カナリアへの“愛”が起業につながった囚人の実話


カナリアへの“愛”が起業につながった囚人の実話 - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

こんにちは

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年(シニア層)のライフワーク起業を応援しています。

今夜は、横浜・藤棚商店街の
空店舗を活用した映画館に行って来ました。

「名画をこの町で」という
キャッチフレーズのミニシアターで席数は30席ほど。

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1名からでも上映するという
客にしてみれば贅沢な映画館
映画が終わったあと飲食できる20席ほどのスペースが併設されています。

オーナーの箕輪さんは
商店街を舞台にした映画を撮りたいという。
でも、そのための資金集めが大変だ。

さて、今回のテーマは
「カナリアへの“愛”が起業につながった囚人の実話」です。

「マーケティングとは“愛”である!」に違和感!?

前回のブログでは、
「マーケティングとは“愛”である」という話をしました。

「マーケティングは愛?何のこっちゃ?」
と違和感を抱いた方もいるかも知れません。 

確かに、愛=恋愛と捉えると
変な感じがしますね。

ところが、“愛”はもっと大きな意味を含んでいます。
家族愛、隣人愛、郷土愛も“愛”です。

愛国心、愛校心、愛社心も“愛”です。 

“愛”とは何か?
小林正親著「もうひとつの幸せ論」には次のように書かれています。 

“愛”とは、
「喜ばれるとうれしいというエネルギー」

「喜ばれたいというエネルギー」 

「感謝のエネルギー」
「役に立ちたいというエネルギー」

「幸福になって欲しいというエネルギー」

 いかがでしょうか?
“愛”をこのように捉えると
マーケティングの根本的な考え方とつながっていると思えませんか。

愛を与える対象が見つかった途端、乱暴な囚人が創造をはじめた。

これは、その昔、雑誌「文藝春秋」に
「監獄の軌跡」という題で掲載された実話です。

このブログでも過去に2回ほど紹介しました。

マーケティングは“愛”からスタートする
ということの分かりやすい事例なので

もう一度ご紹介させていただきます。

 人を殺して監獄に入っていた囚人、気が荒い乱暴者だった。
ところが、ある日から急に静かになった。 

その囚人の監房からスズメの鳴き声が聞こえてくる。
スズメを取り上げてしまうと乱暴をするので、黙認していた。

 そのうち、囚人はカナリアを飼っていいかという嘆願書を出した。
他にすることがないから、一生懸命カナリアの生態を記録した。

参考のため世界各国の雑誌も読む。
そういう雑誌に彼のカナリアの観察記録が載った。 

そうしたら、良く研究した、実に愛情を持ってこまやかにカナリアを観察していると、
たちまち世界の評判になった。

論文を書いてほしいという注文も相次いでくる。

そのうち名前が知られるようになり、女の人から手紙がくる。
手紙を交換しているうち、結婚の約束をしようという話になった。 

その時になってはじめて、私は監獄にいると打ち明けた。
しかし、あなたはそれだけ愛情深い人だからと、

必ずあなたの奥さんになるといって婚約をした。

そのうち、こういうエサをカナリアに食べさせると
良い声が出るという研究を論文に発表した。

そうすると、世界各国からそのエサを譲ってほしいという注文が殺到した。

エサを作る会社を監獄の中に作るわけにはいかないから、
婚約者に外で会社を作るように言った。

たちまち金儲けができてしまった。

監獄にいながら、
世界的に有名なカナリア学者になり、

立派な女性と結婚できた。しかも金儲けもできた。   

自分の愛情を与えるスズメという対象ができたとき、
彼の人生観が変わった。 

愛は創造するということ。
愛を与える対象が見つかった途端、

乱暴な囚人が創造をはじめた。

愛のないところには創造はない、
愛のあるところには、監獄の中においてすら、立派な創造が営まれるのだ。

 仕事とは、人や社会に対する「愛の表現」である! 

次にご紹介するのは、公認会計士の天野敦之先生の言葉です。 

○誰でも、相手の喜びを自分の喜びと感じ、
相手の悲しみを自分の悲しみと感じる心を持っています。

   それは、私たちの存在が愛そのものだからです。

○私も、あなたもすべての本質は愛です。
宇宙そのものが創造のエネルギーであり、

   このエネルギーが愛です。

 ○「働く」の語源は、「傍を楽にする」から来ています。
    目の前にいる人を楽にしてあげたい、愛する人に喜んでもらいたい、
    それが働くという行為の原点です。

○すべての生命の中に愛を見出せば、
物理的には異なる私とあなたとすべてとが、

    実は同じであることに気づきます。

    そうすれば、利己と利他の違いも消えてなくなります。
自分だけの利益などを考えても意味がありません。

    相手の幸せが自分の幸せであり、自分の幸せが相手の幸せだからです。

○大切な人の幸せを願うときに、人は最も創造性を発揮するからです。

○長く繁栄を続けている会社は、
例外なく人を幸せにする価値を創造することを大切にしています。

人のために役に立つことをする、人に喜んでいただく、
そのためには相手のことを良く考えなければなりません。

まさに、仕事とは、人や社会に対する「愛の表現」だと思います。

起業に際しては、このことをしっかり腹に据えることが必要です。 

この話は、「起業を成功させる最も重要な3つのポイント」
という中高年のためのライフワーク起業マニュアルの一部です。

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今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から 

 “感動の瞬間は、いつも最後に待っている”