ミッションとクレドだけは決めてスタートしよう!
こんにちは
50代・60代のライフワーク起業を応援している大場保男です。
いまや「100年ライフ」と言われ
人生を2度生きられる時代
長~いセカンドライフを、
自分らしさを最大限に活かして悔いのない人生の
ための起業のノウハウやヒントをお伝えしています
明日は、あれから12年目の3.11ですね。
先日、NHKスペシャルで
今後30年間に7~8割の確率で起こると言われている
「南海トラフ大地震」をテーマにしたドラマをやっていました。
沼津で生まれ育った私は
毎日富士山を仰ぎ見ていたので、
こちらの噴火も非常に気掛かりです。
江戸中期の1707年に、
富士山の脇腹に当たる宝永山が噴火し、
江戸にも大量の火山灰が降ったそうです。
さて、今回のテーマは
「ミッションとクレドだけは決めてスタートしよう!」です。
本当にミッションや理念は必要ないのか?
金融機関の人の一部には
ミッションや経営理念のような抽象的なことを
言っている経営者は業績が悪い。
そんなことよりもっと売上げや利益を上げることを
考えるべきだ、と言っている方がいます。
また、ミッションや理念なんて、
会社が大きくなってから考えればいいこと
たった一人で起業しているような場合
ミッションや理念を考える暇があったら
どうしたら売上げを上げるかを考えることに集中すべきだ。
本当にそうでしょうか?
「日本でいちばん大切にしたい会社」という
ベストセラーを書いている坂本光司先生は
次のように言っています。
「これまで多くの会社を見てきましたが
優れたミッションや理念を持ち、経営者自身がその体現に努める企業は
厳しい環境の中でも安定した経営を続けています。
正しき経営は滅びず
欺瞞に満ちた経営が滅ぶのです」
ミッション経営の元祖は松下幸之助
事業は単に営利だけを目的としてはいけない。
事業とは社員、顧客、そして社会全体の幸福を実現するためのものだ。
昭和7年、松下幸之助が全店員の前で「水道哲学」を語り
250年にも及ぶ壮大な事業計画を語り終えたとき
会場は感動と興奮で包まれたと言います。
昭和7年、ときは世界恐慌の混乱の年
日本でも失業者が街に溢れ
松下電器も膨大な在庫を抱えて喘いでいた。
そんな中
高らかに「水道哲学」を語り
自分たちの使命を明確にしたのです。
松下幸之助の使命感と志に感じ入った店員たちは
全員で一丸となって在庫をすべて売りつくしたといいます。
ミッションや理念、ビジョンはどう違う?
でも、ミッションとビジョンはどう違う?
理念と社訓は同じこと?
最近、クレドという言葉をよく聞くけど、
これは何のこと?
こんな疑問が湧いてくると思います。
これらの言葉は混同されて使われていることも多くあります。
私は次のように分けて考えています。
ミッションとは?
誰に対して、どんな価値を提供するのか?
どんな貢献をするのかを明確にしたものです。
つまり、ミッションとは
「自分たちは、これをやらなければ
活動する意味がない」といえる
本質的なものです。
理念とは?
ミッションを実現していくために
大切にしている価値観です。
創業以来、代々引き継がれている社訓は
理念である場合が多いと思います。
クロネコヤマトでは、次のような理念掲げています。
「全員経営」「サービスが先、利益は後」です。
ビジョンとは?
ミッションを前提にして
具体的に将来企業がこういうふうに
なるという像を明確にしたものです。
本田宗一郎が町工場だった頃、
リンゴ箱に乗り、従業員を前にして
「ウチは世界一の二輪車メーカーになる」と言いました。
これが、ホンダのビジョンだったのですね。
行動指針とは?
ミッションや理念を現実のものにしていくために
常にどんな指針のもとに行動していくのかを
明確にしたものです。
例えば
「相手の良いところを見つけて
お互いに誉め合おう」なんていうのが
行動指針です。
クレドとは、この行動指針のことを指しています。
起業に当たっては、ミッションとクレドを決めよう!
それぞれの言葉の違いは分かったけど
起業するのに、これ全部を決めなければならないのか?
そんな疑問を持たれた方も多いと思います。
起業するに当たり
ミッションとクレドだけは決めておいた方がいい
私はこう考えています。
ミッションは、自分が何のために
起業するのか、その目的を明確にすることです。
その中には、お金を稼ぐという
目的があるのは当然ですが、
お客様や社会にどんな価値を提供するのか
これを明確にしたものがミッションです。
例えば、福祉美容で起業した方は
「美容によって高齢者がいつまでも若々しく
元気でいて欲しい」というミッションを掲げています。
クレドとは仕事を
やっていく上での行動指針です。
これを決めるに当たっては、
自分の過去の仕事でうまく行った時のこと、
失敗した時のことを振り返ってみるといいでしょう。
例えば私の場合、
仕事がうまくいかなかった時は
やるべきことをすぐにやらずに先延ばししていました。
だから、私のクレドは
「やるべきことを先延ばししないこと」です。
これから起業するあなたも
ミッションとクレドだけは明確にして
スタートしてください。
今回は以上です。
終わりに当たって
私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から
すべての人には無限の能力がある
それは決意とともに溢れ出てくる
最後に「自分らしさを最大限に活かした
起業プラン作成セミナー」のご案内です。
3月18日のコースは、これが最後のご案内です。
【発行元】
合同会社 環り愛(MEGURIAI)代表
経済産業大臣登録中小企業診断士 大場保男
仕事とは
人や社会に対する愛の表現である
このような価値観を共有する人たちとの
ネットワークの輪を広げ
愛が環る社会をつくりたい
「合同会社 環り愛」の願いです
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