個人事業として始めるか?会社を立ち上げて始めるか?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

先日、わが家の近くを散歩していたら、
馬頭観世音の石碑を目にしました。

競馬

近世以降、国内の流通が活発化し、
馬が移動や荷運びの手段として使われることがおおくなり
これに伴って、馬が急死した路傍などの馬頭観音が多く祀られたということです。

また、競馬場の近くにも祀られていて
レース中や厩舎で亡くなった
馬の供養が行われたということです。

調べたら、わが家の近くには、
草競馬場があったという話がありました。
地域の意外な歴史がわかって、興味深かったです。

さて、このブログは、動画でも見ていただけます。

同じ内容を文字でも見ることができますので、
動画か文字か、お好きな方でご覧ください。

今回のテーマは
「個人事業として始めるか?会社を立ち上げて事業を始めるか?」です。

税金面、社会的信用面、事務処理面から検討する!

起業相談をやっていると、
個人事業として始めるか
会社を立ち上げて起業した方がいいかという質問を多く受けます。

個人事業か、会社を立ち上げるかは、
税金面、社会的信用面、事務処理面の3つの点から検討します。

まず、税金面です。
個人に課税される所得税は、次のような累進課税です。

課税所得  195万円以下  税率 5%   控除額     0円
           330万円以下  税率 10%  控除額   97,500円
                    695万円以下  税率 20%  控除額  427,500円
           900万円以下  税率 23%  控除額  636,000円
         1,800万円以下   税率 33%  控除額 1,536,000円
        1,800万円超      税率 40%  控除額 2,796,000円

これに対して法人の場合(資本金1億円以下)の法人税は、次のように2本立てです。
      年間所得800万円以下  税率 15%
      年間所得800万円超   税率 25.5%

税金はこれ以外に、個人、法人とも住民税、事業税、消費税などが課税されます。
したがって、所得税と法人税だけの比較で
どちらが得かは一概には言えませんが、
課税所得が1,500万円を超えると、法人の方が有利を言われています。

次は、社会的信用面です。
やっぱり、個人よりも会社の方がカッコいいですよね。
だから、人を採用する場合、個人よりも会社の方が良い人が来る可能性が高いでしょう。

与える印象も違います。
会社になっていると、中身はどうあれ
個人よりも信用してしまいますね。

また、法人でないと当社は取引しないという場合もあります。

次は、事務処理面です。
個人事業の場合は、税務署に届けるだけですぐ始められます。
しかし、法人の場合は大変です。

法務局に行って、設立登記をしなければなりません。
決算時の事務処理もかなり煩雑です。
税理士の手を煩わさないとできない場合もあります。

以上の3つの点から良く検討する必要がありますが
それから、シニアの場合はもう一つ
法人化すると、社長はその法人から給与をもらうことになります。

その給与の金額が大きくなると、年金が減額される恐れがあるので
これについても検討しておく必要があります。

特に必要がなければ、個人事業でスタートして
事業規模が大きくなったら法人化するという方法もお勧めです。

合同会社という選択肢もあり得る!

法人化といえば、株式会社がすぐに頭に浮かびますが
合同会社という選択肢もあり得ます。

合同会社のメリットはいくつかありますが、
その一つが、株式会社に比べて、設立費用が安いことがあげられます。

株式会社の場合は、定款認証や登記申請などに
総額25万円程度が必要ですが、
合同会社の場合は、11万円程度で済みます。

しかし、デメリットがあります。
一番は知名度が低いということです。

特に中小企業の経営者の中には
存在を知らないか、知っていても株式会社より
ランクが低いとみなす人が多くいるということです。

でも、最近は有名な企業も合同会社にするケースも増えています。
2011年、アップルジャパンは、株式会社から合同会社に変更しました。

また、株式会社の場合は、代表取締役と名乗れますが、
合同会社の場合は、代表社員としてしか名乗れません。
どうしても、代表取締役を名乗りたければ、株式会社にするしかないでしょう。

法人の設立登記は、専門家に任せた方がいい?

法人を設立登記するには
設立登記申請書や定款などの必要書類を作成し、
法務局に行って登記しなければなりません。

これが結構煩雑なのです。
だから、専門家に任した方がいいという方が多くいます。
でも、自分でやろうとして、できないほど難しくはありません。

専門家に任す場合、
ほとんどの人がネットで検索するでしょう。

そこには、低価格で設立登記の手続きを
一括でやりますという多くの案内が出ています。
中には、自分でやるよりも安い価格でやるというところもあります。

電子定款認証なのでその分費用が安くなるとか
設立登記後、顧問契約を結んで欲しいので安くするという場合もあります。

設立登記の解説本と首っ引きで
自分で頑張ってやるよりも
専門家に任せたい場合は、ネット上の案内を
じっくり検討してから申し込むようにしてください。

今回は以上です。
次回からは税金についてご紹介します。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “楽しい場所を探すより、この場所を楽しむ。
    なぜなら、この場所を楽しむことができれば、
          どんな場所でも楽しめるようになるから”

追 伸

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