ライスワーク、ライクワーク、ライフワーク、この3つはどう違う? 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

コロナの影響で、観光も大きな打撃を受けていますが
私たち日本人は、昔から旅行が好きだったようです。

広重の東海道五十三次の戸塚淑
夕方になり、旅人たちが旅籠に足をとめ
旅籠「こめや」には、講中札が下げられています。

講というグループで旅行することが多く
その講の「宿泊場所がここです」と示しています。
個人旅行よりもパック旅行が多かったのですね。

さて、今回のテーマは
「ライスワーク、ライクワーク、ライフワーク、
この3つはどう違う?」です。

私は動機や目的によって、
仕事を次の三つに分けて考えています。

それぞれに厳密な定義があるわけではなく、
色々な要素が絡み合っているので、
単純に分類することはできません。

しかし、このようにすると、
分かりやすく整理できると思います。

・ライスワーク(rice work)
「rice」、つまり食べるため、生活のために
必要な収入を得るために仕事をすること

・ライクワーク(like work)
「like」、つまり自分の好きなこと、
やって楽しく面白いことを仕事にすること

・ライクワーク(life work)
「life」、つまり心からワクワクできる
自分の使命やミッションに基づいた仕事をすること

すべての仕事はライスワーク(rice work)

私は仕事柄、あちこちの商店街を歩き回っています。
時折、親しい店主に、「オヤジさん、なんのために
商売やっているの?」と聞くと、

「商売やって稼がなきゃ、
女房と子供を食わせられないからやってるんだよ。
そんなこと当たり前だろう」という答えが返ってきます。

毎朝満員電車に揺られ、上司と部下の狭間に立ち、
クライアントからの無理な要求や接待にも
“顔で笑って心で泣いて”対応し、

「あの件はどうなっている?」、
「今月の目標は達成するだろうな?」
とハッパを掛けられる。

思えばガマン、ガマンの毎日の連続かも知れません。
でも、ガマンがイヤだからと会社を辞めてしまったら、

家族の生活はどうなってしまうのか。
やっぱり家族に対する責任から仕事を続けざるを得ません。

私たちは仕事をして収入を得ており、
これが生活の糧になっています。

こういう点から考えれば、すべての仕事は食べるため、
つまりライスワークなのです。

商店街のオヤジさんも会社員も、
家族のために頑張っており、これは大変尊いことです。

生活のためにガマンしなければと思いつつ、
家族のために働くことに生きがいを感じてもいるでしょう。

ただ、生活のための糧を得るためだからといっても、
やりたいことがあるにも関わらず、

生活のためだけで一生終わって
しまうのは寂しいことではないでしょうか。

特に、もうすぐ定年、あるいは
定年を過ぎて第二の人生に入ったシニアにとって、

自分のこれからの人生を充実させるためには、
ただ食べるだけだけでない仕事はなにか、
じっくり考える必要があると思います。

ライクワーク(like work)で生活が出来ればいいけれど…

次はライクワークです。
好きなことを仕事にして収入が得られれば、
こんないいことはないですね。

だからと最近は好きなことで起業する人が増えています。
でも、こんな話を聞いたことはありませんか。

ソバが大好きな人がいた。
おいしいという評判の店があれば、あちこち食べ歩く。
ソバ打ち教室に通って自分で作るほどの熱の入れよう。

やがて会社を定年となり、念願のソバ屋を開業した。
ところが、1年経つか経たないうちにその店はなくなっていた。
好きなことを仕事にして、うまくいかなかった例です。

仕事をすることによって収入を得ることが出来なければ、
それは趣味かボランティアです。

では、収入はどこから得られるのでしょうか。
私たちが提供する商品やサービスに
価値を認めたお客さまが支払ってくれる売上げからです。

ソバが大好きなこと、これはいいのです。
でも、この人の場合、こんなにおいしいソバだから、
絶対お客さまも喜んでくれるはずだと、

自分の“思い込み”だけでお店を持ってしまったかも知れません。
これは起業が失敗する典型的なパターンの一つです。

ソバを食べたり作ったりすることは好きであっても、
お店を経営することは好きだったでしょうか。

お店の経営には、販売促進や接客、会計など
色々なことが必要です。これが出来なければ
お店を継続させられないないことは言うまでもありません。

ソバを食べたり作ったりすることが好きだからといって、
ソバ屋というお店を持つことだけが選択肢ではありません。

ソバ作りを教える教室を開く、
おいしいソバ作りや魅力的なソバ屋
になるためのコンサルタントになる、

全国のソバ店巡りの手記を書いたり
YouTubeで発信するなど色々な選択肢が考えられます。

自分が好きなことで何が出来るのか、
色々な視点から考えることが必要です。

シニアが目指すのはライフワーク(life work)による起業

ライフワークとは、自分のミッションや使命に基づいて、
「私はこれをやり切った」と思って生涯を終えることが
出来るような仕事であり、生まれ変わっても

もう一度やりたい本当に好きなことなのです。
自分の持っている可能性を最大限に活かして
お客さまに喜んでもらい、経済的にも豊かに生きる。

こんなワクワクする第二の人生こそ
シニアが目指すべきではないでしょうか。

ジーン・コーエンは、50代・60代こそ
「人生の意味を見つけたい」「新しい仕事を始めたい」

「夢に挑戦してみたい」という気持ちが
湧き上がってくる時期だと言っています。

自分が「本当にやりたいこと」は何か?
これが明確になっていれば起業に踏み出す第一歩になります。

計測器の世界的メーカーである堀場製作所の創業者、
堀場雅夫氏は「仕事はおもしろくなければいけない。
仕事は人の役に立たなければおもしろくない」と言っています。

哲学者のキルケゴールは、
「私たちがこの世に生まれて来た目的は、
使命を見つけて実践することです。

使命の中に私たちの生まれ持った
才能が隠されているのです」と言っています。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“人の創り出せる
最も素晴らしいものが、生き方”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

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