絶対やるべきSWOT分析!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
シニアのライフワーク起業を応援しています。

先週の日曜日
横浜・栄区の新大船商店街で
朝市祭りを実施しました。

かつては栄えたこの商店街
今は空店舗ばかりが目に付く
シャッター通りになってしまっています。

83歳の和菓子屋の店主である商店会長が
ぜひ、昔のような賑わいをもう一度取り戻したい
と話していたので、

神奈川県各地から店が出店して
朝市祭りをやることにしました。

当日は天候に恵まれ
写真のように大変な賑わいになりました。

テレビ朝日も取材に来ており
スーパーJチャンネルで特集をやると言っていました。
私もインタビューを受けましたが
果たして、いつ放送してくれるのかな?

さて、今回のテーマは
「絶対やるべきSWOT分析!」です。

ビジネスの根幹を明確にする9つのステップ

繰り返しになりますが
ビジネスの根幹を明確にする
9つのステップを確認しておきましょう。

第1ステップ:自分の起業のテーマを決める。
第2ステップ:誰の悩みやニーズに応えるかを明確にする。
第3ステップ:ターゲットの悩みやニーズをリストアップする。

第4ステップ:SWOT分析を行う。
第5ステップ:提供価値を決める。
第6ステップ:ポジショニングを行う。

第7ステップ:コンセプトを明確にする。
第8ステップ:ミッション、理念、ビジョンを決める。
第9ステップ:情報発信や集客方法を明確にする。

今回は第4ステップの
「SWOT分析を行う」の部分です。

学生が進路を考える際にSWOT分析を薦めている!

私は、回数はそんなに多くはないのですが
ある大学で非常勤講師として授業を行っています。
その際に、さまざまな小売店の事例をもとに
簡単なSWOT分析を行ってもらっています。

SWOT分析は
店や企業が今後の事業戦略を考える場合や
これから起業をする場合に
とても有効な手法であり、重要なものです。

SWOT分析とは
自分や自社の強み(Strength)と弱み(Weakness)は何か?
自分や事業を取り巻く環境変化が
チャンスや機会(Opportunity)になるのはどんな点か?
マイナスや脅威(Threat)になるのはどんな点か?

という4つの点から分析するもので
その頭文字をとってSWOT分析と言われています。

私の授業を受けている学生には
自分の強みと弱みは何か?
これからの社会がどのように変わっていくかを考え
それが自分のチャンスにつながる点は何か?
自分のマイナスや脅威につながる点は何か?

というSWOT分析を行い
社会人としての自分の進路を検討する際に
活かして欲しいと薦めています。

実際に青果店の事例でやってみよう!

このブログを読まれている方は
SWOT分析をやったことがある
という方が多いと思いますが

今までやったことがないという方は
次の青果店の事例にやってみてください。

N青果店は
35店からなる商店街の一角で野菜と果物を中心に
漬物や缶詰、調味料などを販売している。

店の広さは12坪で、駐車場はない。
従業員は雇わずに夫婦2人でやっている。

30年前に当地で創業し
一時は年商5,500万円までいったことがあるが
その後売上は減少し続けており

特に当店から500mのところに
大型スーパーができてから減少が著しく

現在の年商は2,500万円まで落ち込んでいる。

店の2階が住まいになっており
住宅ローンの支払いはもう済んでいるので
なんとか生活できるが

家賃を払いながらでは
この売上ではやっていけない状態である。

野菜や果物は毎朝市場に行って仕入れており
特に品質にこだわって良いものを仕入れるようにしている。

売れ残って古くなった野菜を使って
妻が自家製の漬物を作っており
根強い人気商品となっている。

商店街の周辺はマンションなどが続々出来ており
新住民が多くなってきているが

商店街で買物する客は高齢者が多く
当店の客も高齢者が多い。

当店独自の販売促進はやっていないが
商店街でポイントカード事業をやっており
当店もこれに加盟している。

当店がある商店街は
鉄道の駅からは歩いて20分ほどの住宅地の中にあり
最盛期には50店以上の店があり
生鮮三品の店が揃っていたが

10年ほど前に鮮魚店が撤退し
それ以来商店街の集客力が大きく落ち込んでいる。
商店街の周辺にはまだ、畑がけっこう残っている。

店主は60歳、妻は58歳であり
まだまだ元気に店をやっている。

一人息子が大学3年であり
店主は当店を継いで欲しいを思っているが
今のような売上ではとても店を継いで欲しいとは言えない。

事例は以上です。
さあ、次のマトリックスの強み、弱み、
機会、脅威を記入してみてください。

学生たちには授業で10分程度でやってもらっています。

これが正解という答えはありませんが
事例からは次のようなSWOT分析ができます。

強 み

・30年の実績があり、固定客がついている。
・品質にこだわり良いものを仕入れている。
・従業員を雇わず、住居併用店舗なので、人件費および家賃負担がない。
・人気商品となっている自家製漬物がある。
・商店街のポイントカード事業に加盟している。
 
弱 み

・年々売上が減少しており、厳しい経営を強いられている。
・商圏が狭い範囲に限定されている。
・店の広さが15坪と狭い。
・店の駐車場がない。
・顧客は高齢者中心であり、新住民を顧客として取り込めていない。
・後継者が決まっていない。

機 会

・“安全な食”に対する関心が高まっている。
・“地産地消”に対する関心が高まっている。
・店の周辺に畑が残っており、農業が続けられている。
・店の周辺にはマンションが続々でき、新住民が多くなっている。

脅 威

・当店から500mほどのところに大型スーパーができた。
・商店街の集客力が大きく落ち込んでいる。
・消費税の増税で、家計が苦しくなっている。
・ネットスーパーで買物する人が増えている。

これは、あくまでもSWOT分析とはどんなものかを
体験していただく簡単な事例です。

あまり難しく考えないで
あなた自身の強みや弱み
あなたが行おうとしているビジネスを
取り巻く環境が

あなたのビジネスにとってプラスに働くことは何か?
マイナスに働くことは何か?
を考えて、マトリックスに記入してみてください。

あなたの強みや
不十分なビジネススキルが明確になったと思います。

今回は以上です。
最後に、私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “人の欠点は気になるけど
    自分の欠点は気にならないんだよね~”

追 伸

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経済産業大臣登録中小企業診断士
ライフワーク起業ナビゲーター
          大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp

SWOTクロス分析で事業戦略が見えてくる!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

わが家の近くにある亀ヶ池八幡宮の境内に
ユーモラスな七福神の石像が立っています。

恵比寿

写真は、商売繁盛や五穀豊穣をもたらす
福の神の恵比寿さん
七福神の中では
唯一日本出身の神様です。

大黒さんが、インドのヒンドゥー教の
神様であるように
他の神様は、すべて外国出身です

さて、今回のテーマは
ライフワーク起業成功方程式の
ビジネススキルとモデルの関連した部分
「SWOTクロス分析で事業戦略が見えてくる!」です。

自分の仕事や人生を振り返って強みを確認する

前回のブログでは
SWOT分析の概要を把握していただきましたが
今回は、自分の本当の強みや
目指していく事業をやっていくのに
不十分なビジネススキルの確認を行っていきます。

さらに一歩進めて
SWOTクロス分析によって
事業戦略の方向を考えていきます。

まず最初に
自分の本当の強みの確認です。

ここで確認しておきたいことがあります。
自分の強みや得意なことを起業のテーマにするということではありません。
あくまでも起業のテーマは自分のやりたいこと、ワクワクすることです。
強みの確認は、その事業の戦略を考える上で必要なのです。

さて、もとに戻って強みの確認です。

子供の頃や学生時代に得意だったことは何だったですか?
仕事を通して身に付けた知識や
ノウハウにはどんなものがありますか?

仕事がうまくいったときは
あなたのどんなことを活かしましたか?

自分の強みって
意外に自分では分からない部分もあります。
奥さんや家族に聞いてみてください。

えっ、照れ臭くてそんなこと聞けない?
思い切って聞いてみると
自分では気が付かなかった強みを指摘してくれるかも知れませんよ。

友達や知人にも聞いてみてください。

自分の弱みから不足しているビジネススキルを確認する

あなたの事業テーマが決まったならば
それに必要なビジネススキルを
リストアップしてみてください。

ビジネススキルは2種類あります。
そのスキルがないと、その事業を実践に移すことができないもの
それからもう一つ
独立した事業者として知っておかなければならないスキルです。

例えば、セミナー講師をやるなら
その領域の専門知識と人前で話すスキル
これが前者のスキルです。

後者のスキルは
経理や税務、社会保険、ITの知識
開業にあたっては、各種届け出の知識
人を雇うならば人事に関する知識
法人化するなら、そのための知識などです。

これからやろうとする事業に必要な
スキルや知識が不十分ならば
それは、あなたの弱みになります。

弱みが明確になったら
その対応策を考えていきます。

自分の事業の背景や環境を調べてみる

自分の事業の背景や環境を調べるために
次の観点から情報を収集してみてください。

・事業を取り巻く政治情勢
・事業を取り巻く経済環境
・事業を取り巻く社会環境

技術的な要素が強い事業ならば
・事業を取り巻く技術革新の状況

さらに、その事業の市場規模はどの程度かも調べておきましょう。

必要な情報はパソコンで検索します。
経済産業省、環境省、農林水産省、厚生労働省、中小企業庁の
ホームページが参考になると思います。

中小企業白書や国民経済白書でも
役立つ情報が見つかるかも知れません。

さらに、その事業に関連する業界の人の
生の声を聴くことは、大変勉強になると思います。

また、その事業について一般の人たちが抱いている
印象やイメージも把握しておくと良いでしょう。

自分の事業の競合について調べてみる

あなたの事業にとって
競合となるのはどこでしょうか?
いつくかあげてみてください。

その店や企業のホームページを調べてください。
実際に、客となって行ってみてください。

どんな強みがありますか?
どんな弱みがありますか?

確認した内容、調べた内容をSWOT分析表に記入してみる

自分の強みや弱み
事業の背景や環境、市場規模、競合について調べたら
それを、自己分析の強みと弱みの欄
外部環境分析の機会と脅威に欄に記入してください。

SWOTクロス分析

ここまでがSWOT分析です。

強みと機会、強みと脅威、弱みと機会をクロスさせてみる

次は、SWOTクロス分析です。

強みと機会のクロス
あなたの強みがプラスに働くわけですから
これは積極的に活かしていくべきですよね。
この部分が戦略のキモになります。

強みと脅威のクロス
外部環境が脅威ということは
ニーズがあまりない、市場が縮小しているということ
だから、競合は厳しくありません。

せっかくあなたが強みを持っているにもかかわらず
事業環境は良くない
ここでは、強みを活かして
独自の切り口から打っていく戦略が考えられます。

例えば、新聞販売店
新聞購読世帯がどんどん減少している環境に置かれています。
そこで、新聞という切り口ではなく
宅配機能という切り口に着目すると
違った展開が見えてきます。

弱みと機会のクロス
機会を活かすために
自分の弱みを克服していくことが必要になります。

弱みの克服のために
自分で弱い部分の知識やノウハウを習得するか
ビジネスパートナーと組むという方法が考えられます。

弱みと脅威の欄は空白にしておいてください。

今回は以上です。

次回は、「ライフサイクルを見極めてビジネスモデルを考える」です。
楽しみにしていてください。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “どんな小さな舞台であったとしても
        そこで最高の演技をする
          その先に最高の舞台が待っているから”

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SWOT分析で自分の強みや不足しているスキルを確認


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

正月休みに、犬を連れて散歩に行ったら
近所で小さな野菜の直売所を見付けました。

人はいなく
お金は脇の料金箱に入れるスタイル
こんな方法でも
きっちりお金は入っているようですね。

ある種苗メーカーが実施した
今後、農産物をどこで買うかというアンケートで
第1位はスーパーを抜いて直売所だったそうです。

これからの農業はどうなっていくのか
大変興味があります。

直売所

写真は、横浜市のある農家の直売所
荷車の上が商品の陳列台になっています。

横浜市には約1,000カ所の野菜の直売所が
あるという話を聞いたことがあります。

さて、今回のテーマは
ライフワーク成功方程式の
ビジネススキルとビジネスモデルの部分
「SWOT分析で自分の強みや不足しているスキルを確認」です。

学生が進路を考える際にSWOT分析を薦めている!

私は、回数はそんなに多くはないのですが
ある大学で非常勤講師として授業を行っています。
その際に、さまざまな小売店の事例をもとに
簡単なSWOT分析を行ってもらっています。

SWOT分析は
店や企業が今後の事業戦略を考える場合や
これから起業をする場合に
とても有効な手法であり、重要なものです。

SWOT分析とは
自分や自社の強み(Strength)と弱み(Weakness)は何か?
自分や事業を取り巻く環境変化が
チャンスや機会(Opportunity)になるのはどんな点か?
マイナスや脅威(Threat)になるのはどんな点か?

という4つの点から分析するもので
その頭文字をとってSWOT分析と言われています。

私の授業を受けている学生には
自分の強みと弱みは何か?
これからの社会がどのように変わっていくかを考え
それが自分のチャンスにつながる点は何か?
自分のマイナスや脅威につながる点は何か?

というSWOT分析を行い
社会人としての自分の進路を検討する際に
活かして欲しいと薦めています。

実際に青果店の事例でやってみよう!

このブログを読まれている方は
SWOT分析をやったことがある
という方が多いと思いますが
今までやったことがないという方は
次の青果店の事例にやってみてください。

N青果店は
35店からなる商店街の一角で野菜と果物を中心に
漬物や缶詰、調味料などを販売している。

店の広さは12坪で、駐車場はない。
従業員は雇わずに夫婦2人でやっている。

30年前に当地で創業し
一時は年商5,500万円までいったことがあるが
その後売上は減少し続けており
特に当店から500mのところに大型スーパーができてから減少が著しく
現在の年商は2,500万円まで落ち込んでいる。

店の2階が住まいになっており
住宅ローンの支払いはもう済んでいるので
なんとか生活できるが
家賃を払いながらでは
この売上ではやっていけない状態である。

野菜や果物は毎朝市場に行って仕入れているが
特に品質にこだわって良いものを仕入れるようにしている。

売れ残って古くなった野菜を使って
妻が自家製の漬物を作っており
根強い人気商品となっている。

商店街の周辺はマンションなどが続々出来ており新住民が多くなってきているが
商店街で買物する客は高齢者が多く
当店の客も高齢者が多い。

当店独自の販売促進はやっていないが
商店街でポイントカード事業をやっており
当店もこれに加盟している。

当店がある商店街は
鉄道の駅からは歩いて20分ほどの住宅地の中にあり
最盛期には50店以上の店があり
生鮮三品の店が揃っていたが
10年ほど前に鮮魚店が撤退し
それ以来商店街の集客力が大きく落ち込んでいる。

商店街の周辺にはまだ、畑がけっこう残っている。

店主は60歳、妻は58歳であり
まだまだ元気に店をやっている。

一人息子が大学3年であり
店主は当店を継いで欲しいを思っているが
今のような売上ではとても店を継いで欲しいとは言えない。

事例は以上です。
さあ、次のマトリックスの強み、弱み、機会、脅威を記入してみてください。

SWOT分析

学生たちには授業で10分程度でやってもらっています。

これが正解という答えはありませんが
事例からは次のようなSWOT分析ができます。

 強 み 
・30年の実績があり、固定客がついている。

・品質にこだわり良いものを仕入れている。
・従業員を雇わず、住居併用店舗なので、人件費および家賃負担がない。
・人気商品となっている自家製漬物がある。
・商店街のポイントカード事業に加盟している。

弱 み
・年々売上が減少しており、厳しい経営を強いられている。

・商圏が狭い範囲に限定されている。
・店の広さが15坪と狭い。
・店の駐車場がない。
・顧客は高齢者中心であり、新住民を顧客として取り込めていない。
・後継者が決まっていない。

 機 会
・“安全な食”に対する関心が高まっている。

・“地産地消”に対する関心が高まっている。
・店の周辺に畑が残っており、農業が続けられている。
・店の周辺にはマンションが続々でき、新住民が多くなっている。

 脅 威 
・当店から500mほどのところに大型スーパーができた。

・商店街の集客力が大きく落ち込んでいる。
・消費税の増税で、家計が苦しくなっている。
・ネットスーパーで買物する人が増えている。

これは、あくまでもSWOT分析とはどんなものかを
体験していただく簡単な事例です。

あまり難しく考えないで
あなた自身の強みや弱み
あなたが行おうとしているビジネスを
取り巻く環境が
あなたのビジネスにとってプラスに働くことは何か?
マイナスに働くことは何か?
を考えて、マトリックスに記入してみてください。

あなたの強みや
不十分なビジネススキルが明確になったと思います。

今回は以上です。

次回は、あなたのビジネスの戦略を考えていく上に必要な
SWOTクロス分析についてご紹介します。
楽しみにしていてください。

最後に、私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “一流とは、自分に負けない習慣を持つ者”

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