顧客心理とマーケティング(2)色彩の心理学的効果
こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。
好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年(シニア層)のライフワーク起業を応援しています。
約1ヶ月振りの小田原
小田原城の桜は満開は過ぎましたけれど
まだ、十分お花見は楽しめます。
桜のピンクと白壁が良く合っていました。
さて、今回のテーマは
顧客心理とマーケティングの2回目で
「色彩の心理学的効果」です。
私たちは色彩に囲まれています。
色彩が人間の心理にどのような影響を与えているかを
知ることは、お客様相手のビジネスを行っていく場合
必須の知識と言えるでしょう。
時間を長く感じさせる色、短く感じさせる色
ある会社が喫茶店で待ち合わせをしている客を
調査した結果です。
暖色系の内装の店で待っている客は
寒色系よりも、時計を見る回数が2.3倍多かったということです。
ウォルマートは、
レジ周りの色は寒色系を使っているそうです。
これらのことは何を意味しているのでしょうか?
そうです。暖色系は時間を長く感じさせ
寒色系は時間を短く感じさせるのです。
だから、レジや客待ちコーナーは
寒色系を使うと、長く待っているという
感覚を少なくすることができるのです。
逆に、暖色系は時間を長く感じさせるので
レストランなどで内装を暖色系にすると
同じ時間でも長く楽しんだという心理になります。
色による体感温度は、寒色系と暖色系で何度違う?
ある会社の食堂での話です。
食事をしている従業員から
寒いからエアコンの温度を高くしてほしいという要望がありました。
その食堂の壁の色はブルー系だったので
これをオレンジ系に塗りなおしました。
そうすると、同じ温度なのに
従業員からのクレームはなくなりました。
文字通り、寒色系は寒く感じ
暖色系は暖かく感じます。
その体感温度の差は約3度と言われています。
日本は暖房を入れる期間と
冷房を入れる期間とでは、暖房の方が長いですね。
したがって、店舗の外装や看板には
濃い暖色系をメインの色にした方がいいと言われています。
寒色系を使う場合も
暖色系と組み合わせて使わないと
冬は寒々しいイメージになってしまい
客足を遠のかしてしまいます。
セブン・イレブンでは
上からオレンジ、緑、赤の帯の間に白を入れています。
夏にも冬にも適応した色使いと言えるでしょう。
色にも重さがある!?
軽く感じる色、重く感じる色
色にも重さがあります。
次の数字が重さの感じ方を表しています。
白:100 黄:113 赤:184 黒:187
何と、黒は白に比べて2倍近くも重く感じるのですね。
いつでも持ち歩けるようにiPadを買いました。
ところが重いので、いつの間にか
家に置きっ放しになっていました。
そのため、妻から「何のためにiPadを買ったの?」
と言われました。
そのiPadの色は黒だったのです。
最近、iPadのminiを買いました。
色はシルバーです。今度は持ち歩けることでしょう。
波長の長い色は遠くからでもよく見える!
店の看板は、最低でも70メートル先から分かる
視認性の高いサインポールが必要です。
波長の長い色を使うと遠くからでもよく見えます。
赤は波長が長く、遠くからでも目に入りやすい色です。
明度の高い色、つまり明るい色は
筋肉の緊張を緩め、疲労を和らげる効果があると言われています。
したがって、明るいベージュ系の壁面は
お客様や従業員の疲労感を軽減します。
高級感を与える色、廉価感を与える色とは?
色によってイメージが変わります。
昔、わが家に入ってきた
安売りスーパーにチラシの紙の色は
黄色でした。
そうです。黄色は廉価感を与えます。
逆に、黒や紺、紫などのダークカラーは
高級感を与えます。
最も目立つ配色は、黒と黄色の組合せです。
黄色で動きのあるものは、最も人の注意を惹きつけます。
だから、幟は黄色が多いのです。
ある本に、黄色や黄緑は、くしゃみが出そうになる色
と書いてありましたが、これって本当かなぁ?
色については、まだ色々ありますが
今回は以上です。
次回は、顧客心理とマーケティングの3回目で
「接客と顧客心理」です。
楽しみにしていてください。
最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から
“何が起こるか心配するよりも、何を起こしたいかを考える”
もし宜しかったら、このブログの先頭に戻っていただいて
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