生きる活力はどこから生まれるか?


 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

3月1日に実施予定の「はだの朝市まつり」
神奈川県内各地から約70店が出店する大きなイベントであり
今回は、特別に静岡からヤギ牧場のヤギも参加する予定です。

しかし、新型コロナウィルス感染の広がりで
国内外の各地のイベントが中止になっており、
私たちのイベントもどうするか検討しなければなりません。

さて、今回のテーマは
「生きる活力はどこから生まれるか?」です。

仕事自体が「生きる活力」

仕事を辞めて家にいると
急に老け込むという話をよく耳にします。

特に今まで会社人間だった男性ほど、
この傾向が強いと言われています。

だから、趣味でもボランティアでも地域活動でも、
何かやることが大事だよと人に勧められます。

人と人と関わること、
自分の出来ることで周りの人の役に立つこと、
そのこと自体が「生きる活力」につながるからでしょう。

しかし、働くことの方がもっと
「生きる活力」につながります。

起業して働けば、報酬を得ることができます。
人や社会の役に立つ活動をした結果が
売上げという形でフィードバックされるのです。

無報酬の場合と比べて、取組む姿勢や真剣度が違います。
「自分はプロだ!」という心構えが自信や誇りになります。

「人生100年時代」を全うしたいなら、
仕事をすることによって、起業して自分の才覚で仕事をすることによって
「生きる活力」を持ち続けることが必要だと思われます。

「丸い心」と「感謝」で生きる

年を取ると、頑固になったり人の話を聞かなくなる人がいます。
逆に、年齢とともに性格が「丸くなる」人もいます。

カリフォルニア大学のメイサー・キャサリンらの
研究によると、年齢を重ねると次のような現象が
現れることが明らかになったというのです。

・激しい否定的感情を前ほども持たなくなる。
・否定的感情には、肯定的感情ほど注意を払わなくなる。
・否定的感情の原因を、肯定的感情の原因ほど記憶しなくなる。

つまり、年齢とともに
否定的な感情よりも肯定的な感情が強くなり、
「丸くなる」というのは本当だったのです。

シニアとして生活したり働いたりする場合、
このことは極めて重要だと思います。

起業がうまくいくポイントの一つは、
会社にいた時以上に謙虚に人の意見や
アドバイスに耳を傾けること、

しかし、今まで高い地位にあった人ほど、
これができにくいと言われています。
そうすると、段々相手にしてくれる人がなくなってしまいます。

もう一つ大事なこと、それは「感謝」です。
意見やアドバイスをしてくれた人だけでなく、
自分に関わり合うすべての人に「感謝」の気持ちを持つこと、

このような人の周囲には協力してくれる人が集まってきます。
そして、自分も気持ちよく仕事をしたり、生きていくことができます。

「挑戦し、走り続ける」一方で、
人の意見やアドバイスに耳を傾ける「丸い心」、
そして周囲の人に「感謝」の気持ちを持つこと、

これによってネットワークができやすくなり、
沢山のチャンスが生まれることにつながります。

シニアだからこそ「人望のある人」
「徳のある人」と言われたいですよね。

今回のブログは、
自分自身にしっかり言い聞かせる積りで書きました。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“運はいつも、
思いっきり手を伸ばした時、つかめるところにある”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

50代・60代は“やりたいこと”での起業の適齢期!


 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

白隠禅師と言えば
500年に1人出るか出ないかと
言われた禅宗の名僧です。

私は高校生のころ
白隠禅師ゆかりの松蔭寺に入り浸っていました。

そこで坐禅もやりましたが
若い禅僧から、色恋や酒について
色々と教えてもらったことを懐かしく思い出します。

昨年、何十年振りかで訪れると
「大本山 松蔭寺」との石碑が建てられており
立派な寺になってしまって近づき難い雰囲気になっていました。

さて、今回のテーマは
「50代・60代は“やりたいこと”での起業の適齢期!」です。

長い第二の人生をどう生きる?

新卒で会社に入り、
定年まで勤めあげて老後は悠々自適に暮らす、
そんな時代は過去のものになっています。

今や「人生を二度生きられる時代」、
長い人生の後半をどのように生きていくのか、

老後の生活費のことも含めて、
多くのシニアの課題であり関心事となっています。

こんな状況のなか、50代・60代で
起業する人が非常に多くなっています。

起業する人たちの中で、
この年代の占める割合は51.8%(2017年版中小企業白書より)と、
半分以上となっており、起業といえばシニアの時代と言われています。

年金を支給される年齢が引き上げられるし金額も少なくなる、
老後の生活が不安だという理由から起業する人も多いのも事実です。

私はある商工会議所の起業相談員を
10年以上担当していますが、
気が付いたことがあります。

30代・40代の人は、
今までと同じ仕事を選ぶ傾向が強く、
50代以上の人は、今までとは違った仕事を選ぶ傾向があるということです。

50代以上になると「もっと自分を活かす仕事をやりたい」
という意識が強くなるせいだと思われますが、
アメリカのある研究者は50代・60代という年代を次のように捉えています。

50代・60代とは、どんな年代か?

アイデンティティという概念を提唱した
心理学者エリクソンの弟子であるジーン・コーエン、

精神科医として年長者とその家族を35年以上
診療してきた経験と、最先端の大脳生理学の研究結果に基づいて、
人生の後半生は次の4つの発達段階に分かれると結論付けました。

第1段階 再評価段階  (40代前半~50代後半)
第2段階 解放段階   (50代後半~70代前半)
第3段階 まとめ段階  (60代後半~80代  )
第4段階 アンコール段階(70代後半~人生の最後)

50代・60代と関係が深いのは再評価段階と解放段階、
これは長い人生の中でどんな時期なのでしょうか?

どこからともなく行列が続いている
次から次へと人が歩いてくる
この行列は、どこから来たのだろう

そして、どこへ行くのだろう
誰も知らないで、ただ歩いている
この行列には、あなたも加わっている、そして私も…

この文章、私が高校生のときに目に留まり、
今でも鮮明に覚えています。

高校生といえば、生意気ながらも人生とは何ぞや?
などと考え始める時期ですね。

私が白隠禅師ゆかりの禅寺に
出入りしていたのもこの時期です

その後は、受験だ、就職だ、仕事だ、
結婚だ、家庭だと、人生とは何ぞや?
などということは考える暇もなく、

ただただ時間が流れていき、気か付いてみると、
いつの間にか中年と言われる年代に差し掛かっていました。

しかし、50歳を過ぎたあたりから、
今まで考えもしなかった「自分の死」について、
時々ふっと気に掛かることがありました。

「あと自分は何年生きられるのだろうか?」
「自分の人生は、このまま終わっていいのだろうか?」
という思いが心に浮かぶのです。

ジーン・コーエンによると、
このような思いが浮かんでくる段階こそが
「再評価段階」であり、「人生の意味を見つけたい」

「新しい仕事を始めたい」「夢に挑戦してみたい」と
いう気持ちが湧き上がってくる時期だと言っています。

次の「解放段階」は、自分のこれまでの
人生を再評価し、新たな技術を習得したり、
新たな活動や役割に挑戦するエネルギーが湧いてくる段階だというのです。

このような大脳生理学の見地から起業を考えると、
自分の本当に“やりたいこと”、
持っている可能性や使命を踏まえて

“これこそ自分の人生だった!”と
後悔のない人生を全うすること、
これが「再評価段階」や「解放段階」にある
50代・60代の起業の原点だと言えるでしょう。

起業によって、自分の本来持っている
能力を活かして社会の役に立つ、
毎日ワクワクしながら仕事をする、

これが叶うなら、きっと充実した第二の人生になることでしょう。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“不満を言うほど、不満が見つかり
出番と言うほど、出番が見つかる”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp