好きなことで起業すれば脳全体が活性化、だからうまくいく!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

稲盛和夫は、西郷隆盛の「南洲翁遺訓」
を解説した本のなかで、こんなことを言っています。

組織をつくるのは、城を築くようなもの
まず、しっかりした石垣を組まなければならない。

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しかし、巨石だけでは石垣は組めない。
要所要所に巨石の間隙を埋めるような小さな石がなければ
石垣は脆く、衝撃があればすぐに崩れてしまう。

起業で連携や協力を求める場合も
巨石だけでなく、間隙を埋める小さな石も必要ですね。

さて、今回のテーマは
「好きなことで起業すれば脳全体が活性化、だからうまくいく!」です。

人間の脳内には、3種類の動物の脳がある

医学博士ポール・マクリーンの「三位一体脳モデル」によると
私たち人間の脳の中には
爬虫類脳(脳幹、視床下部)、哺乳類脳(大脳辺縁系)、人間脳(大脳皮質)という
3種類の動物の脳があるということです。

爬虫類脳は「生きていくための脳」であり
心拍、呼吸、体温、血圧といった生命維持機能を司っています。

哺乳類脳は「感じるための脳」であり
種の保存のための本能的な情動、快・不快の判断を司っています。

人間脳は「考えるための脳」であり
論理・学習・言語や創造的思考など、知性・知能を司っています。

しかし、勉強をする、文章を書くなどの知的な活動のためには
人間脳が働いていればいいという訳ではありません。
質の高い知的活動のためには
種類の脳が協力することが求められます。

例えば、風邪をひいて熱でうなされているとき
勉強しようとしてもはかどりません。
まずは体温が平常になることが必要です。

嫌いで嫌いで仕方がない訪問営業活動
こんなときも脳は働きません。

私が化粧品会社で訪問営業活動をやっていたとき
スポーツ新聞や週刊誌ばかり読んでいました。
難しい本を読む気にもならないし
読んでも頭に入ってこないのです。
人間脳が活躍できるようになるのは
爬虫類脳、哺乳類脳が満足した後になります。

脳はまず、「快・不快」、「好き・嫌い」で判断する

まず、哺乳類脳は、「考えるための脳」である人間脳から
「この問題を解決せよ」と命令が来ると
それが「好きか・嫌いか」で見極めます。
その判断は、「快・不快」を判断する「扁桃核」
そして記憶に深く関わっている「海馬」に問い合わせて行います。

そのことについて
過去に満足したという記憶があれば、「好き」と判断します。

「好き」と判断した場合には
爬虫類脳に近接している「欲の脳」(側坐核)から
「やる気ホルモン(TRH放出ホルモン)」が放出されます。
「やる気ホルモン」は、脳のさまざまな部分に働きかけて
脳全体を活性化させます。

特に人間脳
なかでも行動計画の立案・実行を判断する前頭連合野を刺激します。
その結果、人間脳の内部では
火花と火花が飛び散るようにニューロンとニューロンが結合します。

そうすると、想像と連想が絶え間なく広がり
新たな気付きを生んでいきます。

起業を成功させるには
脳がこのような状態になることが必要です。

そのことが「好きか・嫌いか」、これが起業成功のポイント!

人間脳がやるべきことを命令すると
哺乳類脳が「好き・嫌い」について判断、「好き」となると
爬虫類脳は本能的な欲求によって
行動に向けて猛烈にドライブをかけていきます。

このように、「好き・嫌い」を判断する哺乳類脳は
脳全体と活性化するうえで、中核に位置付けられていると言えます。

つまり、論理的分析よりもワクワクすることを考える方が集中力が高まり
いい結果が出ることにつながります。

では、どのようにしたらワクワクするのでしょうか?

その一つは、自分の本当にやりたいこと、好きなことをやること。

もう一つは、そのことによって自分がHAPPYになるとともに、相手がHAPPYになることです。

なぜなら、人間は、相手がHAPPYになることによって
自分もHAPPYになるようにできているからであり
そのことがワクワクにつながるからです。

ワクワクすると脳が「フロー状態」になる!

ワクワクすることをしていると、そのことに没頭します。
没頭している状態を「フロー状態」と言います。

昔、巨人の川上哲治が打席に立つと
ボールが止まって見えたと言います。
これは、「フロー状態」に入っていたからと言えるでしょう。

先日、錦織圭の試合を見て、解説の松岡修三氏が
「圭はスーパーゾーンに入っていた」と言っていました。
そのゾーンに入ると
身体が自然に動いて神業的なプレイができるということです。

まさに「スーパーゾーン」とは
心身ともに没頭している「フロー状態」を指しているのでしょう。

人間は昔から「今度生まれ変わったら…」と見果てぬ夢を語ってきました。
生まれ変わったら、本当に夢中になれることに没頭したい…。
でも、今は生まれ変わらなくても
それが実現できる時代になったのです。

昔は、人生50年、今は人生80年の時代だからです。

次の人生でやりたいことの勉強を徹底的にやって
その道のプロになれば
食べていくことができるのです。

今の日本に一番欠けていること
それは「夢を語ること」ではないでしょうか?

今回は以上です。
ご感想をお問い合わせフォームから
送っていただくと嬉しいです。

次回は、「ワクワクすることを見つけて起業するには?」
いよいよ核心に入っていきます。
楽しみにしていてください。

起業の成功は自分のワクワクすることを見つけること


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

写真は、青江三奈の唄で知られている
横浜・伊勢佐木町の商店街

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この街の顔であった横浜松坂屋が
閉店したのが平成20年10月

それ以来、この街も変わりました。
どこの街でも見かけるチェーン店が多くなったようです。
そうすると、段々街の個性がなくなっていきます。

経済効率性と独自性のバランスをとること
なかなか難しいようです。

起業したいけれど、どんな仕事で起業したらいいか分からない
起業したい仕事は決めているけれども
本当にこれで起業していいのか悩んでいる
こんな人が多いのが事実です。

今回は、その人に一番合った仕事は何か
成功するのはどんな仕事で起業したらいいのか
について考えていきます。

人生の根源への問いかけ

人は、人生のある地点に差し掛かると
根源的な問い掛けをするようになります。

○私はなぜ生まれてきたのか?
  ○私の人生の目的は何か?
 ○私は社会にどんな貢献をすることができるのか?
 ○私が生まれ持った才能や能力は何か?
     それをどのように人のために使えばいいのか?

私も高校生の頃、こんなことを考えていたことがありますが
大人になるとそんなことを考えることは滅多になくなりました。

どんな仕事で起業したらいいのかを考える場合
自分の人生の根源への問い掛けが必要です。

でも、こんなことを真剣に考えていたら、日が暮れるどころか
人生が終わってしまうかも知れませんね。

実は簡単に見つける方法があるのです。
自分が心からワクワクすること、
それがこの世で自分がやるべき仕事であり
社会に貢献できる分野なのです。

つまり、心からワクワクすることが
その人が人生で本当にやりたいことであり
やるべきことなのです。

ワクワクすること、本当に好きなことで起業するのがライフワーク起業!

好きなことで起業してうまくいくほど
世の中は甘くないという人がいます。
多分、あなたの周りにもいると思います。

では、どんな仕事で起業すればいいのでしょうか?

世の中のトレンドに合った仕事でしょうか?
今までの自分の経験を活かした仕事でしょうか?
儲かりそうな仕事でしょうか?

そのような仕事で
本当にワクワクするのであるならば
起業は成功するでしょう。

しかし、その仕事があまり好きではない
ワクワクしないならば、やめておいた方がいいでしょう。

今までのこのブログで登場していただいた
オリンピック選手のコーチングで有名なあるコーチによると
目標設定の95%が実現しない
それは立てた目標が自分の本当にやりたいことではないからだということです。

自分のやりたいこと、ワクワクすることをやっていれば
毎日が楽しくなります。
楽しいから工夫が生まれます。
人を惹きつけることができます。
だから成功の可能性が高くなります。

私は、このことをアメリカのマイク・マクマナスが開発した
「SOURCE」という手法を勉強することで知りました。

同じように、「SOURCE」の手法に出会った本田健さんは
自分が本当にワクワクすることは
本を書いて多くの人が幸せに生きることに貢献することだと気づき
今では多くの本を執筆して大活躍しています。

本田健さんは、“ワイフワークとは、人生の質を表現する方法だ。
君が生まれ持っている人間としての喜びと愛を
どんな仕事を通して表現したいかだ”と述べています。

さらに彼は、“ワクワクしながら情熱を
傾けられるものを見つけることが
すべての問題を解決できる万能薬のようなキットですよ。
それさえあれば、あなたに必要なものは全部手に入りますよ”
とも言っています。

起業を考える場合、
どうしても自分の得意なことを考えてしまい勝ちです。

中高年の起業の場合
自分が今までやってきたことが得意なことであり
それで起業しようという人が多いのが現状です。
それで本当にワクワクするのであればいいのですが
そうでない場合は
本当にワクワクすることを自分の心に聞いてみることが必要です。

大好きなこと、ワクワクすることをやるとうまくいく5つの理由

理由 その1 エネルギッシュになれる

あなたも覚えがあるかも知れません。
大好きなことをやっていると時間を忘れてしまい
もうこんな時間かということがよくあります。

嫌なこと、気が乗らないことをやっている場合は
時計ばかり見てしまいます。
大好きなことをやっていると疲れません。エネルギッシュになるのです。

理由 その2 才能が発揮される

もともとその人が持っている才能が発揮されるから
ワクワクするのです。ワクワクしている間に
自分の内側に眠る才能が自然に目覚めるのです。

理由 その3  楽しく幸せになれる

大好きなことをやっていれば、楽しく幸せになる…、
これはもう説明する必要はありませんね。

理由 その4 人が集まってくる

ワクワクしながら仕事をしている人に
は情熱を感じます。
情熱は人に伝染する力があります。
だから、人が集まってくるのです。
そこでの出会いが新たな可能性を引き出します。

理由 その5 お金が集まってくる

楽しくエネルギッシュに情熱的に仕事を
している人のところには、結果としてお金も集まってきます。

今回は以上です。
ご感想をお問い合わせフォームから
送っていただくと嬉しいです。

次回は、「好きなことで起業すれば脳全体が活性化、だからうまくいく!」です。
楽しみにしていてください。

起業によって得られる人間として大事な4つのこと


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

塩野七生の「ローマ人の物語」、文庫本で43巻
一年くらい前に読了しましたが、
また、読み返しています。

P1070995

二千数百年前のローマ
征服した地域を隷属化せず
彼らの価値観を認め、彼らとの共生を図った。

その包容力がローマの繁栄につながったということです。

さて、前回は起業によって得られる3つの自由と自己責任について書きました。

今回は、私がメンターとして師事している
(私が勝手にそう思っているだけです)福島正伸先生の
起業のついての考え方をご紹介します

起業とは社会に貢献し、人に喜ばれること!

起業するとは、いったいどういうことか?

福島先生は、著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。苦労の先にある
いくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

ネット上には、「年収1000万円以上稼ぐ方法」とか
「1日わずか30分で月収100万円」とかという情報があふれています。

確かに、夢だけでは生活できません。
充実した人生を送るには、経済的にも豊かであることが必要です。

しかし、自分だけが儲かり、社会に対して何の貢献もしない
こんな生き方が、果たして充実した人生と言えるでしょうか?

福島先生は、こんなふうにも言っています。

“売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。
だから私たちは社会やお客様のために何ができるか
どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいい。
そんなふうにシンプルに考えるだけで
すべての事業はうまくいくようになっているのです。”

福島先生は
こんな考え方で起業すると
人間として大事な4つのことを
得ることができると言っています。

人間として大事な4つのこと その1  自己実現

起業によって得られる人間として大事なことの一つ目は

“生きている意味を実感できる「自己実現」です。

自らの可能性を最大限に発揮している状態、
つまり夢に向かってチャレンジしている状態です”

そのプロセスそのものが自己実現というわけですね。
「楽をして稼ごう」というのとは、対極にある世界です。
チャレンジしたその先には、大きな感動があります。

人間として大事な4つのこと その2  自己成長

起業によって得られる人間として大事なことの二つ目は

“できなかったことができるようになるという「自己成長」です。

他人と物事は思い通りになりません。
しかし自己を変革、成長させることは無限にできます。
思い通りにならないことが自己成長につながるのです。
成長とはいかなる困難が降りかかってこようとも、
それを乗り越えていくことができるようになることです”

起業はいつも楽しいことばかりではありません。
苦しい時期、大変な時期があります。

そんな時期こそ、
自分が成長できる絶好の機会であると考えることが大切であり
それが自分の財産になると福島先生は言っているのですね。

人間として大事な4つのこと その3  価値創造

起業によって得られる人間として大事なことの三つ目は

“社会において求められる価値の維持・創造をするという「価値創造」です。

それは理想的な社会に向けて、他人や社会のために尽くすことです。
尽くすとは
自分以外の人に喜んでいただけるような
価値を提供することであり、それによって感謝されることです。
尽くすことで売上げも上がりますが
それ以上に感謝という最高の報酬を得ることができます”

私が勤務していた化粧品会社のモットーの一つが、
「喜ばれることに喜びを!」でした。
他人や社会のために尽くして喜ばれる
これこそ生きていることの本当の喜びなのですね。

人間として大事な4つのこと その4  社会調和

起業によって得られる人間として大事なことの四つ目は

“まわりの人や社会と調和しながら生きるという「社会調和」です。

他人を信頼して支援することによって
自分も支援され共存共栄していくことです。
お客様との関係ばかりではなく、同業他社とも
地域や社会とも共存共栄していくことができます”

古代ローマの考え方に通じるものがあるように思います。

人とのつながり、社会とのつながりが大事です。
つながりやネットワークを通して社会に貢献していく
これが起業成功のポイントの一つであり
充実した人生に必要なことなのですね。

今回は以上です。
ご感想をお問い合わせフォームから
送っていただくと嬉しいです。

次回は、「起業の成功は自分のワクワクすることを見つけること」です。
楽しみにしていてくださいね。

起業によって得られる3つの自由


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
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小田原駅前の地下街
随分前から閉鎖していて小田原駅周辺の
商業停滞の象徴のような存在でした。

P1070983

11月にようやく再開して、そこそこの人出で賑わっています。
駅ビルに入っている店や駅前商店街で見掛けた店なども
何店か入っています。

これが活性化のきっかけとなってくれればと思っています。

さて、前回までは、起業して3年後まで
生き残れるのは3割しかいないという
起業のリスクと失敗の原因について考えてきました。

起業にはリスクが付き物ですが
それを回避する対応策をしっかり取っておけば
そんなに恐れることはありません。

むしろ、起業によって充実した人生が得られ
社会貢献することもできます。

今回は、「起業によって得られる3つの自由」
というテーマでお話していきます。

起業して得られる3つの自由
その1 時間からの自由

サラリーマン時代の自分を思い出すと、今でも冷や汗ものです。
前の晩、遅くまで飲んで翌朝は寝坊
会社に慌てて飛び込んでも
タイムカードは3分遅刻の表示
3分でも遅刻は遅刻です。

週に1~2回はこんなことがありました。

会社をやめてから、その会社のセミナーの講師
として呼ばれたことがありました。

その時、かつての同僚や先輩から
「お前は独立して正解だったよ。
もう会社に遅刻しそうだといって
駅から走ることはないものなぁ~」
と言われました。

その会社、五反田にありました。

先日、十数年振りに五反田に行ったとき
ここを良く走ったなと
本当に懐かしかったですが
あの当時は二日酔いの状態で
必死に走りました。

サラリーマンは時間に縛られています。

起業すれば、時間に縛られることはありません。
1日のスケジュールは自分で決められます。

しかし、売上げを上げるために
長時間働かなければならない時もあります。
取引先やお客様との時間はの約束は
絶対守らなければなりません。

これは、独立していようと否と、
仕事をするには、最低限のマナーです。

だから、起業すれば時間から
完全に自由になるとは言えません。
しかし、何時から何時まで
用があってもなくても会社にいなければならない
という息苦しさはありません。

私の場合、このことだけを考えても
独立起業して本当に良かったと思っています。

起業して得られる3つの自由
その2  お金からの自由

サラリーマンの場合、貰える給料は
残業代を別にすればほぼ決まっています。
楽しみなのはボーナスだけです。

起業すれば、成果が上がればその分は全部自分の収入になります。

しかし、コピー1枚とるにも
自分で払わなければなりません。
交通費も通信費も全部自分持ちです。

売上げが上がらなければ、その分収入も少なくなります。
特に起業したての頃は、収入よりも
経費の方が多いという場合もあります。

だから、軌道に乗るまでは、その分の現金を
用意しておくことが必要です。

そのため、3か月の運転資金を
あらかじめ用意しておくことが一般的です。

せっかく起業したのに廃業してしまう人が多くいます。
思うように売上げが上がらず
お金が回らなくなってしまったというのが大半です。

働けど働けど
わが暮らし楽にならざり
じっと手を見る

起業しても、この啄木の歌のように
なってしまう可能性もあります。

このブログでは、そうならないための
情報やノウハウをお伝えしていきます。

起業して得られる3つの自由
その3  人間関係からの自由

サラリーマンが夜な夜な集う居酒屋では、
上司の悪口をつまみに酒を飲む
これは昔からの鉄板のようです。

毎晩、お得意先の接待で
午前様という営業担当者もいます。
立場上、酔ったふりをしても完全に
酔ってしまうわけにはいきません。
ストレスがてんこ盛りの毎日です。

起業すれば、このような人間関係の
ストレスは少なくなります。
私自身、営業が苦手だったので、
すごい解放感がありました。

自由の裏返しは、すべて自己責任

起業すれば
時間が自由になる
軌道に乗ればお金からも自由になる
人間関係に悩まされない。

この3つの自由、私自身も実感しています。

しかし、自由であることは
すべてが自己責任になるということです。
他人のせいにはできません。

起業家になるには、この覚悟が必要です。
特に中高年の起業は、このことを十分に肝に銘じておくことが求められます。
逆に、この覚悟ができない人は、起業してもうまくいかないでしょう。

今回は以上です。
ご感想をお問い合わせフォームから
送っていただくと嬉しいです。

次回は、「起業によって得られる人間として大事な4つのこと」です。
楽しみにしていてくださいね。

起業して3年まで生き残れるのは3割、 なぜ失敗が多いのか?(2)


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
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この間の日曜日、大磯の朝市「大磯市」に行ってきました。
朝市と言っても昼過ぎまでやっています。

P1070965

まだ店を持っていない人が
ここの朝市に出店し、ファンをつかんでから
実際の店を出すというケースが何店かあるようです。

朝市が起業のインキュベーターの役割を
果たしているとも言えます。

て、今回のテーマは
「起業して3年まで生き残れるのは3割、
なぜ失敗が多いのか?」
の2回目です。

前回は起業が失敗する原因として
その1 本当にやりたいことで起業しないから
その2 一人よがりの思い込み
をご紹介しました。今回はその3からです。

起業が失敗する原因 その3  
喜ぶ人がイメージできていない

あなたが提供する商品やサービスで
本当に喜んでくれる人は誰でしょうか?
具体的にイメージできることが必要です。

あなたから商品を買った人
あなたのサービス受けた人
どんな表情をしていますか?
どんな喜びをあなたに語り掛けていますか?

これが具体的に浮かぶということは
ターゲットが明確になっていること
提供する商品やサービスが
お客様に対してどんな価値を提供して
いるかが明確になっているということです。

想像してみてください。
自分が提供した商品やサービスで
お客様が本当に喜んでいる、満足している
こんな状態をイメージするだけで
楽しく、ワクワクしますね。

人に喜んでもらうこと
人の役に立つことをすること
これが大きな喜びにつながります。
こなぜなら、これが人間の本質の一つだからです。

起業が失敗する原因 その4  
何をどのようにお客様に伝えるのか明確になっていない

あなたが素晴らしい商品や
サービスを提供しようとしても
お客様がそのこと知らなければ
あなたの商品やサービスは
存在していないのと同じです。

誰に喜んでもらうのか?
どんな価値を提供するのか?

それが明確になったら
対象となるお客様に
何をどのように伝えていくのか
これを考える必要があります。

分かってくれる人は分かってくれるさ、
これでは、あなたの事業は
いつまで経っても芽が出ないかも
知れません。

どんな方法で伝えていけば
お客様に気づいてもらえるのか?
どんな言葉で伝えていけば
お客様の心に響くのか?

これを明確にしないで起業しても
うまくいかないでしょう。

起業が失敗する原因 その5 
士業などの資格に頼ること

「資格を取って独立!」「独立に有利な資格はこれ!」
というような宣伝コピーを見掛けることがあります。

確かに資格がなければ開業できない業種は沢山あります。
このような業種は資格取得が前提になりますが、
資格さえ持っていれば、独立開業がうまくいく
というわけではありません。

あの超難関の司法試験に合格して
弁護士になっても
生活できるほど稼ぐことができない例も聞きます。

取得した資格をどのように活かしていくか
自分の専門性をどこにおいたポジショニングをするのか
これをしっかり考えないと失敗する可能性が高いのです。

起業が失敗する原因 その6  
売上げ、利益を得ようと焦ること

起業して最初からうまくいくとは限りません。
売上げ、利益があがらないと不安になります。
このままだとどうなってしまうのだろう?
こんな気持ちが焦りを生みます。

そうなると、お客様のことより
売上げ、売上げと、そのことばかりで
頭が一杯になります。
お客様は敏感です。そんな人からは買おうとは思いません。

売上げとは何でしょうか?
それは、お客様にいかに喜ばれたか
お客様にいかに満足していただいたか
その尺度が売上げとなって
あらわれるのです。

売上げを考える前に
お客様に喜んでいただくことを
最優先に考えることがきわめて重要です。

もう一つ、焦らないためには
手元の資金に余裕を持つことです。
なにせ、手元のお金が段々減っていくと
本当に心細くなります。
それが焦りにつながります。

起業が失敗する原因 その7  
人の話を聞かない頑固者

これは、中高年に多い例です。
次のような中高年は嫌われます。

○人の話を聞かずに自分の考えを主張する。
○聞かれてもいないのに、昔の話をする。
○聞かれもしないのに、自分の過去の経歴や肩書について話す。
○同じことをクドクド繰り返す。
○自分ばかりしゃべって相手にしゃべらせない。

このような嫌われる中高年が起業しても
誰も協力してやろうという気にはなりません。
また、独りよがりになりがちです。

だから、起業はうまくいかないのです。

このように起業がうまくいかない理由は沢山ありますが、
しっかり準備しておけば、
決してそのリスクを恐れることはありません。

次回は、起業によって得られる
3つの自由についてご紹介します。
楽しみにしていてくださいね。

起業して3年まで生き残れるのは3割、なぜ失敗が多いのか?(1)


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

昨日は小田原で創業相談を受けていました。
小田原と言えば、二宮尊徳の出身地、
写真は、報徳二宮神社の境内に立っている
二宮金次郎像です。

金次郎

彼ならば、現在の日本の経済を立て直すのに
どんな処方箋を書くのか
と想像してみることも
必要かなと思います。

さて、今回のテーマは
「起業して3年まで生き残れるのは3割、
なぜ失敗が多いのか?」です。

分量が多いので、今回と次回の
2回に分けてご紹介していきます。

起業後3年以内の廃業率は70%

日本で1年間に起業する人の数は、
15~18万人と言われています。

国際的に見ると
日本の起業家数はかなり少ないのが現状です。
そのため、国でも起業支援のための
様々な施策を打っています。

日本の総理大臣が
ニューヨーク証券取引所で
「日本を起業大国にする」と宣言しています。

しかし、起業しても
3年まで生き残れるのは3割しかない
と言われています。

せっかく起業しても、なぜ生き残れないのでしょうか?
今回と次回は、その原因について考えていきます。

3年後まで生き残れるのは3割しかいないのか?
う~ん、考えてしまうなぁ~、
と思っているあなた、
起業成功のバーはそんなに高くはないのです。

バーの高さがそれほど高くないのに
トレーニングをしないで、いきなり跳んで
しまうと失敗します。

起業の失敗は
これと同じで、しっかりした準備をしないで
いきなり跳んでしまうからです。

しっかり準備しておけば、
起業のリスクを恐れる必要はありません。

起業が失敗する原因 その1 本当にやりたいことで起業しないから

本屋に行くと、起業に関する本が沢山並んでいます。
そこには、
自分の過去の経験や
持っているノウハウを活かすことが
重要ですと書いてあります。

それが、本当に自分がやりたいこと、好きなことだったら
良いのですが、
そうでない場合は、失敗する可能性が高くなります。

自分がワクワクすること
本当にやりたいこと、好きなこと
これをテーマに起業することが第一のポイントです。

自分のやりたいこと、ワクワクすることをやっていれば、
毎日が楽しくなります。楽しいから工夫が生まれます。
人を惹きつけることができます。
だから成功の可能性が高くなります。

今の仕事が嫌でたまらないから
独立起業するという
現実からの逃避も失敗につながります。

オリンピック選手のコーチングで
有名なあるコーチによると
目標設定の95%が実現しない、
それは立てた目標が
自分の本当にやりたいことではないからだということです。

でも、やりたいこと、好きなことをやって
お金になるのだろうか?

好きなことで起業して
経済的にも豊かになる
これが、このブログのテーマである
「好きを仕事に!ライフワーク起業」です。

そのためには、どうしたら良いのか、
それについて、あらためて詳しくご紹介していきます。

起業が失敗する原因 その2 独りよがりの思い込み

私のところにも、こんな商品を創ったけれど、
どこか売り先はないか?
という相談が時々あります。

本人はとても良い商品だと思い込んでいますが、
誰のどんなことに役立つ商品なんだろう?
と首を傾げざるを得ないような
商品が多々見られます。

これを買ってもらえそうな人たちに
意見を聞きましたか?と
問うと、聞いてないけど、きっと喜ぶはずだ
という返事です。

こういうタイプは
私の体験によると、比較的高齢者に多いです。

このような例だけでなく、
独りよがりの思い込みで起業してしまう人、
これでは間違いなく失敗するでしょう。

思いつきやひらめきはダメだと
言っている訳ではありません。

思いついたアイデアやひらめきを
現実に即した事業計画にしていくには
対象となる人たちに
徹底的に意見を聞くことが必要です。

少なくとも15人くらいには聞きたいものです。
ここで手間暇を惜しまないことが
起業を成功させるポイントです。

さて、今回はここまで、
続きは次回です。
楽しみにしていてくださいね。

中高年が起業の適齢期!?


 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

先週の木・金・土の3日間は葉山で仕事。
葉山といえば写真のようなイメージを思い浮かべますが、
仕事ですからずっと部屋の中、

葉山の海

 

 

 

 

まには葉山の素晴らしい景観を楽しみたいものです。

さて、今回のブログのテーマは
「中高年が起業の適齢期!?」です。

30代になるともうダメと言われていた!

私はかつて、
マーケティングの企画会社の社員だった
ことがあります。

その当時、マーケティングの企画の仕事は
30代になるともうダメと言われていました。
新しい発想が生まれないからだというのがその理由です。

ところが、そんな常識にまっこうから
異論を唱えているのが、ジョージ・ワシントン大学
加齢健康人文科学研究センター所長の
ジーン・コーエンです。

彼は、発達心理学者として有名なエリクソンの弟子です。

エリクソンと言えば、
アイデンティティという概念を提唱したことで知られています。

私が大学で心理学を専攻していた頃、
アイデンティティという言葉が日本に入ってきましたが、
その頃はこれを「自己同一性」と訳していましたが、
今では普通にアイデンティティという言葉をそのまま使っていますね。

間違いだらけの脳の常識

ジーン・コーエンは、長年の加齢研究の結果、
年長者の脳には、若年者と同等の学習能力はない
年齢とともに創造性は衰える
というような常識は
すべて間違いであると言っています。

ジーン・コーエンは次のように述べています。

〇経験や学習に応じて、脳は自ら変化する。

〇新しい神経細胞が生涯にわたって生成され続ける。

〇感情を司る脳回路は、年齢とともに成熟しバランスが良くなる。

〇年長者の脳は若年者よりも脳の多くの場所を同時に使う。

つまり、刺激や学習によって、
脳自体が活発に結合を繰り返して成長を続けていくことが、
脳科学の最先端分野で明らかになったということです。

ジーン・コーエンは、
高齢者こそ創造性が高まる事例として、
94歳から彫刻を始めたベアトリス・ピアスを紹介しています。

アメリカにおける大学院生の内訳を調べると、
50歳以上の年齢層の増加が最も著しいそうです。

かの葛飾北斎は、90歳でいよいよ死を迎えるとき、
「天が私にあと10年の時、いや5年の命を与えてくれるのなら、
本当の絵かきになってみせるものを」
と嘆いたと言われています。

しかし、年齢を重ねることが無条件で
脳の発達を促すという訳ではなりません。

過度のアルコールや薬の摂取、無気力、
喫煙、肥満、栄養不良、社会的孤立、
うつ病などの精神疾患が、
脳の知的能力を低下させるということです。

人生の後半生こそ、ライフワーク起業の適齢期!

ジーン・コーエンは、人生の後半生を、
次のように4つの発達段階に分けています。

第1段階 再評価段階  (40代前半~50代後半)
第2段階 開放段階   (50代後半~70代前半)
第3段階 まとめ段階  (60代後半~80代  )
第4段階 アンコール段階(70代後半~人生の最期)

第1段階の再評価段階(40第前半~50代後半)は、

〇いつかは死ぬという事実に初めて向き合う。

〇探究心や、まれに危機感に駆り立てられて
  計画を立てたり、行動を起こしたりする。

〇この段階で起こる脳の変化が発達性知能を刺激し、
  これが知恵の基盤となる。

第2段階の開放段階(50代後半~70代前半)は、

〇「いまやるしかない」という意識を持つことが多くなる。
  これが新たに「内なる開放感」を呼び起こす。

〇自分の要求にしたがい、
  自分の思いや行動について発言していいのだ
  という個人の自由意思から計画を立てたり、
  行動を起こしたりする。

〇新しい何かを欲する気持ちが
  脳の情報処理を司る部位で
  新たな神経細胞の生成を促す。

こうして見ると、再評価段階や開放段階は、
知的な能力が発達しており、自分の思いを
行動に移す起業の適齢期を言うことができます。

特に、自分の好きなことややりたいこと
を仕事にするライフワーク起業には
最も良い年代だと言えます。

50~75歳の林住期が人生の黄金時代!

古代インドでは、人生を次の4つの時期に分けていました。

0~25歳 学生期 良く学び身体を鍛える時期
25~50歳 家住期 仕事に励み、家庭を維持する時期
50~75歳 林住期 真の生きがいを探す時期
75~天寿 遊行期 自分の人生の統括をする時期

林住期は、一通りの苦楽を経験して
人生が分かってきている年代であり、
昔の人は「人生の黄金時代」と呼んで、
楽しみにしていたそうです。

「わりなき恋」という小説を書いて話題になった
女優の岸恵子は82歳、若さの秘訣を聞かれて

「何の目的もないから老けるのよ。
新しいことに挑戦し続ければ老ける暇なんかない。
言葉をかえれば、もっと苦労することが必要なのよ」

と答えたと言います。まさに脱帽ですね。

中高年が起業の適齢期だといっても、
やっぱり自信がないなぁ~、
と思っている方もいるかと思います。

次回は、中高年からでも決して
遅くない事例をご紹介します。
楽しみにしていてくださいね。