コンセプトによってビジネスは大きく変わる(2)


コンセプトによってビジネスは大きく変わる(2) - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

んにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

さて、今回のテーマは
「コンセプトによってビジネスは大きく変わる」
の2回目です。

ドッグカフェのコンセプト

わが家には
マルチーズとヨークシャーテリアのミックス犬がいます。
女の子で名前は「うらら」
普段、なかなかかまってやれないので
たまにはドッグカフェに連れていってやりたいと思います。

うらら

平塚にドッグカフェがあります。
店内には薪ストーブがあり
テラスでは犬と一緒に食事ができます。

この店はどんなコンセプトなのかは知りません。
でも、私がこの店のコンセプトを決めていいのなら
「ペットを通したコミュニティ」
にしたいと思います。

ペットが好きな人たちは
ドッグカフェに行って
ペットと一緒に食事をするだけでなく
自分のペットのことを誰かに話したい
ペットを好きな人同士の仲間が欲しい
こんな気持ちの人が多いと思います。
実は、私もそうです。

だから、「ペットを通したコミュニティ」
というコンセプトの店があればいいなと思います。

「コミュニティ」というコンセプトのキーワードから
どんな店にするかのアイデアやイメージが湧いてきます。

WhatとHowから考えると
What「ドッグカフェを」
How「犬好きな人たちのコミュニティにする」
ということになります。

顧客の欲求の本質からコンセプトを考える

なぜドッグカフェに行くのか?という質問に対して
たまにはペットと一緒に食事をしたい
こんな回答が返ってくるでしょう。

さらに質問を続けていくと
ペットが好きな人たちの仲間が欲しい
そんな人たちが集まれる場所があればいい
こんな回答が返ってくるかも知れません。

ペットを飼っている人は
孤独よりも交流や触れ合いを求めています。
これがペット好きの人たちの
欲求の本質の一つである可能性があります。
そうしたら、そこに焦点を当てていきます。

このように、ターゲットとなる人たちに
インタビューし、
その欲求の本質からコンセプトを考えていきます。

コンセプトにはインパクトが欲しい!

良いコンセプトの条件として
次の4つがあげられます。

1 面白さ
2 説得力
3 生き生きイメージできること
4 焦点が絞られていること

このためには、
インパクトと実現可能性の
2つの点から考えていくことが必要です。

では、インパクトと実現可能性のどちらを優先するか?

インパクトを優先し
あるべき姿や到達点を鮮明に描き切ること
これがコンセプトです。

だから、良いコンセプトを別の面から見ると
1 挑戦しがいがある
2 ひるんでしまうほど非現実的でない
この2つから考える必要があります。

実現可能性の面からだけ考えると
インパクトの面で物足りないものになってしまいます。

まずは、現状の問題解決から始めようという場合
トヨタの「カイゼン」を思い浮かべるかも知れません。

しかし、トヨタ生産方式の元祖
大野耐一氏が最初に掲げたのは
「在庫ゼロ」という誰もが実現可能性はないと思っていた
インパクトのあるコンセプトでした。

特化してとんがらせる

それからもう一つ
一部の人に熱狂的な支持を受ける部分を特定し
提供価値の本質に特化して
とがらせたものである必要があります。

例えば、前回ご紹介した「おふたりさま専用の旅館」
団体客やファミリー客は対象にしないで
「おふたりさま」だけに特化しています。

例えば、これも前回ご紹介した「ゆずを村ごと販売する」馬路村
日本の原風景や
田舎の暮らしが好きな人たちだけに特化しています。

例えば、「コミュニティ」をコンセプトにしたドッグカフェ
ペットと一緒に食事だけできればいい
と思っている人は対象にしていません。
仲間づくりをしたいという人に特化しています。

オリジナリティを目指さない!

インパクトがあるとんがったコンセプト
オリジナリティのあるコンセプト
そんなものは思いつかない
と、誰もが思ってしまいます。

スティーブ・ジョブズは
「クリエイティビティなものは、既存のものの組み合わせに過ぎない」
と言っています。

ジェームズ・ヤングは
古典的名著「アイデアのつくり方」の中で
「アイデアとは、既存の要素の組み合わせ以外の何物でもない」
と言っています。

年齢を重ねると
様々な引き出しが頭の中にできるので
その引き出しの中の情報を組み合わせると
オリジナリティやクリエイティブティ
が生まれてくると言われています。

40代後半、50代、60代のあなた
今まで、オリジナリティのあるアイデアは若者の専売特許
と考えられていましたが
私たち中高年の方が有利なのです。
自信を持ちましよう。

今回は以上です。
次回は、「どんな商品で起業するか?」です。
楽しみにしていてください。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“いろんな錯覚があるけれども
一番もったいないのは「できない」という錯覚”

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