二宮尊徳の教えを起業に活かす!


二宮尊徳の教えを起業に活かす! - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

500名超の起業相談から生まれたノウハウを活用して
50歳以上のシニアの起業を応援するブログを配信しています。

今日の朝刊に「二宮金次郎の一生」
という本の広告が掲載されていました。
映画が今年の夏に公開される予定だそうですね。

小田原城の横に、二宮尊徳を祀った
報徳二宮神社があり、そこに像が立っています。

その脇に立てられている掲示板に、
二宮尊徳のこんな言葉が書かれていました。

「経済なき道徳は戯言であり
道徳なき経済は犯罪である」

今の世の中の様々な出来事を
見透かしたような彼の言葉ですね、。

そこで、、今回のテーマは
「二宮尊徳の教えを起業に活かす!」です。

理念とは、ミッションを実現していくための価値観!

「道徳なき経済は犯罪である」
強烈な言葉ですが、経済の本質を語っているように思います。

彼の言う「経済における道徳」とは何か?
それは、事業を行う際の理念だと思っています。

過去の出来事や現在を振返ってみると
この理念をないがしろにした会社が
色々な問題を起こしているような気がします。

では、理念とは何でしょうか?
理念は、ミッションやクレドと混同されることが多いようですが
私は、ミッションを実現していくために大切にしている価値観と考えています。

老舗企業が代々伝えてきた家訓や社訓も
理念と言えるでしょう。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の“三方よし”は、
近江商人たちが商売をする上で守ってきた価値観です。

それにしても最近は「売り手よし」だけで
「買い手よし」「世間よし」が軽んじられているように
感じるには私だけでしょうか?

理念は、規模の大小に関係なく必要なもの

理念なんて、大きな会社には必要なのかも知れないが
これから起業する自分のようなところには関係ないのではないか?
このように思っている方が多いのではないでしょうか。

そうではありません。
理念は、規模の最小にも
歴史や伝統のあるなしにも関係ありません。

どのような仕事をしていくにも必要なものです。
私の知り合いのカイロプラクティックの治療院の話です。

自分が耐えられなかった身体の痛みを
カイロプラクティックで救われた
だから、私もそのような人たちの役に立ちたい。

それが彼女の治療院の理念です。
理念は仕事をしていく上ので、“志”とも言えるものです。

「利他」と「感謝」は起業の理念として不可欠

理念は、あなたが今まで生きてきた中で大切にしてきた価値観
今後、仕事をしていく上で大切にしたい価値観です。

100人いれば、100通りの価値観があると思います。
でも、起業を成功させていくためには
「利他」と「感謝」という価値観は不可欠だと思います。

なぜなら、人は種の保存のためだけでなく
人に喜んでもらうこと、社会に貢献すること
このために存在しているのです。

だから、このような「利他」の行動によって
大きな喜びが得られるように創られているからです。

せっかく起業したならば
毎日、ワクワクし活き活きと働きたい
それは「利他」という価値観によってもたらされます。

もう一つの価値観は「感謝」
古来、日本では「人は他の動植物の命をいただくことで
自らの生存を確保している」考え方が存在しています。

だからこそ、人々は自分たちを
「生かしてくれる」大自然の恵みに感謝しながら生きてきました。
私たちは「生かされている」のです。

私たちが起業して仕事をしていくためには
自分一人ではできません。
周りの人たちや世の中の多くの人の協力や助力が必要です。

これに素直に感謝すること、
「感謝」の気持ちがあるところに人は集まってきます。
そこに、新たなエネルギーの磁場ができます。

売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決める

私が自分のメンターだと勝手に思っている
福島正伸先生は、著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。苦労の先にある

いくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

“売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。
だから私たちは社会やお客様のために何ができるか
どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいい。
そんなふうにシンプルに考えるだけで
すべての事業はうまくいくようになっているのです。”

起業してから3年後まで生き残るのは3割
こんな厳しい数字になるのは、「利他」と「感謝」の価値観が
しっかり腹の中に落ちていないのが原因かも知れません。

ドラッガーは
「マネジメントの最終の目的は人を幸せにすること」と述べています。

簡単に出来そうで、実は難しいこと
それが「利他」と「感謝」かも知れません。

私自身、妻に本当に感謝の気持ちを伝えているか?
周りの人に役に立つことをしているのか?
振返ってみると、はなはだ心もとない状態です。

でも、出来てないからいらないのではなく
出来ていないから、それを目指していこう
このように考えなければいけないな。

二宮尊徳の言葉を目にして
しみじみと感じた次第です。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“夢への道は、常に今の自分から、始まっている”

追 伸

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ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp