このための時間は絶対削るな!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

神奈川県・山北町
8月30日現在、今までのコロナの感染者はゼロです。

やまきた駅前の見守り観音菩薩の
ご利益のお陰だよ、と地元の人から
この観音様のお札をいただきました。

 

東京芸大出身の木彫家の欄二朗さん
熊本出身で山北に在住している彼が彫った観音様
この他にも色々ご利益があるようです。

さて、今回のテーマは
「このための時間は絶対削るな!」です。

必ず取っておくのは人と会って情報収集する時間

仕事をやっていくと、様々な疑問が湧いてきます。
会社に勤務していた頃とは違って、自分一人で対処しなければなりません。
だから、今まで以上に情報収集が大切です。

情報収集には、本、雑誌や新聞を読む、
ネットで調べるなどの方法があります。

ネットを利用すれば、幅広い領域の情報を
短時間に調べられると思いますが、
これだけに頼っていては、本当の情報収集は出来ません。

すでに起業している人、これから起業する仲間、
商品開発やマーケティングなどそれぞれの領域の専門家、
自分のビジネスのターゲットと想定される人たち、

自分のビジネスに協力してもらえるような人たち
色々な人たちが考えられます。

ある時に偶然会えるかも知れません。
こんな人に会いたいと意図して出会いを求めることもあるでしょう。

人との出会いは、情報収集だけにとどまりません。
その人の運命や人生を変えることもあります。
人と出会える場所に出掛けましょう。

そのための時間を確保しましょう。
出会いから生まれた人的なネットワークは大きな財産になります。

出会って何をするのか、話を聞くだけでなく、
自分のミッションや想いを熱く語ることです。
それが共感者を増やし、仲間づくりにもつながるでしょう。

しかし、今はコロナ禍なので、人に会うのは大変
でも、いつまでも続くわけではありません。

収束してから会えるように
Netを利用してコネクションを作っておくといいでしょう。

逆に、Net全盛の時代だからこそ、
手紙を書いた方が相手の心に刺さるかも知れません。

人との出会いとともに大切なのが、
自分のビジネスに関係するお店や
場所に行って観察し、体験することです。

生の“現場”を五感で感じることです。
「時間があるときに行ってみよう」と思っていても、
結局は行かずじまいだったということがよくあります。

「行こう!」と意識することが必要です。
そこで何かを得て来ようなどと思うと
億劫になってしまうかも知れません。

とにかく行ってみて、
何かを感じてくるだけでも勉強になります。

ある米屋さん、お店が休みの時には
原宿のファッションのお店を見て回るそうです。

「米屋でなくなぜファッションの店ですか?」
と質問すると、「いまさら同業者の店を見ても参考になることは少ない。

それよりもファッションの店で商品の配置や
陳列方法を見た方がよっぽど勉強になる」と言っていました。
異業種には宝の山があるのかも知れませんね。

先のことを考える時間を取っておくことは必須条件!

いざ、仕事が始まると時間に追われて
先のことを考える時間がなかなか取れません。

商品のこと、集客のこと、情報発信のこと、
顧客との関係づくりのこと、業務の改善のことなど
考えなければならないことは山ほどあります。

でも、時間の余裕も心の余裕もない、
どうしようかを悩んでしまう、こんな起業家の方が多くいます。

ここで活かして欲しいのが日報です。
毎日の仕事の中で気が付いたことや
思い浮かんだアイデア、良かったことや反省点、
今後に活かすことを記録してありますね。

この日々の記録を一週間に一度振り返るときに、
今後の自分のビジネスのあり方を具体的に考えていくのです。

考える材料が日報の中に仕込まれているので、
先のことも考えやすいのです。
ぜひ、日報を見ながら先のことを考える時間を取ってください。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“大変な時ほど
大変成長する”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

〇〇を制する者が起業を制する!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

小田原駅前の再開発ビル「ミナカ小田原」は
今年の12月4日の開業に向けて、工事は最終段階に入ったようです。

低層階には商業施設が入るとのことですが
宿場町をイメージした写真のような感じです。
いかにも“小田原”という雰囲気があっていいですね。

さて、今回のテーマは
「〇〇を制する者が起業を制する!」です。

コロナの影響でテレワークが増えていますが
自宅だと、どうしてもダレてしまうという声もあるようです。

テレビでも自宅から出演というケースが多かったですが
時々、宅配便のピンポンという音が入ったりして面白かったですね。

私が起業した大きな理由の一つが
会社に縛られずに、自由に時間を使って働きたいということでした

ところが、時間がすべて自分の自由になると
時間管理は自己責任になり、思っていた以上に大変でした。

何をしても自由ということは
よほど自分がしっかりしていないと惰性に流れてしまい
生産的なことができないと実感した次第です。

起業を成功させるためには
商品開発や集客が重要だと色々言われていますが、その前に
マインドと時間のマネジメントが最も大切だと思っています。

そこで今回は、
時間のマネジメントについてご紹介していきます。

仕事は「初動の4分間」で決まる!

私はいま、この原稿を書いています。
今すぐやらなければならない仕事ではないので、
「今日は原稿書きに集中するぞ」と思っていても、

テレビをつけてみたり、メールのチェックをしたりして、
なかなか取り掛かる気持ちになりません。

私にとって原稿を書くのは、取っ付きにくい仕事なのです。
そうこうしているうちに、「明日にしようか」
ということになってしまいます。

「あいだみつお」の「そのうちそのうち、
弁解しながらひがくれる」という
言葉のようになっている自分がいるのです。

やらなければと思いつつ、
なかなか手が付かない仕事をどうするか。

嫌がる自分を「ちょっとだけやって終わりにしよう」と騙して、
試しに4分間だけやってみると一気にその仕事のモードに入る
これが、心理学者のレナード・ズーニンの「初動の4分間」の考え方です。

4分間やってみて、嫌になったらやめてもいいというのですが、
一旦始めてみると最初の躊躇がウソのように消えてしまうのです。

気乗りがしない仕事は、まず手を付けてみる、
そうすればスイスイ進みます。

その昔、松戸市に「すぐやる課」という部署がありましたが、
気乗りのしない仕事こそ「すぐやるか!」で乗り切りましょう。
そのために私は机の前に「初動の4分間」と書いた紙を貼ってあります。

仕事は90分単位で組み立てる

私たちの集中力はどのくらい持続するのでしょうか。
脳はブドウ糖をエネルギー源にしており、

ブドウ糖は蓄積することができないので、
使い果たしたならば脳を休ませてエネルギーが
補充されるのを待った方がいいと言われています。

その持続時間が90分なのです。
その時間がきたら10分程度休憩します。

仕事に乗ってきたら、そのまま続けた方が
いいのではないかと思われるかも知れませんが、

時間がきたら一旦休憩をとって、再び取り掛かっても
すぐに休憩前のモードに入ることができます。

休憩中に新しいアイデアが湧いてきたりすることもあります。
休憩時間には、身体を動かしたりして気分転換を図りましょう。
いずれにしても、イスにずっと座りっ放しになることは避けるようにします。

集中力を高めるために音楽を利用する方法もあります。
自分の好きな音楽を聞きながら仕事ができればいいのですが、
好きな場合はやっぱり音楽の方に気を取られてしまいます。

集中して仕事をするには、
クラシックのピアノ曲がいいと言われています。

私はショパンのピアノ曲のCD集を聞きながら仕事をしています。
ショパンには大変申し訳ないのですが、
仕事に集中していると何の曲が流れているのかまったく分かりません。
かといって、聞いていないのではなく、音楽がないと落ち着かないのです。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“意識が変わると
景色が変わる”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

思った通りにいかない、さあどうする?


 

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喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
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コロナの影響で、東北の三大祭りや
阿波踊りを始め、全国の祭りが中止になり、
その損失額は何兆円にも達すると言われています。

わが自治会も夏祭りだけでなく、
敬老の集い、運動会、防災訓練が中止となっており、
正月のどんど焼きをどうするかは決まっていません。

写真は何年か前の自治会のどんど焼き、
この季節の風物詩もなくなってしまうのかな?

さて、今回のテーマは
「思った通りにいかない、さあどうする?」です。

一番のダメージはメンタル面の打撃!

やっと起業に漕ぎつけたかと思ったら
新型コロナの影響でお客様が全然来ない!

既存店も廃業を考えざるを得ない
ところまで追い込まれている今回のコロナ禍
新規開店した店主にとっては大変な試練です。

この試練をどう乗り越えるか?
色々な方策が考えられますが、一番のポイントは
メンタル面のダメージをどう乗り越えるかです。

平常時でも、売れない店主に限って、
「また来店者が減ってしまった。どうしよう」と心配ばかりしています。

しかし、いくら心配しても来店客が増えるわけではありません。
心配するヒマがあったら、対策を考えた方がよっぽどいいのですが、
「頭では分かっているけど…」とやっぱり心の中は変わりません。

ましてや100年に1度あるかないかというコロナ禍
「どうしたらいいのか分からない」と、日夜悩みの
真っただ中にいるのが起業したばかりのオーナーです。

後ろを向いていても問題は何も解決しません。
これに打ち勝つのは、メンタル面の強さです。

人生もビジネスも想定外の連続であり、
それにいかに対処できるかで起業の成否が左右されます。

「よくないことが起こったらどうしよう…」と
心配しながら仕事をしていくのか、

あるいは「起こったことをあれこれ考えても始まらない、
すべてを受け止めよう」と考えるかで、
心の状態はまったく違ったものになります。

起業家は「自分のメンタルを
常に良い状態に保つこと」が一番の仕事なのです。

困難や問題にぶつかったとき、その状況をどのように
切り抜けていき、学ぶチャンスだとポジティブにとらえるか
これが起業家に最も必要なマインドです。

自分が育てた起業家の中から何人もの
上場企業の経営者を輩出しているコンサルタントの福島正伸氏は、
問題が起きたら「チャンス!」と叫べ”と教えています。

実際にやってみると、落ち込んでいた気持ちが
前向きに変わっていくから不思議です。

起きたことと感情を切り離す

今も多くの人に読み継がれている
スティーブン・コヴィーの「七つの習慣」

私も20年くらい前に読みましたが、
この本の中で一番印象に残っている言葉

それは「私たちの行動は周りの状況からではなく、
私たち自身の選択によって決まるのだ。
私たちは感情を価値観に従わせることができる」という一節です。

“状況に対して反応的な言葉ではなく、
主体的な言葉で対応する”とは、どういうことでしょうか。

「来店客が減った」という状況に対して、
反応的な言葉は「困った、どうしよう」です。

一方、主体的な言葉は「対応策を考えてみよう」となります。
つまり、起きたことと、それに対する自分の感情を切り離して考えること

このスティーブン・コヴィーの考え方
コロナ禍の今こそとても大事なことだと思います。
私もこの考え方を胸に抱いて仕事をしていきたいと願っています。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“人は困難とともに 成長する”

いかにも福島先生らしい言葉ですね。

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

 

 

目標なんか決めなくてもいい!


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
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喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
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コロナの影響で、全国各地の
夏のお祭りが中止になっており寂しい限りです。

今年も8月10日から始まる高知の
“よさこい”のお祭りもご多分に漏れず中止になりました。

私自身、神奈川県内のいくつかの
“よさこい”の立上げに係わってきましたが
今年はいずれも中止です。

写真は去年の相模原市・古淵の
「第17回よさこいRANBU!」
毎年9月に約50チームが参加して実施されてきました。

さて、今回のブログのテーマは
「目標なんて決めなくてもいい!」です

目標達成型と展開型の2つのビジネスやり方

しっかりと目標を設定し、
それを達成していくための具体的な計画を立ててやっていく

これが目標設定型のビジネスです。
多くの企業ではこのやり方が一般的ですね。

これに対して、目の前の人や仕事に全力を尽くすこと、
人に好かれて頼まれごとが増えていくうちに
どんどん道が開けていく、これが展開型のビジネスです。

目標設定型は、自分の想いを実現していこう
とする積極的な自己実現型の生き方です。

展開型は、仕事や頼まれたことに全力で応えていき、
喜んでもらうことを最大の目的にする生き方であり

“人事を尽くして天命を待つ”という
東洋的な生き方でもあると言われています。

下重暁子さんの「年齢は捨てなさい」には
「やることだけやって、後は“なりゆき”に
任せたいと思っています」と書いてあり、

樹木希林も立川談志も
同じことを言っていたそうです。

“なりゆき”任せというと、消極的な感じがしますが、
“やることをしっかりやる”ことが前提であり、

最後は人智を超えた大きな力が決めるという意味では、
私たち東洋人のメンタリティに合っているような気がしますね。

起業がうまくいった人を見ていると
しっかり目標を設定してやってきた人は
意外に少ないというのが私の実感です。

押し付けられれば“ノルマ”、自分で決めれば“目標”

マーケティングの企画会社に勤務していた頃の話です。
担当者ごとに毎月の売上目標が決められており、
それをどの程度達成したのかを報告する営業会議が毎週ありました。

私はその会議に出るのが嫌で嫌でたまりませんでした。
いつも目標を達成することができないので
身体を縮めて小さな声で報告していたのです。

そんな私にとって“目標”は“ノルマ”だったのであり、
自分を苦しめる以外のなにものでもなかったのです。

目標を設定することが自分を苦しめることに
なるならば、「目標なんてクソ喰らえ!」と思ってしまいます。

では、展開型の方がいいのでしょうか。
どっちの方がいいのか悩むところですが、
私は両方のバランスを取ったやり方がいいと思います。

目標は自分を縛るものではなく、
自分で成功した状態に達したかどうかを判別できる指標であり、

それを達成しようというモチベーションが
湧くようなものであると考えるのです。

例えば、年間の売上目標を決めてそれが達成できたならば
買っていただいたお客様の人数を思い浮かべながら、
その笑顔を頭の中に描きます。

それによって得られた収入によって、
自分や家族の喜んでいる姿を想像するのです。

目標とは、それを実現した時の場面をイメージし
その時の感情を体験できるようにするための手段なのです。

目標を行動にブレークダウンしたら、一旦目標を忘れる!

目標を設定したら、それをどのように
達成していくのかという行動を決めていきます。

例えば、年間の売上目標を設定したならば、
その目標のためには客数は何人必要か、その客数を確保するには、

どんな宣伝活動や営業活動を行っていくのか、
毎日何をどのくらいやればいいのか
というように行動にブレークダウンしていきます。

これが出来たら目標は一旦忘れてください。
次からやることは目標管理ではなく行動管理です。

目標が「達成できたか、できなかったか」ではなく、
行動を「やったか、やらなかったか」です。

そして意識することは、目の前の人や仕事に全力を尽くすこと、
その場、その場で自分が提供できる最大限の知恵や
知識を惜しみなく与えることです。

つまり、展開型の考え方で仕事を遂行していくのです。
これが目標設定型の展開型のバランスを取ったやり方なのです。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“壁の前に立ったら、よく見てみよう
どこかにチャンスって書いてあるから”

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
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商品開発に必要なもう一つの重要な作業とは?


 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
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自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
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昨日は仕事で箱根に行って来ました。
大涌谷にはかなりの人が出ていました。
クルマも東京ナンバーが多かったです。

でも、湯本の駅前の通りはガラガラ、
人がいなくても心配、人がいても心配
お盆に帰省するかどうかで悩んでいる人もいますよね。

さて、今回のテーマは、
「商品開発に必要なもう一つの重要な作業とは?」です。

前回は、商品する際のやるべき作業として
ターゲット層が困っていること、悩んでいること
望んでいることを100個リストアップすること

これが起業を成功させるための
必須の作業だという話をさせていただきました。

頑張って100個リストアップした後
どうするのか、今回はこれについてご紹介していきます。

リストアップした100個を絞り込む

リストアップされた100個の項目、
これを次のような基準で絞り込んでいきます。

基準1;ターゲット層が、より強く求めていると推測される項目

そのことにより多くの人が不満や不便を抱えているなどの
項目があげられます。あるいは人数はそれほど多くはないけれど
強い不満や不便を感じている人がいる項目も対象になるでしょう。

不満や不便が解消されると満足度が高くなります。
したがって、より満足度が高くなる項目は何か
という視点で絞り込んでもいいでしょう。

基準2;今まで見逃されていた項目

誰もが思いつくような悩みごとや困ったことに
対応するための商品・サービスは、すでに世の中であると思います。

今まで気が付かなった、見過ごされてきた項目
これに焦点を当てた商品・サービスが求められています。

そのためにムリヤリ100項目をリストアップしていただきました。
ここまでやることによって、今まで見過ごされてきた項目が
出てくる可能性が高くなります。

顧客に満足してもらう商品・サービスを考える

リストアップした項目を絞り込んだら、
次は、その欲求を対応し、お客様に満足してもらう
商品・サービスを考える段階になります。

ここでは、今までにない全く新しい商品・サービスを
ゼロから考えるのではなくアイデアが出やすいように、
すでにあるものを組合わせて新しいものを作っていくようにします。

次には、考えた商品・サービスを提供するのに、
どのような能力やノウハウが必要かを検討し、
その取得方法を考えます。

以前ご紹介した福祉美容の藤田さんの例で考えてみましょう。
自分の部屋に閉じ籠りがちな高齢者に、
気持ちの上でもっと元気になり、色々な人と交流できるようになって欲しい

こんな願いから起業を考えた藤田さん
「福祉」と「美容」の組合せという新しいサービスを考えました。

これを提供していくためには、「福祉」と「美容」
についての知識と技術、ノウハウが必要ですが、
ずっとIT業界一筋に歩いて来たので、その領域については全くの素人です。

そこで、50歳を過ぎてから美容師の資格と
福祉士の資格を取得することにしました。

起業のために考えた商品・サービスを提供するのに
自分にはそのための能力やノウハウがない

このような場合、藤田さんのように自分自身でそれを取得する方法と
それを持っている人とタイアップする方法があります。

どちらを選ぶかは自由ですが、あくまでもどちらを
選んだ方がワクワクするかという観点から決めてください。

モニターにヒアリングして検証する

「よし、提供する商品・サービスが決まった。
さっそくこれで起業しよう!」と気持ちになるのは分かりますが、
その前にやるべき重要さ作業がおれです。

自分が考えた商品・サービスは世の中に
求められているに違いないと自分では思っていても、
実際にお客さまはそうは思っていないかも知れません。

実はここで間違えたために、後で躓く人が多いのです。
実際に販売してみると、ほとんど反応がない
「おかしいな?」と思っても遅いのです。

この段階での手間を省いたために、
そのツケが後から来たのです。
ここは商品・サービスを考える正念場とも言える大事な段階なのです。

この段階でやること、それは極めて単純なことです。
実際にその商品・サービスを提供しようと思っている
ターゲットの人たちに、次のような点についての意見を聞いてみることです。

このような商品・サービスがあったら
お金を出して買いたいと思いますか?
なぜ買いたいと思いましたか?

価格がいくらくらいだったら買いますか?
もっと改善すべき点、付け足すような点はどんな点ですか?

人数が少ないと偏った意見のなる可能性があるので、
少なくとも10人くらいには聞いてみましょう。

ヒアリングした結果、多くの人が買うと言っていた
という多数決だけで決めるのはリスクがあります。

「なぜ買いたいのか?」「いくらだったら買うのか?」
このような質問から相手の本音を探り出し、
本当にいけるかどうかを判断してください。

したがって、アンケートを作成して、
それに回答してもらうようなやり方ではなく、
相手にお会いし対面でヒアリングしてください。
回答するときの表情や話し方から相手の気持ちを推測することができます。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“まずは、心の中で思うこと
それが、すべての始まり”

ライフワーク起業ナビゲーター
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