法人化するなら合同会社がいい理由とは?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代、60代のシニア層のライフワーク起業を応援しています。

明日にも大地震が
起きるか分からないと言われていますが
いざ、災害が起きたときに役に立つのが地域の自治会

阪神淡路大震災のときには
自治会が大きな役割を果たしたそうです。

確かに、いざというときには
自治会が大切なことは分かっていますが

やれ、公園の掃除だ、運動会だと
出なければいけない機会が多くあり
煩わしく感じている人も多いではないでしょうか。

そのせいか、自治会に入る世帯が少なくなっており
我が自治会の加入率も6割を切ってしまいました。

地域の課題解決や災害対応
地域住民の交流促進を図るための自治会
加入する人たちを多くするには、どうしたらいいでしょうか?

さて、今回のテーマは
「法人化するなら合同会社がいい理由とは?」です。

合同会社の設立が大幅に増加!

従来からあったのが、株式会社、合名会社、合資会社ですが、
平成18年5月1日に施行された会社法によって
合同会社が創設されました。

現在、有限会社を名乗っている会社もありますが、
これは新しい会社法が施行される前から
有限会社であった会社であり、会社法上は株式会社になります。

最近、名刺交換をすると、
合同会社代表という肩書を目にすることも多くなっています。

合同会社の設立数は
平成18年が3,392件、平成27年が22,223件と大幅に増加
今や新しく設立される法人の5社に1社は合同会社なのです。

それは次のようなメリットがあり、
使い勝手の良さが認められ始めたからだと言われています。

合同会社の4つのメリット

メリット1 設立費用、維持費用が一番安い

株式会社の場合には定款の認証は必須であり
そのための収入印紙代や認証手数料が9万円掛かります。
合同会社の場合には、定款の認証が不要なので、
この分の費用が安くなります。

設立に必要な費用は
株式会社の場合は20万円以上掛かりますが
合同会社は6万円で設立が可能です。

合同会社は、株主総会、取締役、取締役会、監査役
会計監査人等の機関も不要で、役員に任期がなく
決算公告も不要であり、維持コストも安い会社です。

メリット2 迅速な意思決定と機動的な経営ができる

合同会社は、株主総会、取締役会等の
機関が不要なため迅速な意思決定が可能であり
機動性の高い経営ができます。

メリット3 出資者同士で自由に取決めができる

合同会社の内部のことについては
組合的規律が適用され、原則として
出資者同士で、自由に取り決めをすることができます。

メリット4 出資額に関係なく、出資者は平等な発言権を持つ

合同会社は、出資金の比率に関係なく
社員平等が原則なので
少額出資者の立場を保護する必要がある事業には最適です。

最大のデメリットは知名度の低さ

以上のような様々なメリットがありますが
最大のデメリットは、知名度の低さです。
つまり、株式会社は誰でも知っていますが
合同会社のことは、ほとんどの人が知りません。

そのため、合同会社といっても
「なに、それっ?」という反応が多いのが現実です。

また、株式会社のように
代表取締役社長を名乗りことはできません。

合同会社の場合は、あくまでも代表社員なのです。
しかし、定款で「当会社は社長1名を置き、
代表社員をもって充てる」としておけば
社長を名乗ることはできます。

知名度が低くても
会社であることは間違いありません。

だから、シニアや女性が一人企業として
起業するには、合同会社が最適だと言えるでしょう。

身近にある著名な合同会社

知名度が低いと言っても
こんな著名な会社も合同会社です。

アップルジャパン合同会社
P&Gマックスファクター合同会社
合同会社西友
ユニバーサルミュージック合同会社
日本ケロッグ合同会社
フジテレビラボLLC合同会社

以上のように、
アメリカに本社がある会社の子会社である
会社に合同会社が多いことが分かります。

それは、迅速な意思決定が可能だからです。

合同会社設立の手順は?

次のような手順で合同会社の設立を進めていきます。

1 会社の概要の決定
2 定款の作成
3 出資の履行
4 設立登記の申請

ステップ1 会社の概要の決定

まずは、会社の名称を決めます。
合同会社という名称は付けなければなりません。

次に、どんな事業を行うのか
事業目的を決めます。

次に、資本金の額を決めます。
資本金は1円でもOKですが、1円というのは現実的ではないですね。

次に、社員を決めます。
社員といっても、合同会社の場合は従業員ではありません。
出資者であり、会社の所有者であり、
経営にあたるのが合同会社の社員なのです。

社員は1人でも構いません。
社員が2人以上の場合は、出資比率を決めます。

また、2人以上の場合は、株式会社の代表取締役に相当する
代表社員を誰にするか決めます。
社員が1人の場合は、その人が代表社員です。

次に本店所在地を決めます。

ステップ2 定款の作成

上記の会社の概要をもとに定款を作成します。
定款はひな形があるので、それに当てはめていけば作成できます。

ひな形は、法務局のホームページからダウンロードできます。
申請書の様式の商業・法人登記申請書の様式の中の
持分会社をクリックすれば出てきます。

ステップ3 出資の履行

合同会社の社員になろうとする者は
定款の作成後、設立の登記をするまでの間に
出資金の払込みをします。

代表社員の個人口座に振り込んで
誰が振り込んだか分かるようにすること
定款の作成日以降に振り込んだことが分かるようにすること
この2点に留意することが必要です。

ステップ4 設立登記の申請

定款を始めとした書類を作成して
法務局に設立登記の申請をします。

登記の申請に必要な書式は
法務局のホーム―ページからダウンロードできます。

法務局の支局の中には
登記の申請業務をやっていないところもありますから
必ず確認してください。

今回は以上です。

追 伸

現在、シニアが起業する際に
絶対知っておくべき最も重要な3つの成功ポイントをご紹介した
「シニアの起業成功マニュアル」という
48ページのマニュアルの無料プレゼントを行っています。

起業にはリスクが伴いますが、
3つのポイントを知ることによって、
起業のリスクを最小限にすることができます。

生きがいと経済的な豊かさを両立させるには
どうすればいいのかを知ることができます。

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最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“できる前に努力をやめる人、できるまで努力をやめない人
始める前に、どちらの人になるのかを決める”

経済産業大臣登録中小企業診断士
ライフワーク起業ナビゲーター
大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

シニアが起業するなら合同会社!?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

日曜日に、大磯で行われている朝市である「大磯市」に行って来ました。
当初、19の出店でスタートした「大磯市」
今では、180の出店という大規模なものになりました。

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写真の手前は、マッサージの店
海辺の朝市でマッサージを受ける
なかなかいいものですね。

さて、今回テーマは
「シニアが起業するなら合同会社!?」です。

このブログは、動画でも見ていただけます。

同じ内容を文字でも見ることができますので
動画か文字か、お好きな方でご覧ください。

合同会社の設立が静かなブーム!?

従来からあったのが、株式会社、合名会社、合資会社ですが、
平成18年5月1日に施行された会社法によって
合同会社が創設されました。

現在、有限会社を名乗っている会社もありますが、
これは新しい会社法が施行される前から
有限会社であった会社であり、会社法上は株式会社になります。

さて、合同会社の設立数は
平成24年が10,889件、平成25年が14,581件と
大幅に伸びています。

それは次のようなメリットがあり、
使い勝手の良さが認められ始めたからだと言われています。。

合同会社の4つのメリット

メリット1 設立費用、維持費用が一番安い

株式会社の場合には定款の認証は必須であり
そのための収入印紙代や認証手数料が9万円掛かります。
合同会社の場合には、定款の認証が不要なので、
この分の費用が安くなります。

設立に必要な費用は
株式会社の場合は25万円程度掛かりますが
合同会社は10万円程度で設立できます。

合同会社は、株主総会、取締役、取締役会、監査役
会計監査人等の機関も不要で、役員に任期がなく
決算公告も不要であり、維持コストも安い会社です。

メリット2 迅速な意思決定と機動的な経営ができる

合同会社は、株主総会、取締役会等の
機関が不要なため迅速な意思決定が可能であり
機動性の高い経営ができます。

メリット3 出資者同士で自由に取決めができる

合同会社の内部のことについては
組合的規律が適用され、原則として
出資者同士で、自由に取り決めをすることができます。

メリット4 出資額に関係なく、出資者は平等な発言権を持つ 

合同会社は、出資金の比率に関係なく
社員平等が原則なので
少額出資者の立場を保護する必要がある事業には最適です。

最大のデメリットは知名度の低さ

以上のような様々なメリットがありますが
最大のデメリットは、知名度の低さです。
つまり、株式会社は誰でも知っていますが
合同会社のことは、ほとんどの人が知りません。

そのため、合同会社といっても
「なに、それっ?」という反応が多いのが現実です。

また、株式会社のように
代表取締役社長を名乗りことはできません。

合同会社の場合は、あくまでも代表社員なのです。
しかし、定款で「当会社は社長1名を置き、
代表社員をもって充てる」としておけば
社長を名乗ることはできます。

知名度が低くても
会社であることは間違いありません。

設立に掛かる費用は
株式会社に比べて15万円も安いのです。
しかも、設立の手続きも簡単です。

だから、シニアや女性が一人企業として
起業するには、合同会社が最適だと言えるでしょう。

身近にある著名な合同会社

知名度が低いと言っても
こんな著名な会社も合同会社です。

アップルジャパン合同会社
P&Gマックスファクター合同会社
合同会社西友
ユニバーサルミュージック合同会社
日本ケロッグ合同会社
フジテレビラボLCC合同会社

以上のように、
アメリカに本社がある会社の子会社である
会社に合同会社が多いことが分かります。

それは、迅速な意思決定が可能だからです。

合同会社設立の手順は?

次のような手順で合同会社の設立を進めていきます。

1 会社の概要の決定
2 定款の作成
3 出資の履行
4 設立登記の申請

ステップ1 会社の概要の決定

  まずは、会社の名称を決めます。
  合同会社という名称は付けなければなりません。

  次に、どんな事業を行うのか
  事業目的を決めます。

  次に、資本金の額を決めます。
  資本金は1年でもOKですが、1円というのは現実的ではないですね。

  次に、社員を決めます。
  社員といっても、合同会社の場合は従業員ではありません。
  出資者であり、会社の所有者であり、
  経営にあたるのが合同会社の社員なのです。

  社員は1人でも構いません。
  社員が2人以上の場合は、出資比率を決めます。

  また、2人以上の場合は、株式会社の代表取締役に相当する
  代表社員を誰にするか決めます。
  社員が1人の場合は、その人が代表社員です。
  
  次に本店所在地を決めます。

ステップ2 定款の作成

  上記の会社の概要をもとに定款を作成します。
  定款はひな形があるので、それに当てはめていけば作成できます。

  ひな形は、法務局のホームページからダウンロードできます。
  申請書の様式の中の商業・法人登記申請書の様式の中の
  持分会社をクリックすれば出てきます。

ステップ3 出資の履行
 
  合同会社の社員になろうとする者は
  定款の作成後、設立の登記をするまでの間に
  出資金の払込みをします。

  代表社員の個人口座に振り込んで
  誰が振り込んだか分かるようにすること
  定款の作成日以降に振り込んだことが分かるようにすること
  この2点に留意することが必要です。

ステップ4 設立登記の申請

  定款を始めとした書類を作成して
  法務局に設立登記の申請をします。

  登記の申請に必要な書式は
  法務局のホーム―ページからダウンロードできます。

  法務局の支局の中には
  登記の申請業務をやっていないところもありますから
  必ず確認してください。  

今回は以上です。

追 伸

現在、シニアが起業する際に
絶対知っておくべき最も重要な3つの成功ポイントをご紹介した
「シニアの起業成功マニュアル」という
48ページのマニュアルの無料プレゼントを行っています。

起業にはリスクが伴いますが、
3つのポイントを知ることによって、
起業のリスクを最小限にすることができます。

生きがいと経済的な豊かさを両立させるには
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最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “正しいことが伝わるのではなく
           感動したことが伝わる”

個人事業として始めるか?会社を立ち上げて始めるか?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

先日、わが家の近くを散歩していたら、
馬頭観世音の石碑を目にしました。

競馬

近世以降、国内の流通が活発化し、
馬が移動や荷運びの手段として使われることがおおくなり
これに伴って、馬が急死した路傍などの馬頭観音が多く祀られたということです。

また、競馬場の近くにも祀られていて
レース中や厩舎で亡くなった
馬の供養が行われたということです。

調べたら、わが家の近くには、
草競馬場があったという話がありました。
地域の意外な歴史がわかって、興味深かったです。

さて、このブログは、動画でも見ていただけます。

同じ内容を文字でも見ることができますので、
動画か文字か、お好きな方でご覧ください。

今回のテーマは
「個人事業として始めるか?会社を立ち上げて事業を始めるか?」です。

税金面、社会的信用面、事務処理面から検討する!

起業相談をやっていると、
個人事業として始めるか
会社を立ち上げて起業した方がいいかという質問を多く受けます。

個人事業か、会社を立ち上げるかは、
税金面、社会的信用面、事務処理面の3つの点から検討します。

まず、税金面です。
個人に課税される所得税は、次のような累進課税です。

課税所得  195万円以下  税率 5%   控除額     0円
           330万円以下  税率 10%  控除額   97,500円
                    695万円以下  税率 20%  控除額  427,500円
           900万円以下  税率 23%  控除額  636,000円
         1,800万円以下   税率 33%  控除額 1,536,000円
        1,800万円超      税率 40%  控除額 2,796,000円

これに対して法人の場合(資本金1億円以下)の法人税は、次のように2本立てです。
      年間所得800万円以下  税率 15%
      年間所得800万円超   税率 25.5%

税金はこれ以外に、個人、法人とも住民税、事業税、消費税などが課税されます。
したがって、所得税と法人税だけの比較で
どちらが得かは一概には言えませんが、
課税所得が1,500万円を超えると、法人の方が有利を言われています。

次は、社会的信用面です。
やっぱり、個人よりも会社の方がカッコいいですよね。
だから、人を採用する場合、個人よりも会社の方が良い人が来る可能性が高いでしょう。

与える印象も違います。
会社になっていると、中身はどうあれ
個人よりも信用してしまいますね。

また、法人でないと当社は取引しないという場合もあります。

次は、事務処理面です。
個人事業の場合は、税務署に届けるだけですぐ始められます。
しかし、法人の場合は大変です。

法務局に行って、設立登記をしなければなりません。
決算時の事務処理もかなり煩雑です。
税理士の手を煩わさないとできない場合もあります。

以上の3つの点から良く検討する必要がありますが
それから、シニアの場合はもう一つ
法人化すると、社長はその法人から給与をもらうことになります。

その給与の金額が大きくなると、年金が減額される恐れがあるので
これについても検討しておく必要があります。

特に必要がなければ、個人事業でスタートして
事業規模が大きくなったら法人化するという方法もお勧めです。

合同会社という選択肢もあり得る!

法人化といえば、株式会社がすぐに頭に浮かびますが
合同会社という選択肢もあり得ます。

合同会社のメリットはいくつかありますが、
その一つが、株式会社に比べて、設立費用が安いことがあげられます。

株式会社の場合は、定款認証や登記申請などに
総額25万円程度が必要ですが、
合同会社の場合は、11万円程度で済みます。

しかし、デメリットがあります。
一番は知名度が低いということです。

特に中小企業の経営者の中には
存在を知らないか、知っていても株式会社より
ランクが低いとみなす人が多くいるということです。

でも、最近は有名な企業も合同会社にするケースも増えています。
2011年、アップルジャパンは、株式会社から合同会社に変更しました。

また、株式会社の場合は、代表取締役と名乗れますが、
合同会社の場合は、代表社員としてしか名乗れません。
どうしても、代表取締役を名乗りたければ、株式会社にするしかないでしょう。

法人の設立登記は、専門家に任せた方がいい?

法人を設立登記するには
設立登記申請書や定款などの必要書類を作成し、
法務局に行って登記しなければなりません。

これが結構煩雑なのです。
だから、専門家に任した方がいいという方が多くいます。
でも、自分でやろうとして、できないほど難しくはありません。

専門家に任す場合、
ほとんどの人がネットで検索するでしょう。

そこには、低価格で設立登記の手続きを
一括でやりますという多くの案内が出ています。
中には、自分でやるよりも安い価格でやるというところもあります。

電子定款認証なのでその分費用が安くなるとか
設立登記後、顧問契約を結んで欲しいので安くするという場合もあります。

設立登記の解説本と首っ引きで
自分で頑張ってやるよりも
専門家に任せたい場合は、ネット上の案内を
じっくり検討してから申し込むようにしてください。

今回は以上です。
次回からは税金についてご紹介します。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “楽しい場所を探すより、この場所を楽しむ。
    なぜなら、この場所を楽しむことができれば、
          どんな場所でも楽しめるようになるから”

追 伸

現在、400の起業事例から導き出された
50代、60代で起業するなら
絶対知っておくべき最も重要な3つの成功ポイントをご紹介した
「シニアの起業成功マニュアル」という
48ページのマニュアルの無料プレゼントを行っています。

お陰様で、読んでいただいた方には大変ご好評をいただいています。

これから起業するシニアの方が
一人でも多く読んでいただきたいマニュアルです。
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