冗談もポンポン飛び出してきます。

 

私もこんな年齢の取り方をしたいものだと

「おりんこ」さんから沢山の刺激を受けました。

春になったら一緒に山菜摘みをしようと計画しています。

 

 

さて、今日のテーマは
「年末だからこそ“幸福学”から起業を考える!」です。

 

 

あなたは何のために起業するのですか?

と問われたら、何と答えますか?

 

 

定年退職後の生活が心配だから。

自分のやりたいことをやりたいから。

ノルマに追われる生活はコリゴリだから。

自分の能力をもっと活かしたいから。

 

 

このように、人によって様々な答えがあるでしょう。

 

 

では、あなたは

何のために生きていますか?

と問われたら何と答えますか?

 

 

あまりにも漠然とした質問なので

何と答えたらいいか困りますね。

 

 

私たちは幸せになるために生きているという前提のもとに、

幸せとは何かを考える“幸福学”という学問があるそうです。

 

 

“幸福学”によると

人が幸せになるためには

次の3つの要素が必要だと言われています。

 

 

一つ目が“自己成長”です。

自己成長とは、昨日の自分と今日の自分を比べることです。

自分と他人を比べることではありません。

 

 

自分と他人と比べると

そこには、嫉みや妬み

傲慢さや優越感が生まれます。

これらの感情は、幸福感にはつながりません。

 

 

成功ではなく、自分の成長を目指す起業

それが幸せにつながります。

自己成長を目指していけば、結果として成功につながります。

 

 

幸せになるための二つ目の要素が“人間関係”です。

 

 

私たちは時々夫婦ケンカをします。

数日間、口をきかないこともあります。

良い気分ではありません。

 

 

一番身近な存在である家族との関係

これがうまくいっていないと

幸せとは程遠い気持ちになりますね。

 

 

ビジネスは、お客様、取引先

協力者など、様々な人との関係の中で行われます。

これらの人たちと良い関係のもとに

事業を行うことができると幸せにつながります。

 

 

定年後の何もしていないと

急に老け込んでしまう

場合によっては早死にしてしまうというケースがあります。

 

 

定年によって、今までのような人間関係が

途切れてしまう、これが大きな原因だと言われています。

だから、社会とのつながりを維持するために起業するという方もいます。

 

 

起業して、お金という財産を蓄える、これも必要なことですが、

信頼で結ばれたお客様という財産を蓄える、これが幸せにつながります。

 

 

幸せになるための3つ目の要素が社会貢献です。

社会貢献というと大げさに聞こえますが

社会貢献とは人の役に立つことと考えればいいと思います。

 

 

私たちは、人に喜んでもらうと

そのことが自分の大きな喜びにつながります。

“ありがとう”と言われると、本当に嬉しくなります。

 

 

それは、私たちは喜ばれることによって

喜ぶように作られているからです。

 

 

幸せになるために3つの要素

自己成長、人間関係、社会貢献

これらは互いにつながっています。

 

 

人に喜ばれることをする

そのことによって、良い人間関係が出来る

それが自己成長につながる

 

 

このような起業ができるならば

私たちは幸せな人生を送ることができるでしょう。

 

 

私たちは、幸せになるために生きています。

だったら、幸せになるための起業を目指しましょう。

 

 

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

 

 

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)

福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 

“できると信じるか

    やらないで終わるか”

 

 

宜しかったら、この記事に

「いいね」や「シェア」していただくと大変嬉しいです。

 

 

私の著書のご紹介

 

“本当に「やりたいこと」を見つけて

ビジネスにしていく手法とは?”

 

600件を超える起業相談を踏まえて

50代・60代のための起業のノウハウをまとめた本です。

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追 伸

 

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【発行元】

合同会社 環り愛(MEGURIAI)代表

経済産業大臣登録中小企業診断士     大場保男

 

仕事とは

人や社会に対する愛の表現である

このような価値観を共有する人たちとの

ネットワークの輪を広げ

愛が環る社会をつくりたい

「合同会社 環り愛」の願いです

 

【連絡先】

yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

090-5521-7427

 

【WordPressブログ】

ライフワーク起業            https://lifework-kigyo.net

地域の元気が日本を変える   https://syotengai.net

 

【Facebookページ】

世界で一番小さな放送局      http://fb.com/hosokyoku

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起業に成功する早道を一つだけ挙げるとしたら…


こんにちは

50代・60代の起業を応援している大場保男です。

「人生50年」と言われた時代と違って

人生を2度生きられるほど長生きできる時代の私たち

 

長~い第二の人生を、自分らしさを活かして

豊かに生きるための起業のノウハウやヒントをお伝えしています。

 

さて、今日のテーマは
「起業に成功する早道を一つだけ挙げるとしたら…」です。

 

イトーヨーカドーの創業者である伊藤雅俊さん

彼の「商いの道」という本にこんなことが書いてありました。

 

“商いだけでなく、もの作りの道でも、芸術の道でも

「人生に成功する早道を一つだけ挙げろ」と聞かれたら

私は、「どれだけ人間が好きか」ということを挙げます。

 

 

人間が生きている様子、泣いている様子、

笑っている様子、怒っている様子、喜んでいる様子、

人間のすべてをながめて、すべてに係わりたいと考えている人は

 

 

半ば成功したも同然です。そういう人は

お客さまの気持ちがよく分かり、好みにピッタリ

合ったものをお客さまにご提案できるからです。”

 

 

私は、かつて化粧品会社に勤務していて

1年半ほど化粧品のセールスをやりました。

来る日も来る日も住宅街を飛び込みセールスです。

何軒訪問しても、化粧品はまったく売れませんでした。

 

 

「〇〇化粧品はいかがでしょうか?」

「間に合っています!帰ってください」

「それでは、また来ます。失礼しました」

 

 

この繰り返しですから、売れるわけはありません。

なぜ、そうなってしまったか?

私は、お客さまにまったく興味がなかったのです。

 

 

興味があれば、「どちらの化粧品をお使いですか?」

とか、色々と質問が出るはずです。質問すれば、それが会話のきっかけになり、

セールスの糸口につながるかも知れません。

 

 

伊藤雅俊さんの言葉を読んで

自分が売れないセールスマンだった

根本的な原因はこれだ!とハタと思い当たりました。

 

 

売上げとは何でしょうか?

私たちは、お客さまに商品やサービスを販売して

お客さまに価値を提供し、それに満足し喜んでいただいた

対価としてお金をいただく、それが売上げですね。

 

 

提供する商品やサービスを通して

お客さまの幸せな生活に貢献しているのです。

つまり、商売や事業とはお客さまに幸せになっていただくことです。

 

 

そのためには、私たちが対象としているお客さまが

毎日の生活の中で、何に困っているのか、何に悩んでいるのか

これを突き詰めて考えること、ここが大きなポイントになります。

 

 

そして、お客さまに満足していただき

喜んでいただき、「ありがとう!」と言われる。

これこそ、商売や事業の醍醐味ではないでしょうか。

 

 

その前提になるのが、お客さまを好きになること

そうすれば、“半ば成功したも同然”と伊藤雅俊さんは言っています。

 

 

起業相談をやっていると

「自分の商品は…」とか「自分のお店は…」とか

自分のことばかりで、お客さまのことが

視野に入っていない人がとても多く感じられます。

 

 

もう一度、“お客さまを好きになること”

このことの意味を問い直してみたいと思います。

 

 

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

 

 

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)

福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 

“これは何のチャンスだろう
                                               と考える”

 

 

宜しかったら、この記事に

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追 伸

 

このブログをご覧になっている方に、

50・60代のライフワーク起業マニュアルをプレゼントしています。

 

私の600名を超える起業相談を踏まえ、

起業の最も重要な3つのポイントをまとめた

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無料ですので、下記のURLを

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【発行元】

合同会社 環り愛(MEGURIAI)代表

経済産業大臣登録中小企業診断士     大場保男

 

仕事とは

人や社会に対する愛の表現である

このような価値観を共有する人たちとの

ネットワークの輪を広げ

愛が環る社会をつくりたい

「合同会社 環り愛」の願いです

 

【連絡先】

yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

090-5521-7427

 

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“仕事とは人に対する愛の表現である!”ってどういうこと?


 

こんにちは

50代・60代のライフワーク起業を応援している大場保男です。

 

今日のテーマは

 

「ユダヤ人大富豪の教え」という

本田健さんが書いた有名な本があります。

 

この中にこんなことが書いてあります。

 

ライフワークとは、人生の質を表現する方法だ。

君が生まれ持っている人間としての喜びと愛を

どんな仕事を通して表現したいかだ。

 

どんな職業を選んでも、すべては君の仕事は

他人への愛の表現だということに気付いてもらいたい。

 

監獄から起業した囚人の本当にあったこんな話があります。

 

気が荒くて手が付けられない囚人、

ところが、ある日から急に静かになった。

囚人の監房から雀の鳴き声が聞こえてくる。

 

そのうち、囚人はカナリアを飼っていいかと願い出た。

それが許された囚人、一生懸命カナリアの生態を観察した。

その観察記録がカナリアの専門雑誌に載った。

 

そうしたら、実に愛情を持ってこまやかにカナリアを観察していると、

たちまち世界のカナリア愛好家の評判になった。

 

女の人から手紙が来るようになり、結婚の申込みを受けた。

その時はじめて、監獄にいると打ち明けた。

 

しかし、あなたはそれだけ愛情深い人だから、

ぜひ奥さんにして欲しいと言われ、2人は婚約。

 

そのうち、こういう餌を食べさせると良い声が出るという研究を発表。

世界中からその餌を譲って欲しいという注文が殺到。

婚約者に餌を作る会社を作るように言った。たちまち金儲けが出来た。

 

監獄にいながら、世界的なカナリア学者になり、婚約もでき、

しかも金儲けも…。

 

愛を注げる対象が見つかった途端、乱暴な囚人が創造を始めた。

愛のあるところには、監獄の中ですら、立派な創造が営まれるのだ。

 

いかがでしたか?

これは実話だというのですから面白いですね。

 

マーケティングの基本は

常にお客さまの視点から考えることですね。

 

そのためには、お客さまに関心を持ち

お客さまの喜ぶ姿を思い続けること

 

なによりも、このことが最も大切であり

これこそ、私たちの仕事の原点であり、ミッションだと思います。

 

ちなみに私の名刺には、こんな言葉を書いてあります。

 

仕事とは、人や社会に対する愛の表現である。

このような価値観を共有する人たちとの

ネットワークの輪を広げ、愛が環る社会をつくりたい。

 

今回は以上です。

 

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)

福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 

 “比較とは、他人とではなく

     なりたい自分とするもの”

 

追 伸

 

「50代・60代のためのライフワークのススメ」

この本は3月5日からは書店でも販売が始まりました。

アマゾンに5つ星のレビューがあり

こんなコメントが書かれていました。

 

シニア・準シニア層にターゲットを絞った優れものの一冊。

ご自分の経験、起業成功者、反面教師等の

事例を十分に描かれているのでとても分かり易い。

又具体的なアクション日程、日報の重要性も

記載されておりここまで描かれた起業本は見た事がありません。

 

これを読んでとても嬉しく

本を書いて良かったとしみじみ思いました。

 

ぜひ、起業を考えている

多くの方にお読みいただきたいと思います。

 

ライフワーク起業ナビゲーター

経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男

yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

起業によって得られる4つのこととは?


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

コミュニティ・ビジネスを立ち上げるための
集まりがあったので参加してきました。

本をテーマにしたコミュニティ
シニアのためのサロンなど地域の課題を
解決するための様々なプレゼンテーションがありました。

そこで感じたこと、
それは、同じような想いを持った人たちとの
コラボレーションの大切さです。

課題を共有して、人と人がつながっていく
私も原点に立ち返って考えてみたいと思いました。

さて、今回は「起によって得られる4つのこととは?」です。

会社員の時の意識を変えないと
     起業はリスクが極めて高い!

会社員として仕事をするのと、
独立起業して仕事をするのでは、全く違います。

会社員としての意識のままで仕事をしている人が多く見られ
このような人たちが失敗するのです。

・自分がいた会社の価値観と世間の価値観の間にズレがあることに気が付かない人
・会社員時代の肩書で人に接する人
・会社という看板ではなく、「私」という一個人で仕事をする覚悟が出来ていない人
・資金計画が杜撰で、用意した資金が底をついてしまい、息切れしてしまう人
・絶対売れるという自己満足だけを頼り、集客の方法をきちんと考えない人

リスクが付き物の起業ですが、
起業には、こんな素晴らしさがあります。

起業によって得られる4つのこと その1  自己実現

一つ目は、生きている意味を実感できる「自己実現」です。

起業とは、自らの可能性を最大限に発揮しようとしている状態、
つまり夢に向かってチャレンジしている状態です。

そのプロセスそのものが自己実現というわけですね。
「楽をして稼ごう」というのとは、対極にある世界です。
チャレンジしたその先には、大きな感動があります。

起業によって得られる4つのこと その2  自己成長

二つ目は、できなかったことができるようになるという「自己成長」です。

他人と物事は思い通りになりません。
しかし自己を変革、成長させることは無限にできます。

思い通りにならないことが自己成長につながるのです。
成長とはいかなる困難が降りかかってこようとも、
それを乗り越えていくことができるようになることです。

起業はいつも楽しいことばかりではありません。
苦しい時期、大変な時期があります。

そんな時期こそ、
自分が成長できる絶好の機会であると考えることが大切であり
それが自分の財産になると福島先生は言っているのですね。

起業によって得られる4つのこと その3  価値創造

三つ目は、社会において求められる
価値の維持・創造をするという「価値創造」です。

それは理想的な社会に向けて、他人や社会のために尽くすことです。

尽くすとは
自分以外の人に喜んでいただけるような
価値を提供することであり、それによって感謝されることです。
尽くすことで売上げも上がりますが
それ以上に感謝という最高の報酬を得ることができます。

私が勤務していた化粧品会社のモットーの一つが、
「喜ばれることに喜びを!」でした。
他人や社会のために尽くして喜ばれる
これこそ生きていることの本当の喜びなのですね。

起業によって得られる4つのこと その4  社会調和

四つ目は、まわりの人や社会と
調和しながら生きるという「社会調和」です。

他人を信頼して支援することによって
自分も支援され共存共栄していくことです。
お客様との関係ばかりではなく、同業他社とも
地域や社会とも共存共栄していくことができます。

人とのつながり、社会とのつながりが大事です。
つながりやネットワークを通して社会に貢献していく
これが起業成功のポイントの一つであり
充実した人生に必要なことなのですね。

逆に考えるならば
売上げを上げる、もっと儲ける
このようなことをいつも考えるよりも

起業によって得られる4つのことを
考える方が、結果として起業の成功につながりやすいのです。

なぜなら、そこには人間存在の基本である“愛”があり、
共感と信頼を生み出していくことができるからです。

「自己実現」「自己成長」「価値創造」「社会調和」
この4つのキーワードを常に念頭において
自分のビジネスを考えていくことが何よりも重要だと思います。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“自分に起きてもないことで不安になるより
自分が起こしたいことでワクワクする”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

 

 

 

利益の追求を目的にしてはいけないのか?


 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

西郷隆盛と勝海舟の江戸城無血開城の
事前の交渉を駿府で西郷と行ったという山岡鉄舟
西郷をして、次の言葉を言わしめたのが山岡鉄舟でした。

命もいらず 名もいらず
官位も金もいらぬ人は、始末に困る人なり

この始末に困る人ならでは、
艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり

山岡鉄舟は、剣の達人にして、禅を極めた人物
坐禅をしたまま亡くなり、門人の中田誠実がその姿を
涙ながらに写生したのが「鉄舟の座脱」の図です。

山岡鉄舟のお墓は、谷中の全生庵に
落語の名人、三遊亭円朝のお墓とともにあります。

鉄舟も円朝も、そして西郷も
参禅し、人間性を磨いた人たちでした。

若いころ、禅寺に入り浸っていた私は
人間性を磨くより、そこで酒ばかり飲んでいました。

さて、今回のテーマは
「利益の追求を目的にしてはいけないのか?」です。

商店街の店主との会話

「オヤジさん、何のために商売やっているの?」
商店街の店主に、こんなことを聞きました。
すると、こんな答えが返ってきました。

「何のためって、そりゃ商売やって稼がなきゃ
女房も子供も喰わせられないからやってるんだよ。
そんなこと当たり前だろう、何で聞くんだよ?」

人に喜ばれることが生きがいの源泉

私は若い頃、化粧品会社のサラリーマンでした。
その会社では“喜ばれることに喜びを”
ということをとても大事にしていました。

この言葉を聞いても、その頃は「そんなものか
な」と思っていましたが、年齢を重ねてくると、
“人間の本質”を突いた言葉だと思うようになりました。

「商売やって稼がなきゃ、女房と子供を食わせられないだろう」
と答えていた商店街のオヤジさん、そうは言いつつも、
お客さまが喜んでくれることに無上の喜びを感じている人でした。

あのオヤジさんだけではありません。
色々なお店の人に、「今まで商売をやっていて
嬉しかったことはなんですか?」と質問すると、

大半の店主たちが「お客が喜んでくれて、
“ありがとう”と言われたとき」と答えるのです。

人間はもともと、人のためになること、
人に喜んでもらうことに悦びを感じるように
創られているという説を唱えている人もいます。

色々な人を見ていると、
これは一つの説にとどまらず、真理のように思います。

このように考えると、誰にも共通する
「やりたいこと」とは、人に喜ばれることではないかを思います。

したがって、「やりたいこと」で起業を考えるならば、
個々の「やりたいこと」を通して、人の役に立つには
どうしたらいいのかということを考えていくことが必要でしょう。

利益追求は、ビジネス継続のための手段

ビジネスにおける利益追求と顧客満足、どちらを重視すべきか。
公共機関や公共団体ではないから、利益追求を重視しなければならない、
いやそうではない、色々な意見があります。

私たちは呼吸しなければ生きていくことはできません。
では、呼吸することが生きている目的でしょうか。
呼吸は目的ではなく、生きていくために必要な手段ですね。

利益もそれと同じように考えればいいと思います。
利益がなければ、商品の仕入れも、家賃も従業員の人件費も払えない。
だから、商売を継続させるためには利益は必要です。

利益がなければ商売は継続できません。
したがって利益をしっかりあげる、つまり儲けることは必須です。

そのためにビジネスモデルづくりが必要なのです。
儲けることに罪悪感を抱いてはいけません。

利益追求は商売継続のために手段、
目的はお客さまに満足していただくこと、
これがライフワークの基本的な考え方です。

喜んでいただいた、役に立った対価が売上げ

開業したばかりの居酒屋に行ってみる。
店内はガランとして客は誰もいない。

今日は私が一人客として入店したけれど、
一人も客が来ない日もあるという。

そんなときは、やることがないので
店内のテレビを見ているけれど、
番組の内容なんて全然頭に入って来ない。

このままお客さんが来なかったらどうしよう、
今月の創業融資の返済はどうしよう、
そんなことばかり考えてばかりいると言うのです。

あるコメ屋の店主、以前同じ地域にスーパーが出来たとき、
そこでもコメを販売しているからと、自分の店のチラシに
スーパーの場所を表示した地図を載せたました。

「なぜ、そんなことをしたのですか?」と聞くと、
「黙っていても、客はそのスーパーに行くだろう。

だったら親切に場所を教えてやった方が
いいと思ったからだよ」と笑顔で答えていました。

この店主、「明日はどんなことをして
お客に喜んでもらおうと考えると、
ワクワクして早く明日が来ないかなと
思いながら布団に入る」と言っていました。

この店、繁盛店であることは言うまでもありません。

売上げとは、お客さまに喜んでいただいた、
役に立った対価としていただくものです。

お客さまが来なくて売上げがゼロだったら、
どうしたら喜んでもらえるか。どうしたら
それを知ってもらえるかを徹底的に考えることが必要なのです。

お客さまが来なくて焦る気持ちは分かりますが、
それでは何の解決にもならないのです。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“制約条件の中に、今までにない発想がある

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

起業を成功させる基盤は自分のワクワクを明確にすること!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
シニア世代のライフワーク起業を応援しています。

この間の日曜日に
南足柄の金太郎の生家跡がある地域の
おばあちゃんたちと、山菜などを料理して
食べながら交流する会に行って来ました。

もう、5~6年は続いている会ですが、
おばあちゃんたちのパワーには圧倒されます。

自然の中でゆったり暮らしていることが
パワーの源なのかも知れませんね。

さて、今回のテーマは
「起業を成功させる基盤は
自分のワクワクの源泉を明確にすること!」です。

“ライフワーク起業の家”とは何か?の復習

「自分のワクワクの源泉を明確にする」という
基盤の上に建つ4階の家、それが“ライフワーク起業の家”です。
復習の意味で、もう一度振り返ってみましょう。

基盤→自分のワクワクの源泉の明確化

まず、一番大事なのは「自分のワクワクの源泉を
明確にする」という家を建てる基盤の部分です。

これこそが、自分自身を深く知り
本当のモチベーションの源を見つけ
高いパフォーマンスを発揮することにつながります。

どんなビジネスが自分に向いているのか
どんな仕事をしているときが最も成果が出せるのか

自分の幸せや充実感をもたらしてくれるものは何か
を明確にする最も重要な部分です。

1階→ビジネスの根幹の明確化

いかに自分がやりたいことであっても
次の3つの要素を満足させたいと事業はうまくいきません。

〇人が求めている
〇人が喜ぶ
〇時代の流れ

つまり、誰にどんな価値を提供するのか
ポジショニングをどこに設定するかを明確にするとともに

事業を通して、どのような
ミッションやビジョンを追求していくかを
具体的に描いていくのが、この1階の部分です。

2階→ビジネスモデル

ビジネスの根幹を明確にしたならば
これをビジネスモデルに落とし込んでいきます。
そのためには、ビジネスモデルキャンパスというフレームを使います。

これによって、次の9つの要素でやりたいことを
見える化することができ、起業化したいことを体系化することができます。

9つの要素とは
1 顧客価値   2 提供価値
3 チャネル   4 顧客との関係

5 収入の流れ  6 主なリソース
7 主な活動   8 キーパートナー
10 コスト構造

3階→事業計画書

ビジネスモデルを
事業計画書という形態に落とし込んでいきます。

事業計画書は、協力者や協力企業に説明するとき
金融機関から起業のための融資を受けるときに
必ず必要になるもので、自分の事業の羅針盤とも言えるものです。

また、実際に起業する前に
この事業計画書を多くの人に見てもらい
意見を聞くことが、きわめて重要です。

4階→アクションプラン

何を、いつまでに、どのようにやるのか
という行動計画です。

実際に行動を起こさなければ
現実は1ミリも動きません。
動いてこそ、次の現実が見えてくるのです。

アクションプランに基づいて
PDCAを回していきます。

これを確実にやっていくには
そのためのツールが必要です。

1階部分のビジネスの根幹の明確化
については、前回まで11回にわたって
ご紹介してきました。

次は、一番大事な「自分のワクワクの源泉を
明確にする」という家を建てる基盤の部分
についてのご紹介です。

好きなことで起業すると、なぜうまくいく?

起業したいけれど、
どんな仕事で起業したらいいか分からない

起業したい仕事は決めているけれども
本当にこれで起業していいのか悩んでいる
こんな人が多いのが事実です。

その人に一番合った仕事は何か?
成功するにはどんな仕事で起業したらいいのか?
その答えは、自分が心からワクワクすることで起業すること

それがこの世で自分がやるべき仕事であり
社会に貢献できる分野なのです。

オリンピック選手のコーチングで有名な
あるコーチによると、目標設定の95%が実現しない理由

それは立てた目標が自分の本当に
やりたいことではないからだ、ということです。

自分のやりたいこと
ワクワクすることをやっていれば
毎日が楽しくなります。

楽しいから工夫が生まれます。
人を惹きつけることができます。
だから成功の可能性が高くなります。

私は、このことをアメリカの
マイク・マクナマスが開発した
「SOURCE」という手法に出会うことで知りました。

私と同じように、「SOURCE」の手法に出会った
本田健さんは、本を書いて多くの人が幸せに
生きることに貢献することだと気づき
今では多くの本を執筆して大活躍されています。

本田健さんは、“ライフワークとは
人生の質を表現する方法だ。君が生まれ持っている
人間としての喜びと愛を、どんな仕事を通して
表現したいにかだ”と述べています。

さらに彼は、“ワクワクしながら情熱を
傾けられるものを見つけることが
すべての問題を解決できる万能薬のようなキットですよ。

それさえあれば、あなたに必要なものは
全部手に入りますよ”と言っています。

では、自分が心からワクワクすること
自分の本来の才能や使命は、どのように
見極めたらいいのでしょうか?

次回は、このための重要な
お知らせがあります。ぜひ期待していてください。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “仕事とは、理念を実現すること”

追 伸

現在、400の起業事例から導き出された
50代、60代で起業するなら
絶対知っておくべき最も重要な3つの成功ポイントをご紹介した
「シニアの起業成功マニュアル」という
48ページのマニュアルの無料プレゼントを行っています。

お陰様で、読んでいただいた方には大変ご好評をいただいています。

これから起業するシニアの方が
一人でも多く読んでいただきたいマニュアルです。
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詳しい内容が分かるようになっています。
ぜひ入手してください。

経済産業大臣登録中小企業診断士
ライフワーク起業ナビゲーター
          大場保男
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 “適切な質問”が起業を成功に導く!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

今週の月曜日に行って来た八幡町商店街
八王子と西八王子の中間の甲州街道沿いにあるこの商店街
かつては八王子の中心商業地であり、歴史のある老舗が多くあります。

中でも繊維の町だった八王子の歴史を
今に伝えているのが橋本要助商店
明治19年創業というこの店、繊維には欠かせない染料の店なのです。

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どこにでもあるチェーン店で
溢れている商店街が多いなか
このような歴史を感じさせる店があるのは嬉しいことです。

さて、今回のテーマは
「“適切な質問”が起業を成功に導く」です。

ヘンリー・フォードの自分への問い掛け

自動車があまり普及していなかった時代
自動車メーカーの最大の関心事は性能の向上でした。

しかし、ヘンリー・フォードだけは
「どうすれば大量生産できるか」と考えました。

フォードは、
なぜこのような問い掛けをしたのでしょうか?

彼は、自動車の性能を高めて
一部の人のものにするのではなく
もっと多くの人に自動車を普及させたかった。

そのためには、もっと安価に
大量に生産しなければならない。
どうすれば、それが可能になるのか?
それが彼の自分への質問だったのです。

フォードが成功した原因
それは、適切な質問を設定して
その回答を徹底して考えからです。

人生で最も重要な質問とは?

起業と考える場合
市場ニーズはどこにあるのだろうか?
誰をターゲットにすればいいのか?

私たちは、このような質問を
自分自身にぶつけて回答を得ようとします。

しかし、その前にもっと大事な質問があります。
それが次の3つです。

1 私は誰なのか?
2 私の人生は何のためにあるのか?
3 私は何をやるべきか?

私たちの存在そのものへの問い掛けから
起業を考えていくことが必要です。

なぜなら、私たちには仕事を通して
果たすべきミッションがあるからです。

これを明らかにしていくこと
それがライフワークにつながっていきます。
ミッションを果たしていくという
強いモチベーションが起業を成功に導いていきます。

そして、これを果たしたとき
私たちの人生は充実したものになります。

起業を成功させるために
人生を充実したものにするために
ぜひ、この3つの質問から起業を考えてください。

私は誰なのか?
私の人生は何のためにあるか?

そんなことを言われてもなぁ…、
と頭を抱え込んでしまう方もいるでしょう。

そんな場合は、次の質問に答えてみてください。

「もし、お金の心配がなかったならば
あなたは何をしたいですか?」

これがあなたの人生の目的なのかも知れません。

顧客の視点から質問を考える?

私の知合いの米屋さが
こんなことを言っていました。

毎晩、寝る前に
明日はどんなことをしてお客さんに喜んでもらうおうか?
こんなことを考えるとワクワクしてくる。

ところが私たちは
売上げをどう上げていこうか?
利益をどう確保していこうか?

このようなことを自問自答して
満足のいく回答が得られずに
モヤモヤした気分で毎日を送っています。

自分への質問を
「何が自分の特になるか?」から
「どうすれば顧客や社会の役に立てるか?」に変えることによって
成功する起業のための適切な質問になります。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “結果が気にならないほど夢中になると
                結果が出る”

追 伸

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起業によって得られることは何か?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

わが家の庭のコンクリートの
わずかな土の部分より
ドクダミが花を咲かせています。

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ドクダミには、動脈硬化や高血圧の予防
糖尿病や冷え性の予防など
様々な効能があると言われていますが、

一番の効能は
老廃物や毒素を体外へ排出するデトックス作用だそうです。

雑草のように生えているので
あまり有難味を感じませんが、実は凄い植物なんですね。
人間にも目立たないけど実は凄い人、こんな人がいますね。

さて、今回は「起業によって得られることは何か?」です。

会社員の時の意識を変えないと、起業はリスクが極めて高い!

このブログで何回も言っていますが、
起業して3年後まで生き残れるのは
たった3割、7割が生き残ることができません。

会社員として仕事をするのと、
独立起業して仕事をするのでは、全く違います。

会社員としての意識のままで仕事をしている人が多く見られ
このような人たちが失敗するのです。

・自分がいた会社の価値観と世間の価値観の間にズレがあることに気が付かない人
・会社員時代の肩書で人に接する人
・会社という看板ではなく、「私」という一個人で仕事をする覚悟が出来ていない人
・資金計画が杜撰で、用意した資金が底をついてしまい、息切れしてしまう人
・絶対売れるという自己満足だけを頼り、集客の方法をきちんと考えない人

リスクが付き物の起業ですが、
起業には、こんな素晴らしさがあります。

今回、私がメンターとして師事している
(私が勝手にそう思っているだけです)福島正伸先生の
起業のついての考え方をご紹介します。

起業とは社会に貢献し、人に喜ばれること!

起業するとは、いったいどういうことか?
福島先生は、著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。苦労の先にある
いくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

起業のよって得られる人間として大事な4つのこと

福島先生は
こんな考え方で起業すると
人間として大事な4つのことを
得ることができると言っています。

人間として大事な4つのこと その1  自己実現

生きている意味を実感できる「自己実現」です。

起業とは、自らの可能性を最大限に発揮しようとしている状態、
つまり夢に向かってチャレンジしている状態です。

そのプロセスそのものが自己実現というわけですね。
「楽をして稼ごう」というのとは、対極にある世界です。
チャレンジしたその先には、大きな感動があります。

人間として大事な4つのこと その2  自己成長

できなかったことができるようになるという「自己成長」です。

他人と物事は思い通りになりません。
しかし自己を変革、成長させることは無限にできます。
思い通りにならないことが自己成長につながるのです。
成長とはいかなる困難が降りかかってこようとも、
それを乗り越えていくことができるようになることです。

起業はいつも楽しいことばかりではありません。
苦しい時期、大変な時期があります。

そんな時期こそ、
自分が成長できる絶好の機会であると考えることが大切であり
それが自分の財産になると福島先生は言っているのですね。

人間として大事な4つのこと その3  価値創造

社会において求められる価値の維持・創造をするという「価値創造」です。

それは理想的な社会に向けて、他人や社会のために尽くすことです。

尽くすとは
自分以外の人に喜んでいただけるような
価値を提供することであり、それによって感謝されることです。
尽くすことで売上げも上がりますが
それ以上に感謝という最高の報酬を得ることができます。

私が勤務していた化粧品会社のモットーの一つが、
「喜ばれることに喜びを!」でした。
他人や社会のために尽くして喜ばれる
これこそ生きていることの本当の喜びなのですね。

人間として大事な4つのこと その4  社会調和

まわりの人や社会と調和しながら生きるという「社会調和」です。

他人を信頼して支援することによって
自分も支援され共存共栄していくことです。
お客様との関係ばかりではなく、同業他社とも
地域や社会とも共存共栄していくことができます。

人とのつながり、社会とのつながりが大事です。
つながりやネットワークを通して社会に貢献していく
これが起業成功のポイントの一つであり
充実した人生に必要なことなのですね。

今回は以上です。

追 伸

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あなたの提供価値は人間の根源的な欲求を満たしているか?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

わが家に一足早く春が来ています。
居間の鉢植えの河津桜が満開なのです。

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今月初めに千葉県の道の駅で
買って来たときは三分咲き程度でしたが
今は写真のような状態です。

外は寒くても、桜の花を見ていると
何やら、心がほっこりしてきます。

さて、今回のテーマは
「あなたの提供価値は人間の根源的な欲求を満たしているか?」です。

顧客が望んでいる商品を考える2つのアプローチ

前回、「顧客が望んでいる商品を考える」
について、2つの方向からのアプローチをご紹介しました。

1つ目は、顧客の悩みや困りごとから考えるアプローチです。

2つ目は
人間の根源的な10の欲求から考える
アプローチです。

ジェフリーラント博士によると
人間の根源的な欲求は
次の10個です。
これらの欲求を満たしていくことが
価値=商品の提供につながります。

したがって、新しい価値を考えていく場合
これらのどの欲求を満たしていくのかを
考えていくことが必要です。

1 経済的な安定が欲しい
2 健康が欲しい
3 愛が欲しい
4 安全(安心)が欲しい
5 救済が欲しい
6 自尊心(名声・尊敬が欲しい)
7 帰属意識(コミュニティや仲間との調和が欲しい)
8 独立したい
9 性的な満足が欲しい
10 美貌・個人的な魅力を上げたい

今回は、この10個の根源的な欲求の
一つひとつについてはご紹介していきます。

1 経済的な安定が欲しい

まずは、“お金”に代表される経済的な安定
資本主義社会の世の中に生きている私たちにとって
“お金”は極めて重要な要素の一つです。

したがって、経済的に得になる話には敏感になります。

スーパーの特売のように
安く商品を提供すれば、お客様は買っていくかも知れません。
しかし、価格競争の泥沼にはまったならば
ビジネスを継続させていくことは困難です。

どうすれば、顧客の経済的な欲求に応えていくことができるか?
構造的に考えて低コストでの提供を考えていくことが必要です。

例えば、プリンターのインクのようなリサイクル
例えば、産直販売のような流通経路の短縮化などが考えられます。

2 健康が欲しい

健康は、誰しもが望む本質的な欲求の一つであり
多くの商品が健康をテーマに開発されています。
また、世の中には健康に関する情報が溢れています。

したがって、健康を真正面に取り上げて
新しい価値を提供するのは
難しいかも知れません。

他の欲求とともに健康欲求にも応えられる
という方向で考える方がいいと思います。

畳屋さんの例です。
畳には防虫剤や防カビ剤が使われているそうです。
そうなると、安心や安全の面で心配になります。

したがって、防虫剤や防カビ剤を使わない
安全・安心で健康的な畳の提供という価値観の提供が考えられます。

3 愛が欲しい

人は誰もが
他人が自分のことを愛していることを願っています。
愛を手に入れたいというのは、誰もが反応しやすい
根源的な欲求の一つです。

誕生日プレゼント
クリスマスケーキ
これらは、家族への愛の表現です。

あなたの商品・サービスを
愛という観点から考えたならば
どんな付加価値が必要でしょうか?

4 安全(安心)が欲しい

人は危険を避けて
安全な状態になることを望みます。
したがって、安全・安心を前面に打ち出した商品が多く見られます。

特に、小さなお子さんや高齢者の場合
日常の生活の中に潜んでいる危険要素を
探り出して安全・安心な商品・サービスを提供すること
この方向で考えることも有効ですね。

5 救済が欲しい

人は誰かに救ってほしいと考える存在でもあります。
そのための宗教があり
自己啓発セミナーに参加する人も大勢います。

心の癒し、コーチングなどのセミナーや出版物
あるいは個人指導やコンサルティング
これからも、この欲求に根差した
商品やサービスは沢山出てくるでしょう。

6 自尊心(名声・尊敬が欲しい)

他人から尊敬されたくない、名声を得たくないという人は
あまりいませんね。
やはり、誰しも名声や尊敬が欲しいのです。

世の中の役に立ちない
社会に貢献したいという理由での起業

この心理の底流には
自尊心があることは間違いないでしょう。
でも、だからいけないことだということは全くありません。

このようなことで人に喜ばれましょう。
しかも収入にもなりますというセミナーなどは
これからも有望だと思います。

7 帰属意識(コミュニティや仲間との調和が欲しい)

人間は、太古の昔から
グループを作って行動していました。
一人では生きられないからです。

したがって、独りぼっちになることに
恐怖を覚えるというのも根源的な欲求です。

仲間意識を高める
あるいは仲間であることを確認できる商品やサービス
この観点から発想することも必要です。

あるいは、商品を購入した人たちとの
コミュニティをつくる、これも大切なことです。

8 独立したい

帰属意識とは反対に
独立して誰にも頼らずに生きていきたい
あるいは、独りぼっちになりたい
という欲求もあります。

隣の席との間に仕切りを入れて
見えないようにしているラーメン屋
この欲求に応えているのかも知れませんね。

組織の煩わしさに捉われたくない
独立・起業を目指している人の中には
こんな人も多いと思います。

9 性的な満足が欲しい

私たちのあらゆる行動には
性的な欲求が隠されていると言われています。

性的な欲求の充足を
前面に打ち出した商品やサービスもありますが
これはやや例外なビジネスでしょう。

ビジネスを考える場合
セクシーさという要素も無視できません

10 美貌・個人的な魅力を上げたい

いつまでの若々しく、魅力的でありたい
と思う気持ちは万人共通のものです。

特にこれからは
高齢者の間で、この欲求の求める傾向がますます強まるでしょう。
いわゆるアンチエイジングという領域のビジネスです。

こんな話があります。

エステサロンの男性経営者
東日本大震災の翌日

こんな日だからお客様はいないだろうと各店を見て回ると
80歳の常連さんがエステに訪れていた。
「いくつになってもきれいでいたい女心だろう」
と思ってスタッフに聞くと

「そうじゃないんです。万一亡くなったときにも
きれいな顔でいたいという思いで来てくださったのです」

以上、10個の根源的な欲求についてご紹介してきました。

顧客が求める価値を考える場合
この中に2つ以上の欲求を充足させる方向で
検討するといいと言われています。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “どういう状況であっても
       人はそこで輝くことができる”

追 伸

現在、「起業を成功させる最も重要な3つのポイント」
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カナリアへの“愛”が起業につながった囚人の実話


 

こんにちは

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年(シニア層)のライフワーク起業を応援しています。

今夜は、横浜・藤棚商店街の
空店舗を活用した映画館に行って来ました。

「名画をこの町で」という
キャッチフレーズのミニシアターで席数は30席ほど。

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1名からでも上映するという
客にしてみれば贅沢な映画館
映画が終わったあと飲食できる20席ほどのスペースが併設されています。

オーナーの箕輪さんは
商店街を舞台にした映画を撮りたいという。
でも、そのための資金集めが大変だ。

さて、今回のテーマは
「カナリアへの“愛”が起業につながった囚人の実話」です。

「マーケティングとは“愛”である!」に違和感!?

前回のブログでは、
「マーケティングとは“愛”である」という話をしました。

「マーケティングは愛?何のこっちゃ?」
と違和感を抱いた方もいるかも知れません。 

確かに、愛=恋愛と捉えると
変な感じがしますね。

ところが、“愛”はもっと大きな意味を含んでいます。
家族愛、隣人愛、郷土愛も“愛”です。

愛国心、愛校心、愛社心も“愛”です。 

“愛”とは何か?
小林正親著「もうひとつの幸せ論」には次のように書かれています。 

“愛”とは、
「喜ばれるとうれしいというエネルギー」

「喜ばれたいというエネルギー」 

「感謝のエネルギー」
「役に立ちたいというエネルギー」

「幸福になって欲しいというエネルギー」

 いかがでしょうか?
“愛”をこのように捉えると
マーケティングの根本的な考え方とつながっていると思えませんか。

愛を与える対象が見つかった途端、乱暴な囚人が創造をはじめた。

これは、その昔、雑誌「文藝春秋」に
「監獄の軌跡」という題で掲載された実話です。

このブログでも過去に2回ほど紹介しました。

マーケティングは“愛”からスタートする
ということの分かりやすい事例なので

もう一度ご紹介させていただきます。

 人を殺して監獄に入っていた囚人、気が荒い乱暴者だった。
ところが、ある日から急に静かになった。 

その囚人の監房からスズメの鳴き声が聞こえてくる。
スズメを取り上げてしまうと乱暴をするので、黙認していた。

 そのうち、囚人はカナリアを飼っていいかという嘆願書を出した。
他にすることがないから、一生懸命カナリアの生態を記録した。

参考のため世界各国の雑誌も読む。
そういう雑誌に彼のカナリアの観察記録が載った。 

そうしたら、良く研究した、実に愛情を持ってこまやかにカナリアを観察していると、
たちまち世界の評判になった。

論文を書いてほしいという注文も相次いでくる。

そのうち名前が知られるようになり、女の人から手紙がくる。
手紙を交換しているうち、結婚の約束をしようという話になった。 

その時になってはじめて、私は監獄にいると打ち明けた。
しかし、あなたはそれだけ愛情深い人だからと、

必ずあなたの奥さんになるといって婚約をした。

そのうち、こういうエサをカナリアに食べさせると
良い声が出るという研究を論文に発表した。

そうすると、世界各国からそのエサを譲ってほしいという注文が殺到した。

エサを作る会社を監獄の中に作るわけにはいかないから、
婚約者に外で会社を作るように言った。

たちまち金儲けができてしまった。

監獄にいながら、
世界的に有名なカナリア学者になり、

立派な女性と結婚できた。しかも金儲けもできた。   

自分の愛情を与えるスズメという対象ができたとき、
彼の人生観が変わった。 

愛は創造するということ。
愛を与える対象が見つかった途端、

乱暴な囚人が創造をはじめた。

愛のないところには創造はない、
愛のあるところには、監獄の中においてすら、立派な創造が営まれるのだ。

 仕事とは、人や社会に対する「愛の表現」である! 

次にご紹介するのは、公認会計士の天野敦之先生の言葉です。 

○誰でも、相手の喜びを自分の喜びと感じ、
相手の悲しみを自分の悲しみと感じる心を持っています。

   それは、私たちの存在が愛そのものだからです。

○私も、あなたもすべての本質は愛です。
宇宙そのものが創造のエネルギーであり、

   このエネルギーが愛です。

 ○「働く」の語源は、「傍を楽にする」から来ています。
    目の前にいる人を楽にしてあげたい、愛する人に喜んでもらいたい、
    それが働くという行為の原点です。

○すべての生命の中に愛を見出せば、
物理的には異なる私とあなたとすべてとが、

    実は同じであることに気づきます。

    そうすれば、利己と利他の違いも消えてなくなります。
自分だけの利益などを考えても意味がありません。

    相手の幸せが自分の幸せであり、自分の幸せが相手の幸せだからです。

○大切な人の幸せを願うときに、人は最も創造性を発揮するからです。

○長く繁栄を続けている会社は、
例外なく人を幸せにする価値を創造することを大切にしています。

人のために役に立つことをする、人に喜んでいただく、
そのためには相手のことを良く考えなければなりません。

まさに、仕事とは、人や社会に対する「愛の表現」だと思います。

起業に際しては、このことをしっかり腹に据えることが必要です。 

この話は、「起業を成功させる最も重要な3つのポイント」
という中高年のためのライフワーク起業マニュアルの一部です。

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今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から 

 “感動の瞬間は、いつも最後に待っている”