理念とは、ミッションを実現していくために大切にしている価値観


理念とは、ミッションを実現していくために大切にしている価値観 - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

近所にオープンした「てんや」に行ってきました。
満席で10分くらい待たされました。
この店、駐車場を広くとってあり、21台分ありました。
店内は満席でも、駐車場はまだ4~5台分は余裕がありました。

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駐車場がないことが商店街の衰退の原因の一つ
と言われています。

先日,NHKで新幹線の誕生の特集番組をやっていました。
新幹線の構想は戦前からあったそうですが、
具体的に検討されたのは昭和20年代
その時、これからは自動車と航空機の時代
高速鉄道などは無用の長物になってしまうという意見が多かったということです。

自動車の時代
だから、駐車場が整備されていない商店街は衰退する。
でも、新幹線は多くの利用者があり、リニアが現実になってきた。

私たちは、時代のニーズをどのように
とらえればいいのか
起業する場合、しっかり考えなければいけませんね。

さて、今回は理念について考えていきます。

理念とは、ミッションを実現していくための価値観!

理念は、ミッションやクレドと混同されることが多いようですが
このブログでは、ミッションを実現していくために大切にしている価値観と考えています。

老舗企業が代々伝えてきた家訓や社訓も
理念と言えるでしょう。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の“三方よし”は、
近江商人たちが商売をする上で守ってきた価値観です。

それにしても最近は
「売り手よし」だけで
「買い手よし」「世間よし」が
軽んじられているように感じるには
私だけでしょうか?

ここでいくつかの会社の理念をご紹介します。
理念の面から、その会社を見るのも面白いですね。

日清食品
「決断なき上司は無能と思え。社長に直訴せよ」

楽 天
「スピード!!スピード!!スピード!!」

本興行
「修羅場で君は光っているか?君の価値はここで決まる」

YKK
「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」

雪国まいたけ
「私たちはできない理由は探しません。できる理由を探します」

「利他」と「感謝」はライフワーク起業の理念として不可欠

理念は、今まで生きてきた中であなたが大切にしてきた価値観
今後、仕事をしていく上で大切にしたい価値観
ミッションを実現していくために大切にしたい価値観です。

あげられた価値観は、人によって様々だと思います。
100人いれば、100通りの価値観があると思います。

でも、ライフワーク起業には
「利他」と「感謝」という価値観は不可欠です。

なぜなら、人は種の保存のためだけでなく
人に喜んでもらうこと
社会に貢献すること

このために存在しているのです。
だから、このような「利他」の行動によって
大きな喜びが得られるように創られているからです。

毎日、ワクワクし活き活きと働くこと
これがライフワーク起業

それは「利他」という価値観によってもたらされます。

もう一つの価値観は「感謝」
古来、日本では「人は他の動植物の命をいただくことで
自らの生存を確保している」考え方が存在しています。
だからこそ、人々は自分たちを
「生かしてくれる」大自然の恵みに感謝しながら生きてきました。
私たちは「生かされている」のです。

ミッションを実現していくために
自分一人ではできません。
周りの人たちや世の中の多くの人の協力や助力が必要です。
これに素直に感謝すること、
「感謝」の気持ちがあるところに
人は集まってきます。
そこに、新たなエネルギーの磁場ができます。
だから、ライフワーク起業には「感謝」の価値観が不可欠なのです。

売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決める

今までのブログの中でもご紹介しましたが、
福島正伸先生は、著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。苦労の先にある
いくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

“売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。
だから私たちは社会やお客様のために何ができるか
どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいい。
そんなふうにシンプルに考えるだけで
すべての事業はうまくいくようになっているのです。”

私たちはこのような言葉を読むと「なるほど」と納得します。
しかし、今までの創業相談の経験からすると
お客様が喜ぶことや
社会に役立つこと
このことを真剣に考えている人は多くはいません。

起業してから3年後まで生き残るのは3割
こんな厳しい数字になるのは、「利他」の価値観が
しっかり腹の中に落ちていないのが原因かも知れません。

ドラッガーは
「マネジメントの最終の目的は人を幸せにすること」と述べています。

「感謝」の気持ちは最強のパワーを発揮!

もう随分昔のことになりますが、私が勤務していた化粧品会社で
「日本語の中で一番好きな言葉は何ですか?」というアンケートに対して
「ありがとう」という言葉が一番でした。

その化粧品会社で、訪問販売の実習を1年半やりました。
どこに行っても断られていました。
押し売りが来たような扱いを受けます。

売れない化粧品がぎっしり詰まったセールス鞄をさげて
夕方の商店街を、とぼとぼ歩いていると
店は買物客で賑わっています。

「わざわざお客様が店に来てくれる。いいなぁ~」
本当に羨ましく思いました。

その後、中小企業診断士として
商店街の人たちと接する機会が多くありました。
中には、お客が店に来るのは当たり前
と思っている商店主の方が何人もいました。

私は自分の訪問販売の時を思い出しました。
お客様が来ていただくことは、本当にありがたいことなのだと…。

「感謝」の気持ちこそ
あらゆるマインドの中で最強のパワーを発揮すると言われています。

従業員が互いに感謝し合う「サンクスカード」
超優良企業として知られている株式会社武蔵野
ここでは毎月約7000枚のサンクスカードが社内を飛び交っていると言われています。

しかし、逆の見方をすることもできます。
「サンクスカード」なんてものを書いて渡さなければ
感謝することができないのか?と。

私たちは「感謝」の気持ちが大切だと、小学生でも知っています。
でも、毎日の生活の中で、素直にそんな気持ちになれないでいます。
だから、意識して「感謝」の気持ちを持つこと、
その気持ちを伝えることが必要なのだと思います。

私もなかなか「ありがとう」という言葉が素直に出て来ません。

簡単に出来そうで、実は難しいこと
それが「利他」と「感謝」かも知れません。

理念とは、ミッションを実現していくために大切にしている価値観

ライフワーク起業には「利他」と「感謝」という2つの価値観を持つことが絶対に必要なのです。

今回は以上です。
次回はビジョンについてご紹介していきます。
楽しみにしていてください。