起業するなら経験を活かした方がいいという常識のワナとは?


こんにちは

人生100年時代の
キャリアプランナー 大場保男です。

 

5月26日から30日頃は

七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」

 

紅花が咲く頃という意味ですが

実際に咲くのは、6月末頃だそうです。

 

紅花は茎の末端に咲く花を摘み取るから

「末摘花」とも呼ばれていますが、

この名前は源氏物語に出てきますね。

 

光源氏が19歳の時に契った相手が「末摘花」

“鼻が赤い”彼女と、“花が紅い”紅花を

掛けたという説があるそうですが、本当かな?

 

さて、今回のテーマは

「起業するなら経験を活かした方がいいという常識のワナとは?」です。

 

 

当たり前のように言われているこの言葉

 

 

起業の本を見ても、起業の勉強会に行っても

必ずと言っていいほど聞かれるのが次の言葉です。

 

 

「起業するなら、今までの経験を

活かした方がうまくいきますよ」

 

 

敢えて新しい分野のチャレンジするよりも

今までの経験や知識、ノウハウを活かした方がいい

というこの言葉は

決して間違いではありません。

 

 

将来、フレンチの店をやりたいから

そういう店で働いて経験を積もうという方の場合

正しい計画であり、先ほどの言葉も生きていると思います。

 

 

でも、今までサラリーマンだった方が

起業に当たって、自分の過去の経験以外に

選択肢を考えないというのは、早計だと思います。

 

 

そこには、次のような

3つのワナが潜んでいる可能性があるからです。

 

 

第1のワナ 他の可能性を見逃していないか?

第2のワナ 自分の経験や知識を過信していないか?

第3のワナ “組織病”に陥る恐れはないか?

 

 

第1のワナ 他の可能性を見逃していないか?

 

 

起業相談に来た方に

なぜ、その仕事で起業するのですか?と聞くと

 

今まで、この仕事しかやってこなかったから

他のことはできないので、これにしたのです。

と答える方が非常に多いのです。

 

 

本当にそうでしょうか。

私の身近には、他の分野に挑戦して

自分の可能性や能力を発揮している人が沢山います。

 

 

コンピュータの営業一筋だった人が

福祉のできる美容師に転身した事例

 

 

IT業界から、豆腐屋を始めて

今では、複数の店舗を経営している人

 

 

殺人事件などを扱っていた刑事さんが

地域の特産品を開発して販売している事例などなど。

 

 

どんな仕事で起業するのかを決める場合

先入観を持たずに、自分にどんな可能性があるのか、

しっかり検討しないと、もったいないと思うのです。

 

 

第2のワナ 自分の知識やノウハウを過信していないか?

 

 

自分が経験してきた分野については

豊富な知識があり、ノウハウを持っているのは当然です。

 

 

しかし、知識やノウハウは

次々に新しいものが出てきており

日進月歩で変化していきます。

 

 

自分はこの分野で何十年もやってきたのだから

という思いが、過信につながる可能性があります。

 

 

かつての私がそうでした。

マーケティングの企画会社にいたので、

マーケティングのことなら何でも知っている

と過信して、新しいことを軽視していたのです。

 

 

第3のワナ “組織病”に陥る恐れはないか?

 

 

長年同じ会社にいると

知らず知らずのうちに、その会社の

仕事のやり方や社風に染まっています。

 

 

染まってしまったその会社の考え方や価値観、

これが世間の常識とズレている症状、

私はこれを“組織病”と呼んでいます。

 

 

このことに気付かずに起業すると

思わぬ失敗につながることがあります。

 

 

今までとは違う分野で起業する場合と違って

n同じ分野での起業は、これに陥る可能性があるのです。

 

 

このように、今までの経験を

活かした起業には思わぬ落とし穴があります。

 

 

もっと自分らしさを活かせる仕事

もっと自分の可能性を開花させる仕事

せっかく起業するならば、こんな仕事を選びたいですね。

 

 

そう思っている方にお勧めなのが

今、ご紹介しているセミナーです。

 

 

自信を持って「これだ!」と思える仕事で起業したい方、

ぜひ下記よりセミナーの詳細をご覧ください。

詳細はこちら

 

 

起業の失敗は 時代のニーズの捉え方を間違えたから!?


こんにちは

50代・60代の起業を応援している大場保男です。

 

 

「人生50年」と言われた時代と違って

人生を2度生きられるほど長生きできる時代の私たち

 

 

長~い第二の人生を、自分らしさを活かして

豊かに生きるための起業のノウハウやヒントをお伝えしています。

 

銭湯に富士山の絵は付きものですが

私の沼津の実家の風呂場からは本物の富士山が見えます。

 

コロナの影響があったので、

明日は2年振りに帰省し墓参してきます。

 

 

今朝、山梨県の大月を震源地に地震があり、

富士山の地下のマグマが動いているかも知れない

という専門家の話があり、噴火が気になるところです。

 

さて、今日のテーマは
「起業の失敗は時代のニーズの捉え方を間違えたから!?」です。

 

 

時代のニーズのキーワードの一つは高齢化

 

 

日本一のマーケッターと言われている神田昌典さん、

彼は「社会のニーズがないところで事業を行うのは、

下りのエスタレーターに乗って

上の階に行くようなものだ」と言っています。

 

 

時代のニーズと言えば

環境問題、心の安定や充足、新たな働き方

新たなテクノロジーへの対応など様々な言葉が浮かんできますが

日本では何と言っても高齢化への対応でしょう。

 

 

高齢者が寄り付かなかった“シルバーコーナー”

 

 

しかし、時代のニーズに対応したからといって

必ずしもうまくいくとは限りません。

 

 

覚えている方も多いと思いますが

高齢化という言葉が出始めた頃、あちこちの売り場に

高齢者向けの商品を集めた「シルバーコーナー」が出来ました。

 

 

でも、このコーナーの多くは失敗しました。

当の高齢者が「シルバー」という言葉に抵抗感を持ち、

そのコーナーにあまり寄り付かなかったからです。

 

 

高齢化をどのように捉えるかがポイント

 

 

私の著書でもご紹介した

コンピュータの営業一筋だったサラリーマンが

定年後に“福祉のできる美容師”として起業した話です。

 

 

自分の部屋に閉じこもってばかりいた92歳のお婆さん

あるとき、ボランティアで施設に来た美容師の方に

きれいに髪をセットし、メイクアップもしてもらった。

 

 

それをきっかけに、積極的に他の部屋の

方々とお話したり、みんなとゲームを楽しむようになった。

 

 

いくつになっても、女性は

きれいで若々しくありたいと願っているもの

 

 

これからは特に女性の高齢者がますます多くなる。

そんな方々にきれいに若々しくなってもらうような

“福祉のできる美容師になろう!”、と決めました。

 

 

“福祉”と“美容”、この組み合わせが

時代にニーズにぴったり合って

美容師の資格を取ってA起業した彼の事業は大きく発展しました。

 

 

介護離職から年商1億円の事業を立ち上げ!

 

 

東京で働き盛りの49歳のサラリーマンだったとき

認知症の母親と叔母の介護のため、離職し札幌に戻らざるを得ませんでした。

もちろん、介護の知識も経験もありません。

 

 

そんな彼が、自分が体験した困ったことを踏まえて

高齢者やその家族をサポートする事業を立ち上げ

起業1年目から年商3,300万円、

8年目の現在は1億円を越える事業に育てました。

 

 

“ゼロから高齢者マーケット事業をこうして成功させた!”

 

 

その彼とはシニアライフサポート協会代表の小番一弘さん。

小番さんは、高齢化という時代のニーズをどのように捉え

どのような事業に組み立てていったのか?

 

 

スタッフ4名で年商1億円の事業を切り盛りしている小番さん

全国を飛び回って忙しい毎日を送っている彼をお招きし

Zoomを使って特別公開講座を実施します。

 

 

9月に実施して大好評だったので、

その時に参加できなかった方々からのリクエストに

お応えして下記の日程で実施、めったにない機会なので

ぜひご参加ください。

 

 

第1回 12月13日(月) 20:00~22:00

第2回 12月18日(土) 20:00~22:00

※参加費は無料です。

 

 

申込みは下記よりお願い致します。

 

12月13日にご参加の場合

https://resast.jp/events/641194

 

 

12月18日にご参加の場合

https://resast.jp/events/641198

 

 

今回もお読みいただきましてありがとうございます。

 

 

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)

福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 

 “あわてない

  あきらめない

   あゆみつづける”

 

 

宜しかったら、この記事に

「いいね」や「シェア」していただくと大変嬉しいです。

 

 

【発行元】

合同会社 環り愛(MEGURIAI)代表

経済産業大臣登録中小企業診断士     大場保男

 

仕事とは

人や社会に対する愛の表現である

このような価値観を共有する人たちとの

ネットワークの輪を広げ

愛が環る社会をつくりたい

「合同会社 環り愛」の願いです

 

【連絡先】

yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

090-5521-7427

 

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起業の失敗と生け捕りにされてしまうチンパンジーの共通点は?


夢を仕事に!

ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

 

2月末に発売された私の著書

「50代・60代のためのライフワーク起業のススメ」を

増刷するという連絡が出版社からありました。

 

増刷されるのは、出版された本の

13~16%だと言われているので、大変嬉しかったです。

 

また、江戸川区図書館、江東区図書館

小金井市立図書館、さいたま市図書館に

置かれているそうで、これも嬉しい限りです。

 

さて、今日のテーマは

「起業の失敗と生け捕りにされてしまうチンパンジーの共通点は?」です。

 

このブログは文字と動画と両方でご覧になることができます。

動画の方は、下記をクリックしてご覧ください。

 

アフリカでは、

チンパンジーやオランウータンを生け捕りにする際、

木のウロにバナナや木の実を入れておきます。

 

チンパンジーやオランウータンは、

獲物を見つけると穴の中に手を入れます。

 

その穴は、ものを掴んで拳を握ったときには、

それを引っ張り出せない程度の大きさになっています。

 

だから、手を放せばすぐに逃げられるが、

一度掴んだものを放そうとしません。

だから彼らは生け捕りにされてしまいます。

 

執着やこだわりから解き放された人のことを

日本語では「ほとけ」と呼びました。

 

「ほとけ」の語源は

「ほどけた」「ほどける」という言葉から始まっています。

 

つまり、自分の縛るもの(=執着)から

放たれた人が「仏」だと言われています。

 

私は10年以上、起業相談をやってきましたが

起業に失敗する人は、執着心が強いように感じます。

 

「それで本当に売上げを上げることができますか?」

という質問に対して

「絶対、これは売れます!」と言い切ります。

 

これを自信があると見るのか

執着心が強いと見るのかですが、

確たる根拠があれば、自信と見ることができます。

 

しかし、ほとんどの場合、

根拠がなくて、こう言い募っています。

これは、執着としか言えません。

 

一度、ある方向を見てしまうと

そこから離れることができないのです。

別の角度から見ることができないのです。

 

起業に成功するのは、

人の意見をよく聞く人です。

 

自分の見方からは違う意見を聞くと

ああ、そういう見方もあるのか?と

状況を柔軟で多面的に見ることができるのです。

 

違う視点から見て、

自分の事業について見直してみることが

起業の成功につながりやすいのです。

 

かといって、人の意見に左右されていいと

言っているわけではありません。

 

チンパンジーの生け捕りの話をもとに

起業を成功させる3つのマインドセットについてご紹介します。

 

その1つ目は、やり方や方法論については、

富士山に登るのに、富士吉田口や御殿場口があるように

色々な視点や角度から見て検討すること。

 

2つ目は、人の意見を素直に聞く謙虚さが

必要であること。

逆に、意見を聞かない人には

人は何も意見を言ってくれません。

 

特に、年齢が高くなると

こういう傾向が強くなるので、お互いに気をつけましょうね。

 

3つめは、執着はいけないとは言いつつも、

自分のポリシーや価値観には執着を持つこと。

つまり、変えてはならない点については妥協しないことです。

 

今回は以上です。

 

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)

福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 

 “人は 身近な人から

信頼されるほど やる気になる

 

 

【発行元】

経済産業大臣登録中小企業診断士 大場保男

 

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090-5521-7427

 

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シニア起業の5つの落とし穴とは?(その2)


こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

先日、清水に行って来ました。
清水といえば、清水次郎長、ちびまるこちゃん
清水エスパルス、世界遺産の三保の松原が有名です。

写真は、三代目の羽衣の松
沼津の千本松原の近くで育った私にとって
松林を見ると、子供の頃を思い出します。

海と松林と富士山
私の故郷でも同じものが見られます。
そこに物語があると世界遺産になるのでしょうね。

さて、今回のテーマは
「シニア起業の5つの落とし穴とは?」の第2回目です。

前回から「シニア起業の落とし穴」
についてお伝えしており、第1回目は
次の2つについてご紹介しました。

第1の穴;長年の会社員としての意識や感覚
第2の穴;資金に対する甘い見込み

第2回目の今回は
第3、第4の落とし穴についてご紹介します。

第3の穴;今までの自分の仕事に対する過信

長い間同じ会社で仕事をしていると、
自分の仕事のやり方に固執してしまいがちです。

しかし、小規模な事業ほど
柔軟性や臨機応変な対応が必要です。

ところが、会社員時代の
仕事のやり方に固執していると、
これができなくなるのです。

この切り替えがうまくできずに
失敗してきた方を多く見て来ました。

また、現役時代のスキルやノウハウが
通用しない場合もあります。

特にネットが発達している今日は、
日進月歩で変化しています。

私はかつて、マーケティング企画会社に勤務していたので、
マーケティングには自信を持っていましたが、
その当時のノウハウは今は通用しません。

新しい情報が次々と生まれ、
スキルやノウハウもどんどん新しくなっています。

それに対応して、
人々の意識や感覚も変化していきます。

起業して事業を行っていくには、
それに対応してしていくことが求められます。

しかし、こんなことを言う人がいます。
「自分はシニアを対象とした仕事をするのだ。
自分も同じシニアだからそんな心配はいらない」と。

今の時代、シニアと言っても、
意識や感覚が違う色々なシニアがいます。

世代に関わらず
時代の変化に大きく影響されているのです。

同世代だから同じ意識や感覚とは言えないのです。
この面でも自分を過信することは禁物です。

一方、古い意識や昔からの感覚が
すべて良くないわけではありません。
逆に、それが新鮮な場合もあるのです。

私は地域活性化活動の一環として
各地で朝市を実施しています。

クリック一つで何でも買えて、
しかも自宅まで届けてくれる時代、
それなのに朝市をやると大勢の人が集まってくるのです。

そこには面と向かってのコミュニケーションがあり、
人と人との交流があるからです。

便利さや効率一辺倒の時代だからこそ
見直されている交流や触れ合い、
何でも新しいものが良いわけではありません。

第4の穴;“売ること”への心理的な抵抗感

営業畑の仕事をやっていた人なら別ですが、
総務や管理、企画や宣伝、商品開発や製造の
仕事をやってきた人にとって、“売ること”自体に、
あるいはお金の話に心理的な抵抗感があると思います。

実は、かつての私が“売ること”に
メンタルブロックがあったのです。
しかし、売らなければ事業は成り立ちません。

私は化粧品会社に入社して
主に企画や教育の仕事をやっていました。

入社して10年目に
訪問セールスの実習を2年間やりました。

いきなり「ごめん下さい」と言って
訪問すること自体が、相手に対して迷惑ではないか、
しかも、高い化粧品を売りつけるなんてとんでもない、

こんな私に商品が売れるはずはありません。
“売ること”に対して強烈なメンタルブロックが掛かっていたのです。

こんな私に転機がやってきました。
玄米を原料にしたサプリメントが新発売され、
この商品はけっこう売ることができました。

以前から健康食品には興味があり、
玄米は身体にとても良いと信じていたので、
これを売ることには抵抗がなかったのです。

「売ること=相手の都合を考えないこと」ではなく、
「売ること=相手の役に立つこと」に転換すること、

つまり自分のミッションを
明確に意識できるようになって、
メンタルブロックをはずすことができたのです。

もう一つのメンタルブロック、
それは「断られる=人格の否定」と考えていたことです。

そのため、玄関のチャイムを押して
留守だと分かると、ホッとしたこともたびたびでした。

留守ならば商品が売れるわけがありませんが、
ホッとしたのは、自分の人格が否定されず
に済んだという思いからです。

断られたのは自分ではなく商品なのです。
でも、商品を販売しようとした自分が
否定されたと思ってしまうのです。

これに対しても、
人格を否定されたのではなく、商品や自分
について知ってもらう機会が与えられなかっただけと
考えることで、ようやくメンタルブロックをはずすことができました。

今回は以上です。
続きは次回、お楽しみに…。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“うまくいかなかった時、二つの選択がある。
そこで、やめるか、そこから、もっと本気でやるか”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

シニア起業の5つの落とし穴とは?(その1)


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

最近、東京都内でもイノシシが出没し
アーバンイノシシなどと呼ばれているそうです。

神奈川県南足柄市の知り合いの畑では
以前からイノシシの被害がありましたが
最近は、特にひどくなったそうです。

そこで考えられたのが
畑の周囲を電線で囲むこと
これで被害が大分減ったということです。

太陽光パネルを設置して
電線の電源を確保しているようです。

さて、今回のテーマは
「シニア起業の5つの落とし穴とは?」の第1回目です。

シニアの起業には若い人たちに比べて
次のようなメリットがあります。

・十分な人生経験とビジネス経験がある。
・知人・友人のネットワークが広い。
・退職金など、ある程度の資金力がある。

しかし、このメリットが裏目に出る場合もあり、
起業という草原にあいている落とし穴に
入り込んでしまうこともあります。

今回から数回にわたって
シニアならではの起業の5つの
落とし穴について考えていきたいと思います。

第1の穴;長年の会社員としての意識や感覚

今までは、会社の看板を背負って
肩書が書かれている名刺を差し出して仕事をしてきました。

名詞を渡された人は、
名前よりも先に会社名や
肩書に目がいっていたかも知れません。

これからは、看板も肩書もありません。
「ちょっと、これやっといてね」と
気軽に頼める人もいません。

自分という生身の人間が
前面に出て仕事をしなければなりません。

コピーを取ったり郵便物を出したりという
細かなことも、全部自分でやらなければなりません。

さらに、相談する人はいるにしても、
最終的な意思決定は自分で行い、
その責任はすべて自分に掛かってきます。

起業家とは孤独な存在だという覚悟が必要です。
と同時に、親身になって相談できる人を作っておくことが大切です。

長年同じ会社にいると、
知らず知らずのうちに、
その会社の仕事のやり方や社風に染まっています。

私は、化粧品会社から
マーケティングの企画会社に転職したとき、
このことを痛感しました。

販売している商品や企業規模はもちろん、
社員の意識や感覚も違います。
だから最初はとても戸惑いました。

今まで当たり前だと思っていたことが、
その会社を離れると当たり前ではないことが
しばしばあります。

このことに気付かずに起業すると、
思わぬ失敗につながることがあります。

これを防ぐには、現役時代から
違う会社や違う業種の人たちと付き合うこと、

起業の準備をしているならば、
その仲間と付き合うことが大切になります。

第2の穴;資金に対する甘い見込み

シニアの場合、今までの貯えや
退職金などがあり、若い人に比べて起業のための
資金に恵まれているケースが多いようです。

しかし、資金があるからといっても、
それで痛い目に会う方もいます。

退職後に起業したある人のケースです。

退職金は老後の生活もあるので、
そのためのお  金はとっておき、
残りを起業のために使うことにしました。

しかし、事業をスタートさせたけれども、
売上げが思うように上がらない。
そのために運転資金が不足してしまった。

背に腹は代えられず、
老後のために取っておいた退職金に、
つい手をつけてしまいました。

でも売上げは好転しません。
使えるのは老後のための資金しかない。

こんなことを繰返しているうちに、
退職金は底をついてしまい、
老後の生活に窮することになってしまいました。

少ない資金しかない場合は、
どうしたらあまりお金を掛けずに
起業できるか、真剣に考えます。

資金に余裕があるとどんな気持ちになるのか、
実際にこんな人に出会ったことがあります。

「だって、事務所くらいないとカッコが
つかないでしょう…」と言うのです。

確かに、事務所がないよりあった方がいいでしょう。
でも、事務所を借りるとなると、
最初の資金だけでなく毎月家賃が出ていきます。

自宅の一部を事務所代わりに使えば、
この費用は払う必要はありません。

資金に余裕があると、
見栄を張りたくなるのかも知れません。

お店やサロンの場合でも、
宅配や出張サービスにするならば、お店は必要ありません。

ホームページの作成やチラシのデザインを
お願いする場合も、ネット上のスキルのフリーマーケットである
「ココナラ」を利用すれば安くあがるでしょう。

チラシの印刷も、ネット上の印刷サービスを
利用すれば、安く抑えることが可能です。

また、経費を抑えるためには、
売上げに関係なく毎月出ていく固定費は、
可能な限り変動費にしていくことが求められます。

「事務員が一人くらいいないとカッコがつかない」
などと見栄を張っていると、
後で痛い目にあわないとは限りません。

今回は以上です。
続きは次回、お楽しみに…。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“困ったと思ったことが、困ったことになる
出番だと思ったことが、出番になる”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

起業がうまくいかない5つの理由とは?


こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代、60代のライフワーク起業を応援しています。

何年振りかで湯河原に行って来ました。
駅のホームの階段、元禄から令和までの29の年号
これは面白いと、思わず写真を撮ってしまいました。

嘉永から慶応までの6代26年間が
幕末と言われた明治維新につながる日本の激動期
嘉永6年のペリー来航、安政の大獄、万延元年の遣米使節

文久2年の生麦事件、元治元年の池田屋事件など
この時代は元号を目にしただけで色々な事件が思い浮かびますね。

さて、今回のテーマは
「起業がうまくいかない5つの理由とは?」です。

起業して生き残れる確率は?

起業しようとしても
奥さんにはなかなか言わない人が多いようです。

「失敗するに決まっているから辞めときな!」と
言われるのが分かっているからでしょう。

奥さんに限らず、知人・友人に起業のことを言うと
ほとんどの場合、「辞めとけよ!」と反対されます。

起業してもうまくいく人は少ないと
多くの方が知っているからです。

では、起業して生き残れる確率は、どのくらいでしょうか?

1年後まで生き残れるのは50%
3年後は30%、5年後は15%、
10年後は5%、こんな統計数字があります。

1年後には起業した人の
半分しか生き残っていない
10年後には、100人中5人、非常に厳しい数字ですよね。

なぜ、こんなにうまくいかない人が多いのか
色々な理由が考えられますが、私の起業相談の経験から
大きく分けると、次の5つがあげられます。

その1 本当にやりたいことで起業しない
その2 一人よがりの思い込み
その3 喜ぶ人がイメージできていない
その4 売上げ、利益を得ようと焦ること
その5 準備なしにいきなり起業してしまう

今回は、この5つについてご紹介していきます。

その1 本当にやりたいことで起業しない

さあ、起業しよう!と思い立ったとき
多くの人は、今まで経験してきたことをやろうと考えます。
なぜか、自分の知っている世界である、自分が出来ることだからです。

そのことが、本当に自分が
やりたいことならばいいのですが

本当は、他にやりたいことがあるけれど
それしか出来ないからと、それで起業すると
うまくいかないケースが多くあります。

起業を成功させるには
大変なエネルギーが必要です。

そのエネルギーの源になるのが
自分が本当にやりたいこと
これが自分の使命だと思えることなのです。

起業を成功させる一番大きなポイントは
自分のエネルギーを燃焼させることができる
起業のテーマを見つけることなのです。

その2 一人よがりの思い込み

「私が考えたこの商品、絶対売れるはずです!」
「この事業ならば、絶対うまくいきます!」

私のところに相談に来て、このように断言する人
けっこう多いのですが、「売れるはず」が「売れた」という
結果につながった事例は皆無に近いです。

それを買ってくれる対象の方々に
意見を聞きましたか?と質問すると黙ってしまいます。

年齢とともに、人の話を聞かなくなる傾向が強くなり
頑固になります。したがって、高齢になるほど一人よがりになりがちです。

その3 喜ぶ人がイメージできていない

これは、その2と大きな関連があります。
自分の考えや好みだけで提供する商品・サービスを考えてはいけないのです。

商売や事業は、相手があってのこと
という当たり前のことを常に念頭に置いておくことが重要です。

私たちが提供した商品・サービスに満足し
喜んでいただくこと、その対価が売上げなのです。

だから、それによって喜ぶ人を具体的にイメージする
そして、実際に喜んでいただき「ありがとう!」と言っていただく
このことこそが私たちの喜びであり、起業の醍醐味なのです。

そして、そのような人たちに
商品・サービスの価値を伝えていくには
そのような表現や方法が効果的かを考える
これこそがマーケティングと言えるでしょう。

その4 売上げ・利益を得ようと焦ること

店や事業を立ち上げた
でも、お客様は誰も来てくれない!
こうなると焦り、売上げのことばかり考えます。

この気持ちはよく分かりますが
焦ったところで問題が打開するわけでもなく
逆に、たまに来たお客様に心の中を見透かされてしまいます。

こういうときこそ、原点に立ち返ることが求められます。
お客様に喜んでいただくには、どうしたらいいのか、
お客様を観察し、お客様の意見とお伺いして考えることです。

その5 準備なしにいきなり起業してしまう

このことについては
あらためてご説明することもないと思います。

何の練習もせずに
いきなりマラソン大会に出ても
途中でばててしまうのと同じことです。

なにごとも準備が必要です。では、何を準備していけばいいのか、
それについては、7月に公開する無料の動画でご紹介していきます。

90分という長いこの動画、期間限定公開なので
詳しいことは下のバナーをクリックしてご覧ください。

50代、60代の方々が起業して
自分の可能性を最大限に活かし、経済的にも豊かに生きる
こんな第二の人生を応援することが私の使命です。

こんな使命を果たすために、5年前からこのブログを書いています。
この5年間の集大成ともいうべきウェブによるセミナーです。

経済産業大臣登録中小企業診断士
ライフワーク起業ナビゲーター     大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

“組織病”から脱却しないと起業は成功しない!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

このブログは、動画でも見ていただけます。

今までと同じように
同じ内容を文字でも見ることができますので、
動画か文字か、お好きな方でご覧ください。

江戸時代の始め、日本に漂着した
イングランド人のウイリアム・ジェームス

三浦按針という日本名を与えられ
徳川家康の外交顧問として仕え
259石の旗本として取り立てられてと言われています。

彼の領地があったのが、横須賀・逸見の鹿島神社の近くです。

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寛永13年、三浦按針の子が
鹿島神社の社殿造営した旨の棟札が残っていたそうです。

三浦按針との所縁が深い逸見駅前の商店街
逸見按針通りという名前が付けられており
按針の似顔絵をデザインしたフラッグが掲げられています。

さて、今回のテーマは
「“組織病”から脱却しないと起業は成功しない!」です。

会社の常識と世間の常識の間にはズレがある!

同じ場所にずっといると、いつの間にかその環境が当たり前になってしまいます。
会社の場合も同じです。
同じ会社にずっといると、その会社の常識が当たり前と思ってしまいます。

ほとんどの場合、当たり前だと思っていた会社の常識と
世間一般の常識にはズレがあります。
また、会社間によってもズレがあります。

私は、10数年間務めていた化粧品会社から
マーケティングの企画会社に転職した時に
それを感じました。

化粧品会社とマーケティングの企画会社とでは
仕事内容が全然違います。
また、化粧品会社は従業員数が千人規模、
マーケティングの企画会社は数十人規模です。

そのため、仕事のやり方、考え方、価値観が違うのです。
だから、最初のうちは随分戸惑いました。

私のように、会社から会社への転職の場合は
戸惑っても、新しい会社の先輩がフォローしてくれます。
しかし、起業の場合は誰もフォローしてくれませんし、
世間の常識とズレていることに気が付かない場合もあります。

特に問題があるのは、大企業に勤めていた人が起業する場合です。
起業を考えているのですから、独立心旺盛の方です。

でも、属していた組織が大きければ大きいほど
その会社の常識や価値観に知らず知らずに染まっています。

起業とは、属していた組織を離れて仕事をしていくことです。
従来の常識は通用しないことを肝に銘じることが求められます。

会社の肩書は通用しない!

40代後半から50代になると
管理職として肩書のある人が大半でしょう。

時々見掛けるのが
会社をやめても、会社の時の肩書の意識のままの人です。
本人は意識しなくても、長い間管理職をやっていると
知らず知らずに出てしまうようです。

起業とは、今までいた会社の看板も肩書も外れ、
「私」という一個人の信用で仕事をしなければなりません。

今までのあなたは、会社の看板や管理職としての肩書を背負って
仕事をしてきたのですが、起業したからには
それはまったく通用しないのです。

今までは、対等以上に接することが出来た相手に
自分より上位の立場から話されたりすると
「俺は今まで大きな会社の管理職だったんだぞ」
という心理になってしまいがちなのです。

もし、このような心理状態が態度や話し方に現れてしまうと
相手は、「なに言ってんだ、もう過去のことなんか関係ないだろ!」
と思って、あなたに良い印象は持たないでしょう。

“組織病”から脱却するには、多くの人と話すこと

今まで在籍していた会社の常識にとらわれず、
“組織病”から脱却するには
今までとは違う世界の人たちと、一人でも多く話すことです。

あなたが作った事業計画書も
今までの会社の常識が色濃く反映されたものになっているかも知れません。
だから、一度作った事業計画を絶対視しないで
多くの人の意見を聞いて、柔軟に修正していくことが必要なのです。

会社時代の肩書の意識や態度がついつい出てしまうのは、
自己防衛の意識が働くからです。
他人にバカにされないよう
無意識のうちに、過去の肩書を支えにしようという心理なのです。

だから、自信のない人ほど、このような心理状態になります。

過去は過去、今は今と、早く割り切ることが重要です。
そして、これから自分がやることに自信を持ちましょう。
ただし、謙虚さを忘れないように…。

今回は以上です。
次回は「事業計画は多くの人に見てもらおう!」です。
楽しみにしていてください。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“苦労の日々は、伝説となる”

追 伸

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