この動機での起業は失敗する!?


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

先日、川崎駅前のホテルで
「小倉ふれあい朝市の会」があり
私も呼ばれて行ってきました。

小倉神社の境内を会場に
2016年9月にスタートしたこの朝市
コロナで3カ月間は中止でしたが、6月から再開しています。

写真は、スタートした頃の様子
会場が人で溢れるほどの賑わい
もちろん今は、三密を避ける形で実施しています。

さて、今回のテーマは
「この動機での起業は失敗する!?」です。

シニア層の起業が増えている!

実は最近、こんな理由から起業するシニアの方が増えています。

□すでに見えているゴールを目指すのではなく、
体力のある50代のうちに起業して、次の夢を目指そう。

□定年まで会社にいるよりも、
今のうちに早期退職制度を利用して起業した方がいい。

□定年後も働きたいが、給与は激減することは明らか。
今のうちに起業しておけば、
定年後もある程度の水準を確保できるのではないか。

□今の会社でノルマに追われる日々から抜け出し
自分のペースで仕事がしたい。

□定年後、年金だけでは生活費が足りないかも知れない。
だったら、早く起業して老後の備えをしておこう。

□子供が大学を卒業し、親としての責任を果たした。
これからは自分のために仕事をしてもいいのではないだろうか?

事実、50代・60代で起業する人の割合は
51.8%(2017年版中小企業白書)となっており、
起業といえばシニアの時代と言われています。

現実逃避からの独立起業は失敗する!?

毎週、月曜日になると会社に行くのが
イヤでイヤで堪りません。
日曜日の午後になるとユウウツな気分になります。

月曜日には営業会議があり、
先週の営業結果を報告しなければなりません。

他の人が発表している間、
いつも目標未達なので、身体を縮めてそれを聞いています。
こんな状態ですから、会社をやめたくて仕方がないのです。

このような心理状態の人にとって
他の仕事はすべてバラ色に見えます。
そんな彼が、独立起業したらどうなるのでしょうか?

何かをやりたいから独立起業するのではなく、
現実から逃避するために起業する
こういう起業は、うまくいくはずがありませんね。

“逃げ”からは、新しいものは生まれないのです。

「CAN」「WANT」「MUST」の
                                    3種類の動機からの起業

起業の動機には、「CAN」「WANT」「MUST」の
3種類があると言われています。

「CAN」は、自分が出来ることがあるから起業するという人
例えば、今まで貿易の仕事をやっていた人が
貿易の仕事で独立起業するようなケースです。

「WANT」は、自分が本当にやりたいこと、
好きなことで起業するという人です。

「MUST」は、
起業しなければならないから起業するという人です。
例えば、親の仕事を継がなければならなくて会社をやめる人
リストラされ、転職先がないので、
起業せざるを得ない人などが当てはまります。

「WANT」で起業すると、うまくいく!

私は今まで13年間、起業相談を行ってきました。
一番多いのは、「CAN」のケースの人です。

パン屋にいたので、自分でパン屋を始める、
ラーメン屋にいたので、自分でラーメン屋を始める。
決して悪いわけではありません。
それが本当にやりたいことであるならば
うまくいく可能性が高く、その人の人生も充実したものになるでしょう。

でも、本当にやりたいことは別にあるけれども
パン屋しかできないから、パン屋をやるというのでは
うまくいかない可能性が高いのです。

では、自分が本当にやりたいこと、好きなことで起業する
「WANT」のケースの人はどうでしょうか?

オリンピック選手のコーチングで有名なあるコーチによると、
目標設定の95%が実現しないのは、
立てた目標が自分の本当にやりたいことではないからだということです。

自分が好きなこと、ワクワクすることをやっていれば、
毎日が楽しくなります。
楽しいから工夫が生まれ、人を惹きつけることができ
結果として長続きします。

だから、うまくいく可能性が高いのです。
だから、「WANT」で起業して欲しいのです。

しかし、「WANT」で起業する人ほど、周囲から反対されます。
今までアパレルの仕事一筋でやってきた人が
会社をやめて、庭師をやりたいと言ったとします。

周囲の人は、
「やったこともないそんな仕事でうまくいくはずがない」
と声を大にして反対するでしょう。

そんな周囲の反対の声に対して
「やっぱり、そうだよな」と思ったとしたら、
それは、本当にやりたい仕事とは言えないでしょう

いかに周囲から反対されても、
どうしても、その仕事がやりたいのであれば
本当に好きな仕事、やりたい仕事と言えるでしょう。

周囲が反対する理由を
一つひとつ塗りつぶしていけば
立派な事業計画書をつくることができるでしょう。
本当にやりたいならば、周囲の反対の声を、
自分の事業に活かしていくことを考えるくらいの心構えが必要です。

アパレル一筋に仕事をしてきた人が
庭師として独立した話、これは私の知人の実話です。
まったく違う畑で、今も活躍しています。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“壁を乗り越えた時の感動を知っている人は
壁の前に立つと興奮する”

今回は以上です。

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

“起業する!”と家族や知人に言うのが怖い!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

自宅からの最寄り駅である横浜線の淵野辺
久し振りに、いつもバスに乗る反対側に行ってみると
ありました、炭焼きの店「おっけい」

始めてみた時には「なんじゃ、こりゃ?」
と思った外観がこれです。

今日は定休日で入れませんでしたが
たまには、地元の店で飲んでもいいかな
と思わせる個性的な店です。

さて、今回のテーマは
「“起業する!”と家族や知人に言うのが怖い!」です。

ギリギリまで起業すると周囲に言わない人が多い

会社をやめて独立起業することが
会社に知られたらまずい、
周りから反対されるに決まっている。

こんな理由から、
ギリギリまで起業すると周囲に言わない人が多いようです。

しかし、周囲に起業することを言うことには
次の3つのメリットがあります。

まずは、一つ目のメリット
それは、「人に話すことによって、自分の考えが整理される」です。

自分は何をやりたいのか、
どのように事業を進めていくのか
について、分かりやすく話しましょう。

頭の中で考えるだけでなく、人に話すことによって、
自分の言っていることの矛盾点や
非現実的な点が明らかになり、
自分の考え方を整理できます。

逆に、事前に十分に自分の考えを整理しておかないと
人には話せないでしょう。

つまり、自分の考えを整理して人に話す
話したあと、さらに自分の考えを整理する
こんなサイクルで考えると、周囲に話すことのメリットが大きくなります。

次に二つ目のメリット
それは「周囲の肯定的な意見によって、自信の持つことができる」です。

自分がやろうとしていることに対して
周囲から肯定的な意見を聞くと
自信を持つことができ、起業に対するモチベーションも高くなります。

しかし、肯定的な意見を求めて
周囲に話しまくる人もいます。
「どうだ、俺の計画、すげえだろう!」という具合に。

私のところに創業相談に来る人のなかにも
こんな人がいます。

こんな感じで意見を聞かれても
「いいんじゃないですか?」といような
生返事しか返ってきません。

あらかじめ肯定的な意見を期待するのではなく、
謙虚な気持ちで話したことに対して
肯定的な意見が聞かれたとき
はじめて、自信を持つことができるのです。

三つ目のメリット
それは「周囲の否定的な意見によって、不十分な点が明確になる」です。

「こんなことをやりたい」を話したら、
「そんなの無理だよ」とか
「そんなので売上げが上がるわけないよ」と言われることが
怖いという気持ち、私にもありました。

けれど、否定的な意見こそ
あなたの事業を現実的に、具体的に詰めていく
きっかけになります。

否定的な意見を聞かされたから
自信をなくすのではなく
そういう人たちに納得してもらえるような
内容にしていくことが大切です。

「あいつは、俺の計画にケチをつけた!」などという
狭い料簡で事業を始めると
失敗する確率が高くなるでしょう。

否定的な意見を言ってくれる人に
感謝する気持ち持つような
謙虚さと広い心を持つようにしましょう。

このようなことは、頭では分かっていますが、
いざ、否定的な意見を聞くと
落ち込んでしまうのが人の心の常です。
私の場合も、そうでした。

このとき、あなたは前向きに考えられるかどうか
天から試されているのだと思いましょう。

起業に対する家族からの反対はつらい!

「会社をやめて起業する」と家族に言った場合、
「何を考えているの!失敗したら家族の生活はどうなるの」
という厳しい返事が多いようです。

多くの場合、具体的な内容よりも
結論だけ言うので、家族はびっくりして反対するのです。

また、今までの安定した生活が
維持できなくなると思って反対するのです。

家族の周りに起業してうまくいっている人がいないことも
不安の種になります。

どうしますか?離婚してでも起業しますか?
そうもいきませんよね。

家族に納得してもらうには、
次のようなことをしっかり伝えることが必要です。

・なぜ、起業しようと思ったのか?
・どんな事業をやりたいのか?

・その事業の成功の見込みや将来性はあるのか?
・その事業をどのように進めていくのか?

・その事業にはどんなリスクが考えられるか?
・そのリスクを回避するためにどんな対策をとるのか?

・協力してくれる人はいるのか?
・事業を立ち上げるための資金をどのように調達するのか?

などです。

しかし、このような話をする前に、
お互いに感情的になってしまったら
コミュニケーションは成り立ちません。

冷静に、かつあなたの心意気が伝わるような
熱い気持ちで話しましょう。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“誰もが迷っていることを
迷わずやり抜く”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

起業融資は無担保、無保証人で受けられる!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

今月初め、妻の母親が亡くなったので
宮崎県の役場に各種届出や手続きに行きました。

私の住所を神奈川県相模原市と書いたところ
担当の女性が、クマが出るところですね、
月の輪クマですか?と話し掛けてきました。

相模原市は人口73万人の政令指定都市
でも、クマが出ることがここまで知れ渡っているとは
思ってもいませんでした。

昨日配達されてきた「広報さがみはら」
「クマに出合わない・クマを引き寄せない」
という記事が掲載されていました。

クマが出るのは、合併した地区であり
私の住んでいることころには出ません、念のため。

さて、今回のテーマは
「起業融資は無担保、無保証人で受けられる!」です。

起業にはどんな資金が必要か?

起業に必要な資金は、
事業立上げ資金と運転資金の2つに分かれます。

事務所や店舗を借りる場合は、
権利金とか敷金などが必要です。

この他に、店舗改装や看板代、設備や什器備品代、
商品開発の費用、パソコンやプリンター、会計などのパソコンソフト、
電話&ファックス、ホームページの開設、
名刺やチラシの作成・印刷などの事業立上げ資金が必要になります。

運転資金には、商品や原材料の仕入れ、家賃や人件費、
水道光熱費や通信代、交通費やガソリン代、
各種リース料、消耗品代などがあります。

起業に当たっては、あらかじめ3か月分の
運転資金を用意するケースが多いです。

事業立上げ資金と当初の
運転資金を合計した金額、これが起業に必要な資金です。

必要な資金は、事業の種類や規模によって
変わってくるのはもちろんですが、やり方によっても大きく違ってきます。

例えば、事務所を借りないで自宅を事務所代わりする、
人を雇用しないで忙しい時だけパートとして手伝ってもらう、

法人ではなく個人事業にして税理士に依頼しないで
自分で経理をやるなどで費用を削減することができます。

ポイントは、売上げに関係なく出ていく
固定費を減らして変動費にしていくことです。

無担保、無保証人で融資を受けられる!

シニアの起業では、必要な資金は融資を受けないで
自己資金の範囲でやるようにすべきです。

当たり前のことですが、借りたお金は返さなければならず、
これが後々重くのしかかってくる場合があるからです。

でも、融資を受けないと事業が立ち上がらない場合は、
融資を受けることになります。

どこから融資を受けるか、
民間の金融機関を利用することも考えられますが、
多くの人が利用しているのが日本政策金融公庫の創業融資です。

これは、無担保・無保証人で
最高3,000万円まで融資を受けることができます。

ただし、原則として最低でも必要資金の
1割の自己資金を用意することが必要です。

例えば、必要な資金が1,000万円だとすると、
自己資金を100万円用意し、
残りの900万円の融資を受けるという構成です。

融資の申請には、
決められた様式による事業計画書の提出が必要です。

この他、各自治体の創業融資制度も
ありますので調べてみてください。

クラウドファンディングを利用したい
という人もいますが、現状ではハードルが高いようです。

シニアの場合は、退職金を元手に起業する方もいますが、
これにはなるべく手を付けたくないですね。

でも、こんな使い方をした人もいます。
退職金を自分の分、奥さんの分、子供の分と分けて、
自分の分だけで何とか賄うというやり方です。これも一つの方法ですね。

融資を受けずに事業を立上げ
順調に売上げ・利益が上がっていけばいいのですが
そうはいかなかった場合、運転資金が足りなくなります。

こんな状況になったときに、融資を申込んでも
断られるケースが多いというのが現状です。

事業がスタートする前は、まだ結果が出ていませんが、
スタートしてある期間が経過した後は、
うまくいっていないという結果が出ているからです。

この段階で融資しても
売上げ・利益が好転する見込みがないと判断されるからです。

ただ、今はコロナ禍の時期、
平常時と違う対応をしてくれるかも知れません。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“喜々として
危機に臨む!”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

非効率こそが起業のもう一つのキモ!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

9月5日、妻の母親が87歳で亡くなり
実家がある宮崎県の高原町に行って来ました。

神武天皇生誕の地であるこの町
看板には、こんなことが書かれていました。

神話の昔
この地で生まれ育った一人の青年が国を平定し
のちに日本最初の天皇・神武天皇になります。

仰々しさがない
さらりとした表現がとても印象的でした。

さて、今回のテーマは
「非効率こそが起業のもう一つのキモ!」です。

非効率なことが人の心を打つ!

使ったお金や時間に対して、
どれだけの効果があったのかを追求する

これが効率を求める考え方であり、
「ムダを省いて生産性をあげよう!」という考え方です。
これはビジネスの基本ですよね。

ところが、ここではあえて非効率なことを提案します。
効率化のウラに決して忘れてはならないものがあるのです。

以前にご紹介した展開型のビジネスの考え方を思い出してください。
出会った人や自分が関わる人には、
その場、その場で自分が提供できる最大限のことを惜しみなく与える

このことによって相手は、
「まさかここまで」と思って心を打たれる。

それがクチコミで伝わっていき、
お客さまや協力者の輪が広がっていく、
これが展開型のビジネスでしたよね。

効率性を度外視し、
損得を抜きにしてやってくれている、
だからこそ相手の心を打つのです。

精一杯相手のことを考えて行動するわけですから、
時間は掛かります。でも、それによって得られた信頼が、
私たちの財産になるのです。

お金ではなく“心と手間と時間”を掛けるということです。
時間は常に効率性だけを求めていけばいいのではありません。

相手に喜んでいただく要素は、
非効率なことの中に隠されているのです。

仕事も家庭も趣味も…、
ワクワクしながら生きるのが人生だ!

起業がうまくいき、売上げも事業規模も大きくなりました。
ところが、離婚という羽目になってしまった
という事例を聞いたことがあります。

仕事一筋に頑張ったのはいいけれども、
家庭のことは一切顧みなかったのが原因だというのです。

この起業は果たしてうまくいったと言えるのでしょうか。
やはり家庭生活と仕事の両立があって、
初めて成功したと言えるのだと思います。

仕事でワクワク、仕事以外でもワクワク、
こんな生き方をしたいものです。

仕事でワクワクできるならば、
それほどストレスは感じないかも知れません。

でも、お客さまからお金をいただくことは、
色々と気遣いが必要です。

そんな時に、仕事以外でもワクワクすることがあると、
心に余裕が出来ます。また、仕事の合間に自分が一番リラックス
できる場所に行くのも解放感を味わうことが出来ますね。

仕事も生活もすべてにワクワクする、
これは決して欲張りな考え方だとは思いません。

“生きる”という視点から見ると、
仕事や家庭、趣味と分けることはできません。
すべてを通して楽しむことが最高の生き方だと思います。

趣味を楽しみ家庭を大事にすることは、
仕事の面だけから考えると、
非効率的な時間の使い方かも知れません。

しかし、長い目で見れば仕事にもプラスになり、
充実した人生のためには、
極めて効率的な時間の使い方だと言えるでしょう。

「人生の義務は、ただひとつしかない。
それは幸福になることだ」――ヘルマン・ヘッセの言葉です。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“短い命
ワクワク生きなきゃ
もったいない”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp