誰に幸せになって欲しいですか?それを明確にしたのがミッション!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

算盤は、4000年にメソポタミアで考えられた
砂算盤が起源だと言われています。

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私が社会人になった頃
算盤はサラリーマンの必須のスキルでした。

私の職場には算盤の名人がいました。
頭の中に算盤を思い浮かべ
その中で算盤の珠を弾いて計算しているのです。
そうすることで、猛烈なスピードで暗算をやっているのです。

すっかり見掛けなくなった算盤
今では、右脳開発のために算盤を
習う子供が増えているようですね。

さて、今回のテーマは、起業を成功させる
ための大きな要因である「ミッション」です。

ミッションのポイントは、「誰のために」「何を実現する」のか?

仕事の本質は人の役に立つことです。
人の役に立ったことが、売上げという形でフィードバックされてきます。

動物は種の保存のために、この世に存在しています。
人間がこの世に存在している理由は
人の役に立つこと、人に喜ばれること
このために、この世に生まれ、存在しているのです。

私たちは仕事を通して、誰に喜んでもらうのか?
誰にどんな価値を提供するのか?
誰にどんな貢献をするのか?

これを明確にしたものがミッションなのです。

ミッションとは、
自分たちは、これをやらなければ活動する
意味がない」といえる本質的なものです。

「服を通じて貧困をなくす」――グラミンユニクロのミッション

バングラディのグラミン銀行と提携して設立された
グラミンユニクロは
1着平均1ドルの服を貧困層向けに販売する事業を始めています。

グラミンユニクロのミッションは
「服を通じて貧困をなくす」

次は、京セラのミッションです。

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
人類・社会の進歩発展に貢献すること」

お客様、従業員、株主、取引先、地域の人たち
企業には多くの人が関係し、多くの人に支えられています。
京セラでは、企業の商品やサービスという価値を生み出すのは従業員であることを重視し、
従業員の幸福追求をミッションの第一に掲げています。

たった一人で起業する場合もミッションは必要か?

ユニクロや京セラのような大勢の社員がいる会社なら
「みんなでこの方向に進んでいこう!」
というミッションが必要かも知れないが、
私のように一人で起業するような場合、
そんな大袈裟なミッションなんて必要なの?

あなたは、そう思っているかも知れません。

私の知り合いのカイロプラティックサロンを
一人で起業した人の話です。

ある日突然、足の痛みに襲われた。
整形外科に行っても症状は悪化する一方
このままでは歩くことも立っていることもできず
車椅子か寝たきりになってしまう。
そんなときに出会ったのがカイロプラクティクス
初診の施術で、普通に立って歩けるようになった。

私と同じように苦しんでいる人を
カイロプラクティクスで救ってあげたい。
これが彼女のミッションです。
このミッションを前面に打ち出したチラシによって
多くのお客様がサロンに来るようになりました。

ミッションは、規模の大小に関係なく必要なのです。

ミッションが必要な理由 その1
使命感によって最も強い動機が生まれる

自分の子供の前に車が突っ込んで来たとき
母親は子供を横に突き飛ばしてでも
子供を守ろうとするでしょう。
たとえ、自分の身がどうなったとしても。

人は使命感を持つことで、常識的には考えられないような
自己犠牲に近いほどの行為を選択します。

人は自分の存在価値を見い出し
自分の使命を感じ取ったとき
最も強い動機が生まれると言われています。

仕事を通して人を幸せにする
社会の役に立つ
しかも、自分がワクワクすることで…。

まさにこれがライフワークですよね。

ミッションが必要な理由 その2
共感した人がまわりに集まってきます

お金儲けをして、もっと大きな家に住みたい
好きなときに海外旅行に行きたい

これは決して悪いことではありません。

しかし、このことを周りの人に話しても
「そう、頑張ってね」と言われるだけでしょう。

人の役に立つミッション
世の中に貢献するミッション

共感する人が必ず現れます。
協力者も現れるかも知れません。

一人では何もできません。
でも、一人で始めなければ
何も生まれないのです。

大きなミッションを掲げても
一人ではできないかも知れません。
でも、共感者が必ず現れます。
そこに大きな可能性が生まれます。

起業する仕事のテーマからミッションの明確化

ワクワクすることで起業することが成功のポイント
今までのブログで、このことを強調してきました。
そして、自分のワクワクを探す方法もご紹介しました。

起業する仕事のテーマが決まったら
それを踏まえてミッションを明確にすることが必要です。

あなたの仕事のテーマは誰を対象にしていますか?
その人は、どんなことに困っていますか?
どんなことに悩んでいますか?
その人に、どんなことをやってあげるとハッピーになりますか?

そのために、あなたが出来ることはどんなことですか?
それは、あなたの対象としている人にどんな価値を提供しますか?

こんな順番でミッションを考えてみてください。

心に響かないミッション、響くミッション

美しい言葉が並べられて創られているミッション
なぜか、心に響きません。
額に入れて飾ってあるミッションは
この種のものが多いような気がします。

きれいな言葉でなくても
あなたの心からの“想い”を込めたミッション
心に響くミッションとは、こういうものだと思います。

今回は以上です。
次回は、理念についてご紹介します。
楽しみにしていてください。