ライフワーク起業に不可欠の価値観とは?


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

この間の土曜日
相模原市相武台団地にある
コミュニティカフェに行って来ました。

周辺は高齢化が進んでおり
高齢者の居場所や交流のための場所を作りたい
こんな願いで、佐竹輝子さんが5年前に始めたこのカフェ

こんなことをやれば高齢者が
集まってくれるだろうと思っていたことが
外れることも多く、苦労の連続だったと話していました。

イベントやカルチャー教室
子ども食堂などのほかに
月に1回、夕暮れダイニングを開いています。

地域の高齢者が集まって
ワイワイ楽しく飲食できる場です。

孤独になりがちな高齢者にとって
憩いの場として定着しているようです。

今回のテーマは
「ライフワーク起業に不可欠の価値観とは?」です。

理念とは、ミッションを実現していくための価値観!

あなたはどのような理念を掲げて起業しますか?

理念とは、今までの人生であなたが大切にしてきた価値観
今後、仕事をしていく上で大切にしたい価値観
ミッションを実現していくために大切にしたい価値観です。

価値観は、人によって様々だと思います。
100人いれば、100通りの価値観があると思います。

でも、ライフワーク起業には
「利他」と「感謝」という価値観は不可欠です。

「利他」が結果として「利自」につながる

人は種の保存のためだけでなく
人に喜んでもらうこと
社会に貢献すること
このために存在しているのです。

だから、このような「利他」の行動によって
大きな喜びが得られるように創られているからです。
まさに「喜ばれることに喜びを!」です。

福島正伸先生は、著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。

苦労の先にあるいくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

“売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。
だから私たちは社会やお客様のために何ができるか

どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいい。
そんなふうにシンプルに考えるだけで
すべての事業はうまくいくようになっているのです。”

私たちはこのような言葉を読むと「なるほど」と納得します。
しかし、私の起業相談の経験からすると
お客様が喜ぶことや社会に役立つことを
あまり考えていない人が多くいます。

起業してから3年後まで生き残るのは5割
こんな厳しい数字になるのは、「利他」の価値観が
しっかり腹の中に落ちていないのが原因かも知れません。

ドラッガーは
「マネジメントの最終の目的は人を幸せにすること」と述べています。

毎日、ワクワクし活き活きと働くこと
これがライフワーク起業
それは「利他」という価値観によってもたらされます。

「感謝」の気持ちは最強のパワーを発揮!

もう一つの価値観は「感謝」です。

ミッションを実現していくためには
自分一人ではできません。
周りの人たちや世の中の多くの人の協力や助力が必要です。

これに素直に感謝すること、
「感謝」の気持ちがあるところに人は集まってきます。
そこに、新たなエネルギーの磁場ができます。
だから、ライフワーク起業には「感謝」の価値観が不可欠なのです。

もう随分昔のことになりますが、私が勤務していた化粧品会社で
「日本語の中で一番好きな言葉は何ですか?」というアンケートに対して
「ありがとう」という言葉が一番でした。

その化粧品会社で、訪問販売の実習を1年半やりました。
どこに行っても断られていました。
押し売りが来たような扱いを受けます。

売れない化粧品がぎっしり詰まったセールス鞄をさげて
夕方の商店街を、とぼとぼ歩いていると
店は買物客で賑わっています。

「わざわざお客様が店に来てくれる。いいなぁ~」
本当に羨ましく思いました。

その後、中小企業診断士として
商店街の人たちと接する機会が多くありました。
中には、お客が店に来るのは当たり前
と思っている商店主の方が何人もいました。

私は自分の訪問販売の時を思い出しました。
お客様が来ていただくことは、本当にありがたいことなのだと…。

「感謝」の気持ちこそ
あらゆるマインドの中で最強のパワーを発揮すると言われています。

私たちは「感謝」の気持ちが大切だと、小学生でも知っています。
でも、毎日の生活の中で、素直にそんな気持ちになれないでいます。

だから、意識して「感謝」の気持ちを持つこと、
その気持ちを伝えることが必要なのだと思います。

今回は以上です。

最後に再び福島正伸先生の
夢を実現する今日の言葉です。

“ここであきらめるか
ここから本気になるか”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

そこに“愛”がなければマーケティングではない!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

先週、所用で湯島に行って来ました。
近くにあった神田明神にお参りしてきました。

神田明神と言えば
平将門の霊が奉祀されている神社として名が知られています。

将門の霊を供養するために
延慶2年(1309年)に当社の相殿神とされましたが
明治に入ると謀反人だからという理由で祭神から外されてしまいました。

再び、本社祭神として復帰したのは
昭和59年(1984年)、つい最近だったのですね。

さて、今回のテーマは
「そこに“愛”がなければマーケティングではない!」です。

仕事とは、人を幸せにすること

私たちは、起業の場合だけに限らず
仕事について考えるとき、
次の言葉を常に胸に抱いておく必要があります。

“仕事とは、人を幸せにすること”

人を幸せにするには
そこに“愛”がなければなりません。
“愛”があれば、その人のことを一生懸命考えます。

その人の悩みや困っていることを解決する
その人が求めていることを提供する

つまり、マーケティングとは
商品を販売するための手法ではありません。

その人を幸せにするために、
どのように商品を提供していけばいいのか
という手法の体系なのです。

これは、私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の言葉です。

しかし、私たちは
どうしたら売れるか?利益をあげられるか?
売る側の論理で考えています。だから売れないのです。

そこには、お客様の幸せを考える
“愛”という視点が欠けているからです。

あなたの事業のお客様は誰ですか?

あなたが、これから始める事業のお客様
いわゆるターゲットは誰ですか?

これから起業する人にこんな質問をすると
「自分の商品を喜んでくれる人なら年齢は問いません。
どなたにも喜んでもらえるような自信のある商品ですから…」

こんな答えが返ってくることが少なくありません。

結果として
年齢に関係なく幅広い人たちに支持される商品だとしても
ターゲットが明確になっていないと
誰に向かって何を訴えていくかが
ぼんやりしてしまいます。

誰を幸せにしたいかをありありと描く
これがペルソナ・マーケティング

まずは、「30~40代の主婦層」
というように、おおまかにターゲットを設定してみてください。

次に、おおまかに想定した
ターゲット層の中から一人だけを選んでください。

その人に関して
今までの生い立ち、生活や好み、家族環境
友人、経済的な背景などについて
ありありとその姿を記述してください。

その人があなたの目の前にいて
語りかけるくらいまでリアルに考えてください。

これを明確にして組み立てるマーケティングを
ペルソナ・マーケティングと呼ばれています。

ペルソナのモデルになった人に不満を言ってもらう 

ここでは、店の場合を想定して説明します。

競合となる店はどこですか?
実際にその店に行って買物し
自分がモデルの人になったつもりで
次の点をチェックしてみてください。

・店は目立つか?
・店の入りやすさ?(物理的および心理的)
・何が“売り”なのかがはっきりしているか?

・商品の陳列は?
・商品の種類とレベル、価格は?
・ラッピングは?

・店内演出は?
・季節感が感じられるか?
・接客は?

・店内の色彩や照明は?
・販売促進は?

・商品の見やすさは?
・その他気が付いたことは?

もし、モデルになった人が
あたなの親しい友人ならば
一緒に買物に行って
チェックしてもらうのもいいでしょう。

店舗の場合を想定して説明しましたが
無店舗販売の場合は

競合と想定されるホームページを見て
モデルの人になったつもりで
不満に感じる点をチェックしていきます。

“不満”の“不”をどのように解消していくか考える

化粧品や健康食品・サプリメントで
知られているある企業では

お客様が感じている
不満、不便、不信、不平、不備、不透明、不快
という7つの“不”をリストアップし
その“不”を解消する方向で
商品開発に取組んでいるという話を聞いたことがあります。

モデルになった人が感じた不満
これをどのように解消していくか
これがあなたのビジネスモデルを考える時の
大きなヒントになります。

もう一度
マーケティングとは“愛”である
という言葉をかみしめてください。

それがあなたの事業を
商品を考えるスタートなのです。

ちなみに、私が立ち上げた法人は
「合同会社 環り愛(めぐりあい)」という社名です。

愛が環る社会をつくりたい
そんな願いが込められています。

今回は以上です。

最後に再び福島正伸先生の
夢を実現する今日の言葉です。

“不満を言っている時間があれば
夢は実現できる”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp