起業は若い時の方がいいのか?


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。

2日前に銀座に行ってきました。
春節の頃は、銀座通りに大型バスが
次々ととまり、たくさんの中国の人が降りて来ていました。

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今は、あまりバスはいませんでしたが、
歩道を歩いていると、聞こえてくるのは中国語ばかり
銀座もすっかり変わったようです。

このブログは、動画でも見ていただけます。

同じ内容を文字でも見ることができますので、
動画か文字か、お好きな方でご覧ください。

さて、今回のテーマは
「起業は若い時の方がいいのか?」です。

起業時の年齢は何才が多い?

2012年度調査による起業時の年齢をみると
30~39才が最も多く39.4%
これに次ぐのが、40~49才で28.3%

50~59才は16.9%
29才以下は9.8%
60才以上は5.6%となっています。

起業時の平均年齢は41.4才です。
1991年度調査の平均年齢は38.9才だったので
この間に2.5才上昇しています。

このような統計データより
起業に適した年齢は40才前後という見方があります。

年齢とともに脳の能力は高まる?

「最近、人の名前が覚えられなくて…、もう歳だからかな~」
という声が私の周辺からよく聞こえてきますし、私自身も感じています。

心理学者のジーン・コーエンは、長年の加齢研究の結果
年長者の脳には、若年者と同等の学習能力はない
年齢とともに創造性は衰えるというような
常識はすべて間違いであると言っています。

ジーン・コーエンは次のように述べています。

○経験や学習に応じて、脳は自ら変化する。

○新しい神経細胞は生涯にわたって生成され続ける。

○感情を司る脳回路は、年齢とともに成熟しバランスが良くなる。

○年長者の脳は、若年者よりも脳の多くの場所を同時に使う。

つまり、刺激や学習によって
脳自体が活発に結合を繰り返し、年齢とともに
成長し続けていくことが脳科学の最先端分野で明らかになったということです。

ジーン・コーエンは、高齢者こそ創造性が高まる事例として
94才から彫刻を始めたベアトリス・ピアスを紹介しています。

人生の後半性こそ、ライフワーク起業の適齢期!

ジーン・コーエンは
人生の後半生を、4つの発達段階に分けています。

 第1段階 再評価段階    40代前半~50代後半
 第2段階 解放段階      50代後半~70代前半
 第3段階 まとめ段階      60代後半~80代
 第4段階 アンコール段階  70代後半~人生の最期

第1段階の再評価段階は
 ○いつかは死ぬという事実に初めて向き合う。
 ○探求心や危機感に駆り立てられて計画を立てたり、行動を起こしたりする。
 ○この段階で起こる脳の変化が発達性知能を刺激し、これが知恵の基盤となる。

第2段階の解放段階
 ○「いましかない」という意識を持つことが多くなる。
     これが新たな「内なる解放感」を呼び起こす。
 ○自分の要求に従い、個人の自由意志から
  計画を立てたり、行動を起こしたりする。

こうしてみると、再評価段階や解放段階は
知的な能力が発達しており
自分の思いを行動に移す起業の適齢期と言うことができます。

特に、自分の好きなことや本当にやりたいことを
仕事にするライフワーク起業には
最も良い年代だと言えますね。

定年前と定年後では、起業の意識が違う!

実際のシニアの起業をみると
定年前と定年後では、起業の意識が違います。

定年前の人は、こんなきっかけで起業します。

○自分の先行きが見えてきた

○退職後、収入がなくなることへの不安

○自分のやりたいことと、今の仕事のミスマッチ

○再就職が難しい

一方、定年後の人たちは、こんなきっかけで起業します。

○定年後、社会とのつながりが欲しい。

○長年温めてきたアイデアを具現化したい

○共通の仲間が欲しい、居場所が欲しい

定年後の人は、
あまりアクセクせずに、自分のペースで仕事をするという
いわゆる「ゆる起業」型が多いようです。

これに対して、定年前の人は、
もっと、自分の活かしたい、やりがいのある仕事をしたい
収入もしっかり確保したいという
「やりがいも、収入も」型が多いようです。

しかし、ジーン・コーエンの脳の加齢研究の成果からみると、
定年前、定年後にかかわらず
人生の後半生こそ、自分の内からの要求に従って
本当に自分のやりたいことを仕事にして起業するのが
最も脳に働きに合っているように思います。

しかし、年齢とともに脳は発達していくにしても
体力の方は衰えていきますので
この点を留意して起業を考えるべきでしょう。

今回は以上です。

追 伸

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起業にはリスクが伴いますが、
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最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “本気とは、誰も見ていないところで
           本気であり続けること”

個人事業として始めるか?会社を立ち上げて始めるか?


 

こんにちは
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先日、わが家の近くを散歩していたら、
馬頭観世音の石碑を目にしました。

競馬

近世以降、国内の流通が活発化し、
馬が移動や荷運びの手段として使われることがおおくなり
これに伴って、馬が急死した路傍などの馬頭観音が多く祀られたということです。

また、競馬場の近くにも祀られていて
レース中や厩舎で亡くなった
馬の供養が行われたということです。

調べたら、わが家の近くには、
草競馬場があったという話がありました。
地域の意外な歴史がわかって、興味深かったです。

さて、このブログは、動画でも見ていただけます。

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今回のテーマは
「個人事業として始めるか?会社を立ち上げて事業を始めるか?」です。

税金面、社会的信用面、事務処理面から検討する!

起業相談をやっていると、
個人事業として始めるか
会社を立ち上げて起業した方がいいかという質問を多く受けます。

個人事業か、会社を立ち上げるかは、
税金面、社会的信用面、事務処理面の3つの点から検討します。

まず、税金面です。
個人に課税される所得税は、次のような累進課税です。

課税所得  195万円以下  税率 5%   控除額     0円
           330万円以下  税率 10%  控除額   97,500円
                    695万円以下  税率 20%  控除額  427,500円
           900万円以下  税率 23%  控除額  636,000円
         1,800万円以下   税率 33%  控除額 1,536,000円
        1,800万円超      税率 40%  控除額 2,796,000円

これに対して法人の場合(資本金1億円以下)の法人税は、次のように2本立てです。
      年間所得800万円以下  税率 15%
      年間所得800万円超   税率 25.5%

税金はこれ以外に、個人、法人とも住民税、事業税、消費税などが課税されます。
したがって、所得税と法人税だけの比較で
どちらが得かは一概には言えませんが、
課税所得が1,500万円を超えると、法人の方が有利を言われています。

次は、社会的信用面です。
やっぱり、個人よりも会社の方がカッコいいですよね。
だから、人を採用する場合、個人よりも会社の方が良い人が来る可能性が高いでしょう。

与える印象も違います。
会社になっていると、中身はどうあれ
個人よりも信用してしまいますね。

また、法人でないと当社は取引しないという場合もあります。

次は、事務処理面です。
個人事業の場合は、税務署に届けるだけですぐ始められます。
しかし、法人の場合は大変です。

法務局に行って、設立登記をしなければなりません。
決算時の事務処理もかなり煩雑です。
税理士の手を煩わさないとできない場合もあります。

以上の3つの点から良く検討する必要がありますが
それから、シニアの場合はもう一つ
法人化すると、社長はその法人から給与をもらうことになります。

その給与の金額が大きくなると、年金が減額される恐れがあるので
これについても検討しておく必要があります。

特に必要がなければ、個人事業でスタートして
事業規模が大きくなったら法人化するという方法もお勧めです。

合同会社という選択肢もあり得る!

法人化といえば、株式会社がすぐに頭に浮かびますが
合同会社という選択肢もあり得ます。

合同会社のメリットはいくつかありますが、
その一つが、株式会社に比べて、設立費用が安いことがあげられます。

株式会社の場合は、定款認証や登記申請などに
総額25万円程度が必要ですが、
合同会社の場合は、11万円程度で済みます。

しかし、デメリットがあります。
一番は知名度が低いということです。

特に中小企業の経営者の中には
存在を知らないか、知っていても株式会社より
ランクが低いとみなす人が多くいるということです。

でも、最近は有名な企業も合同会社にするケースも増えています。
2011年、アップルジャパンは、株式会社から合同会社に変更しました。

また、株式会社の場合は、代表取締役と名乗れますが、
合同会社の場合は、代表社員としてしか名乗れません。
どうしても、代表取締役を名乗りたければ、株式会社にするしかないでしょう。

法人の設立登記は、専門家に任せた方がいい?

法人を設立登記するには
設立登記申請書や定款などの必要書類を作成し、
法務局に行って登記しなければなりません。

これが結構煩雑なのです。
だから、専門家に任した方がいいという方が多くいます。
でも、自分でやろうとして、できないほど難しくはありません。

専門家に任す場合、
ほとんどの人がネットで検索するでしょう。

そこには、低価格で設立登記の手続きを
一括でやりますという多くの案内が出ています。
中には、自分でやるよりも安い価格でやるというところもあります。

電子定款認証なのでその分費用が安くなるとか
設立登記後、顧問契約を結んで欲しいので安くするという場合もあります。

設立登記の解説本と首っ引きで
自分で頑張ってやるよりも
専門家に任せたい場合は、ネット上の案内を
じっくり検討してから申し込むようにしてください。

今回は以上です。
次回からは税金についてご紹介します。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “楽しい場所を探すより、この場所を楽しむ。
    なぜなら、この場所を楽しむことができれば、
          どんな場所でも楽しめるようになるから”

追 伸

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簡単に儲かるという仕事には疑問を持つ!


 

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写真は逗子駅前にある鮮魚店
今では、街中のこんな鮮魚店の光景が少なくなりましたね。

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昭和63年には約45,000店あった街の鮮魚店
今では20,000店を切っているのではないかと推測されます。
街から魚屋さんが消えてから、商店街の衰退化が急速に進んだような気がします。

残っている鮮魚店も高齢化が進んでいます。
そのうち、なくなってしまう日が来てしまうのでしょうか?

さて、今回のテーマは
「簡単に儲かるという仕事には疑問を持つ!」です。

ネット上には、簡単に儲かるという話があふれている!

これから起業しようとしている人は
起業に関する様々な情報を集めていると思います。
中でもネットからの情報を毎日のように見ているかも知れません。

見ようと思わなくても、次々に色々なメールが
入ってくるので、ついつい見てしまいますよね。

情報を収集することは
きわめて重要なことなのですが、
気を付けなければならないことがあります。

ネット上には
「1日に30分パソコンを使って仕事をすれば
最低でも月収50万円」というような情報が溢れています。

本当に儲けている人もいるかも知れません。
しかし、「楽して儲かる」という、うまい話には気を付けた方がいいでしょう。
「楽して儲かる」という情報を販売している人だけが
儲かっているのかも知れませんから…。

こうすれば簡単に集客できる!という話にも気を付けよう

起業が失敗するのは、
集客がうまくいかず、売上げが上がらないからです。

だから、起業を目指している人や、すでに起業した人は
どうしたら集客できるかという情報には敏感になっています。

最近はあまり見かけなくなりましたが、
以前は「Twitter集客法」とか「Facebook集客法」という
セールスレターがメールでよく送られてきました。

セールスレターには必ず、私はこうしてうまくいった
という事例が紹介されており、
「おっ、すげーなー」と思って教材を申し込んでしまいます。

送られた動画を見ると
具体的にどうすればいいのかが明確ではなかったり、
本当にこれで集客できるのだろうかと疑問に思うことが多々あります。

今でも、ソーシャルメディアを使って
こうすれば簡単に集客できるという
セミナーや教材が多くあります。

でも、実際には簡単ではないのです。
やはり、地道な努力が必要なのです。

色々な情報教材を買ったり、セミナーを受講しても
地道に実践することなく、これもダメだった、あれもダメだったと
次々に情報やノウハウを集める人は「ノウハウコレクター」と呼ばれています。

「1日30分の作業で月収50万円」という類の話には乗らない人も
「ノウハウコレクター」になってしまう例もあります。

やるならば、あれこれ試すのではなく
信頼できる方法に絞り込み
徹底して実践することが必要なのです。

「楽して」とか「簡単に」という言葉に惑わされないことが大切です。

フランチャイズにも気を付けよう!

今までサラリーマンだった人が
店を始める場合、ノウハウがありません。

一口に、店を持つと言っても、
どんな場所がいいのか?
仕入れはどうするか?
商品の陳列はどうするか?など
様々なノウハウが必要です。

商品を提供してくれ
店舗運営の細かなノウハウを指導してもらえるのが
フランチャイズチェーンです。

私のところにも、フランチャイズチェーンに入りたい
という相談が時々あります。

白紙の状態から事業をやるよりも
フランチャイズの本部から
ノウハウの提供を受け、指導してもらった方が
成功する確率は高いでしょう。

しかし、十分にノウハウを提供してもらえなかった
あまり指導をしてくれなかった
細かな契約に縛られて、思い通りの商売ができない

このような不満を聞くことがあります。

思い切ってフランチャイズをやめて
自分でやろうとしても
契約解除から何年間は同じ業種で商売してはいけない
という契約がある場合もあります。

なので、フランチャイズをやめても、
自分で同じ商売ができないのです。

また、当然のことながら
毎月、ロイヤリティを支払う必要があります。
これが大きな負担になっている店の話も聞いたことがあります。

店を始める前に本部の教育を受けますが、
この料金が高額で大変だったという話も聞いたことがあります。

まったく白紙の状態で事業を始めるよりも
フランチャイズに入って、
指導やノウハウの提供を受ける方が成功する確率が高いことは事実でしょう。

でも、必ずしもうまくいくとは限りません。
すでに、そのフランチャイズで店をやっている人に
直接話を聞くことが大切です。

また、本部に“おんぶにだっこ”という姿勢も避けなければなりません。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

 “すべての瞬間が、未来を変えている”

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9つの要素でやりたいことを見える化する!


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「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

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火曜日に葉山の商工会で行われた
スターバックス・ジャパンの創業者
角田雄二氏を招いての商業経営講習会に行って来ました。

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1996年にスターバックスの1号店ができて以来
今や国内に1,100店、年商1,200億円という
大きな規模に成長しており、
その基礎を築いたのが角田雄二氏です。

実は、角田雄二さん、
かつて葉山の商工会青年部のメンバーであり、
現在の商工会の柳会長や葉山コロッケの北村さんたちとは
一緒に活動した仲だということです。

会場には、柳会長や北村さんも来ており
“雄ちゃん”と、懐かしそうに呼び掛けていました。

「売り手が情熱を感じないで、客が情熱を抱くか?」
という言葉が印象的でした。

さて、今回のテーマは
「9つの要素でやりたいことを見える化する!」です。

やりたいことを見える化する9つの要素とは?

前回のブログで、
自分のやりたいことを見える化するには
BMC(ビジネスモデル・キャンバス)
という強力なツールがあることをご紹介しました。

これには、次のような7つのメリットがあることもご紹介しました。

メリット1 ビジネスの全体像を一目で見ることができる。

メリット2 競合するビジネスとの違いが良く分かる。

メリット3 自分の描いたビジネスモデルの弱い部分が分かる。

メリット4 簡単に描き直すことができる。

メリット5 顧客視点と企業視点のバランスをとることができる。

メリット6 描かれたアイデアが新しいアイデアの引き金になる。

メリット7 起業の要素を体系化する構造を提供している。

BMC(ビジネスモデル・キャンバス)には
9つの窓があり、窓に入る内容を考えていくことによって
やりたいことを見える化することができます。

窓に入る9つの要素、それが下記の9つです。
(下の写真は、チャネルというポストイットが剥がれてしまいました。顧客との関係の下の窓です。)

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➀顧客セグメント
 自分のやりたいことによって、誰を満足させるか、誰に喜んでいただくか?

②提供価値
 どのような価値を提供することによって、対象となる顧客に喜んでいただくか?

③チャネル
 対象となる顧客と、どのようにコミュニケーションし、価値をお届けするか?

④顧客との関係
 対象となる顧客と、どのような関係を築いていくか?

⑤収入の流れ
 対象となる顧客から、どのようにお金をいただく流れを作るか?

⑥主なリソース
 顧客に価値を提供していくために必要なノウハウや知識は何か?

⑦主な活動
 顧客に価値を提供していくためには、どんな活動を行っていくか?

⑧キーパートナー
 ビジネスを行っていくうえで、誰と連携して活動を行っていくか?

⑨コスト構造
 ビジネスを行っていくうえで、必要なコストは何か?

それでは、これから一つひとつご説明していきます。

第1の要素 顧客セグメント

顧客セグメントとは、
あなたが創り出した価値を届ける相手であり
顧客のためにあなたのビジネスがあるのです。
あなたのビジネスのために顧客が存在しているのではありあません。

しかし、創業相談に訪れる人の多くは、
まず、商品ありきです。
その商品の素晴らしさを滔々と話し、
ターゲットは誰ですか?と聞くと
これを使ってくれる人すべてですという答えが返ってきます。

自分が良いと思っていても
相手が必ずしも良いとは思いません。
私たちは、誰の役に立ちたいのか?
誰のためになりたいか?

ここから発想を進めていくことが
ビジネスを成功させていくためのポイントです。

第2の要素 提供価値

顧客はあなたの商品にではなく
商品によって提供される価値にお金を支払っています。
顧客が他ではなく、あなたを選ぶ理由は、
特別な価値を提供できるかどうかに掛かっています。

どんな価値を提供していくのか?

顧客の困っていること、悩んでいること
これらを解消することによって、価値を提供することができます。

もう一つの価値の側面
それは、和倉温泉の「加賀谷」がキーワードになります。

食事と温泉があり、泊まる場所があれば
一応のニーズを満たすことができます。
しかし、二流の旅館に泊まった場合と
和倉温泉の「加賀谷」に泊まった場合では
受ける満足感がまったく違います。

ちなみに私は行ったことはありませんが
泊まった人から聞いた話です。

和倉温泉「加賀谷」のように、より快適さ、より満足感を高めていく
これが、もう一つの価値の側面と言えるでしょう。

第3の要素 チャネル

チャネルには、次の5つの機能があります。

1 商品とサービスの認知度を上げる。
2 見込み客に対して商品やサービスを評価してもらう。
3 顧客が購入できるようにする。
4 顧客に価値を届ける。
5 購入後の満足度の高めるサービスを届ける。

チャネルというと
商品を買う場所と思ってしまいますが
それだけではありません。
上記のような5つの機能を果たす手段がチャネルなのです。

だから、お店だけでなく、メールやブログ、ニュースレターなども
チャネルの機能を果たすための手段なのです。

今回は以上です。
次回は、「9つの要素でやりたいことを見える化する!」の2回目です。
楽しみにしていてください。

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 “気にするよりも、糧にする”

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好きなことを仕事にして収入を得るには?(2)


 

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今日、小田原の書道家、辰巳承子さんの書の展示を見に行って来ました。
力強い筆致で「有志事竟成」の文字
“志があれば成らざる事はなし”
という意味だそうです。

P1080165

これから起業する人にはぴったりの言葉だと思いました。

さて、今回のテーマは前回に引き続き
「好きなことを仕事にして収入を得るには?」
の2回目です

自分の好きなこと、やりたいことの動機を考える!

このブログの3本目の
「起業するのに遅すぎることはない!」の中で
60代から「介護のできる美容師」に転身した人
の例を
ご紹介しました。

彼が「介護のできる美容師」を目指した動機は何でしょうか?

「高齢者の喜ぶ顔を見たい」
「高齢者に生きる意欲を持って欲しい」
「人のために役立ちたい」

こんな動機が考えられますよね。
これを達成することができれば
美容師でなくても良かったかも知れません。

例えば、50代のあなたが医者になりたいと思ったとします。
その動機は何でしょうか?

「苦しむ人を助けたい」
「世の中に役立っているという実感が欲しい」
「社会から尊敬されたい」

こんな動機から医者になりたいのであれば
これを達成することができれば
医者でなくても良いかも知れません。

自分の好きなこと、やりたいことが、
現実にはできない場合
あるいは、それではキャッシュポイントが見つからない場合

動機から考えていくことも一つの方法です。
そのことによってワクワクするならば
それは立派なライフワークです。

独りよがりに陥らないこと!

好きなことをやっていても
お金につながらない人が陥るワナの一つが
独りよがりになることです。

フランス料理が好きで
ヨーロッパまで見に行って
こだわりにこだわったフレンチの店を開いた。
ワインも良いものを揃えた。

でも、お客様が来ない。
「お客は良いものを見る目がない」と店主はボヤく。
こんなケースを聞くことがあります。

なぜ、お客様が来ないでしょうか?
自分だけが満足していても
お客様が満足しなければ
来店客数や売上げにはつながりません。

キャッシュポイントを考える場合
常にお客様のニーズや満足を頭の中に入れて
おかなければなりません。

なんと言っても、キャッシュポイントは
お客様が喜ぶところにあるのですから…。

そのためには、対象となるお客様の
ニーズを徹底的に探り出すこと
うまくいっているビジネスの
成功要因は何かをしっかり研究すること
このことを欠かすわけにはいきません。

自分がやろうとしていることで
どんなお客様が
どのように喜んでくれるのか?
これが明確にイメージできなければ
キャッシュポイントはない
と思っていいでしょう。

ポジショニングとブランディングの確立!

好きなことを仕事にしていても
売上げにつながらない
その原因として考えられるのが
そこに、あなたの“売り”がないからです。

他とは違う独自の“売り”
それを明確にするには
あなたのビジネスをどこにポジショニングするかに
関わっています。

そして、お客様と信頼関係をつくること
このことによって
お客様の心の中に、あなたのビジネスが
ブランドとして位置づけられます。

こういう関係ができると、
集客に最も効果があると言われている
口コミを期待することができます。

ポジショニングとブランディングについては
このブログで詳しく取り上げていく予定でいます。

自分の商品・サービス、ビジネスに自信を持つ!

自分がワクワクすることで
お客様に喜んでいただける
こんなビジネスのプランができたら
自信を持ってください。

自信を持って人に話す
お客様に自分の商品やサービスをお薦めする
自信を持つことが相手を惹きつけます。

金融機関の創業融資の担当者から
自信なさそうに事業計画を説明する人への融資は
ちょっと考えてしまいます
という話を聞いたことがあります。

本田健さんは、お金について次のように言っています。

「お金には、集まるところにはどんどん集まり
お金の居心地が悪いところからは
あっという間に逃げていく性質があります。

一番のコツは、そこに“ワクワクするエネルギー”を
発生させることです」

この前提になるのが、自分に自信を持つことです。

今回は以上です。

次回からは、
起業する事業のミッション、理念、ビジョンについて
考えていきます。
楽しみにしていてください。

起業するのに、遅すぎることはない!


 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
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わが家の庭のスダチが大分色づいてきました。
秋も深くなりましたが、コートはいつから着て行こうかと
迷う時期でもありますね。

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さて、今回のテーマは「起業するのに、遅すぎることはない!」です。

いくつになっても脳は若返る!

前回、脳はいくつになっても成長するという
ジーン・コーエンの研究結果をご紹介しました。

彼は、71歳のエステル・ジャンセンを
健康な年長者の脳は成長する
典型例として取り上げています。

夫との死別から立ち直ったエステルは、
何か新しい、やりがいのあることを始めたいと
思うようになりました。

20代の学生についていけるだろうか
という不安を抱えながらも
大学院で歴史学の修士号を目指す
ことにしました。

まず、大学院で必要となるパソコン技能を
身につけるために、
年長者向けのパソコン教室に通いました。

「まるで外国語を習っているみたいだった」
と感じるほどパソコンができなかったエステル、
しっかりマスターすることができました。

大学院の歴史のクラスでは、
常に自らすすんで、
時間を掛けて課題に熱心に取り組み
優秀な成績をもらいました。

98歳で修士の学位を取得した!

台湾の趙慕鶴さんの事例はもっとすごい。

彼は40代のとき、小学校の清掃員として
働いていました。

75歳になったとき、
貯めたお金60万円の予算で
イギリス、ドイツ、スイスなどを旅して回りました。

90歳になって病院に通いました。
病人としてではなく、
ボランティアとして働くためです。

病院には70代、80代という
彼よりも「若いお年寄り」が入院していました。

95歳で大学院に入学し哲学を専攻。
98歳で修士の学位を取得しました。

これで終わりではありません。
100歳を迎えた年には、
香港で書道の個展を開きました。
101歳になったとき、
「悠遊100年」という本を書きました。

趙慕鶴

98歳で修士の学位を取得

こんな話を聞くと、
70代や80代で「もう年齢だから…」
などと言ってはいられませんね。

ましてや、
50代、60代だったら
何でもできそうな気がするのは、私だけでしょうか?

中高年からの起業事例 その1 東洋医学を学んで治療院を開業

ここからは、中高年から起業した
日本の事例をご紹介します。

一人目は、石油業界で主に営業畑を歩いてきた男性の事例です。

50歳にさしかかる頃、
サラリーマン人生の先行きが見通せるように
感じた彼、
自分がやりたいことに思いをめぐらせ、
行きついたのが東洋医学です。

その夢をかなえるために、
在職中の53歳から鍼灸学院の夜間部に通い始めました。

54歳のときに早期退職に踏み切り
割増の退職金をもらいました。

56歳のときに国家試験に合格しました。
しかし、50代半ばの彼を
雇ってくれる鍼灸院はありません。

自分で独立してやっていくしかありません。
そのためには、もっと奥義を極める必要があります。

そこで北京中医医院に留学
中国語を習いながらの臨床の勉強です。

帰国した彼、横浜市内に念願の
治療院を開設しました。

中高年からの起業事例 その2 「介護のできる美容師」への転身

IT業界で一貫して営業畑を歩いてきた彼、
施設で暮らす92歳の老女の新聞記事を目にしました。
終日ベッドに寝たきり、医師が診ても
活力を取り戻しません。

ところが、ある日
ボランティアの美容師グループが来て
きれいに髪をカットし、セットしたところ
その日からあちこちの部屋に顔を出し、
施設内を元気に歩き回ったという話です。

この記事に触発され、「介護のできる美容師」を
目指したいと思うようになりました。

それからすぐ、美容専門学校の通信教育を受講、
毎週土曜日には紹介された美容院で働き、
週に2日間は、夜9時から11時半までの
実技の勉強会に参加しました。

美容師の免許を取得したのは55歳のときでした。

次には、ホームヘルパー二級の資格に
挑みました。

こうして60代に入って美容院を開業、
「介護のできる美容師」に転身しました。

彼の座右の銘は
「私の後悔することは、
しなかったことに対してであり、
出来なかったことではない」
という女優イングリッド・バーグマンの言葉だそうです。

以上、2つの事例は「たった一人の再挑戦」(加藤仁著)から
引用させていただきました。

「起業家とは職業を指すものではなく、
社会に価値と感動を提供する夢を持ち、
それに向かって挑戦し続けている
人を指すものです」

これは、多くの起業家を育ててきた
私の尊敬する福島正伸先生の言葉です。

上記の2つの事例を見ると、まさに
この言葉がぴったりという感じですね。

起業した人がすべてうまくいくわけではありません。
むしろ失敗する人の方が多いのが現状です。

次回は、起業になぜ失敗するのか、その原因について
考えていきます。
楽しみにしていてくださいね。

中高年が起業の適齢期!?


 

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

先週の木・金・土の3日間は葉山で仕事。
葉山といえば写真のようなイメージを思い浮かべますが、
仕事ですからずっと部屋の中、

葉山の海

 

 

 

 

まには葉山の素晴らしい景観を楽しみたいものです。

さて、今回のブログのテーマは
「中高年が起業の適齢期!?」です。

30代になるともうダメと言われていた!

私はかつて、
マーケティングの企画会社の社員だった
ことがあります。

その当時、マーケティングの企画の仕事は
30代になるともうダメと言われていました。
新しい発想が生まれないからだというのがその理由です。

ところが、そんな常識にまっこうから
異論を唱えているのが、ジョージ・ワシントン大学
加齢健康人文科学研究センター所長の
ジーン・コーエンです。

彼は、発達心理学者として有名なエリクソンの弟子です。

エリクソンと言えば、
アイデンティティという概念を提唱したことで知られています。

私が大学で心理学を専攻していた頃、
アイデンティティという言葉が日本に入ってきましたが、
その頃はこれを「自己同一性」と訳していましたが、
今では普通にアイデンティティという言葉をそのまま使っていますね。

間違いだらけの脳の常識

ジーン・コーエンは、長年の加齢研究の結果、
年長者の脳には、若年者と同等の学習能力はない
年齢とともに創造性は衰える
というような常識は
すべて間違いであると言っています。

ジーン・コーエンは次のように述べています。

〇経験や学習に応じて、脳は自ら変化する。

〇新しい神経細胞が生涯にわたって生成され続ける。

〇感情を司る脳回路は、年齢とともに成熟しバランスが良くなる。

〇年長者の脳は若年者よりも脳の多くの場所を同時に使う。

つまり、刺激や学習によって、
脳自体が活発に結合を繰り返して成長を続けていくことが、
脳科学の最先端分野で明らかになったということです。

ジーン・コーエンは、
高齢者こそ創造性が高まる事例として、
94歳から彫刻を始めたベアトリス・ピアスを紹介しています。

アメリカにおける大学院生の内訳を調べると、
50歳以上の年齢層の増加が最も著しいそうです。

かの葛飾北斎は、90歳でいよいよ死を迎えるとき、
「天が私にあと10年の時、いや5年の命を与えてくれるのなら、
本当の絵かきになってみせるものを」
と嘆いたと言われています。

しかし、年齢を重ねることが無条件で
脳の発達を促すという訳ではなりません。

過度のアルコールや薬の摂取、無気力、
喫煙、肥満、栄養不良、社会的孤立、
うつ病などの精神疾患が、
脳の知的能力を低下させるということです。

人生の後半生こそ、ライフワーク起業の適齢期!

ジーン・コーエンは、人生の後半生を、
次のように4つの発達段階に分けています。

第1段階 再評価段階  (40代前半~50代後半)
第2段階 開放段階   (50代後半~70代前半)
第3段階 まとめ段階  (60代後半~80代  )
第4段階 アンコール段階(70代後半~人生の最期)

第1段階の再評価段階(40第前半~50代後半)は、

〇いつかは死ぬという事実に初めて向き合う。

〇探究心や、まれに危機感に駆り立てられて
  計画を立てたり、行動を起こしたりする。

〇この段階で起こる脳の変化が発達性知能を刺激し、
  これが知恵の基盤となる。

第2段階の開放段階(50代後半~70代前半)は、

〇「いまやるしかない」という意識を持つことが多くなる。
  これが新たに「内なる開放感」を呼び起こす。

〇自分の要求にしたがい、
  自分の思いや行動について発言していいのだ
  という個人の自由意思から計画を立てたり、
  行動を起こしたりする。

〇新しい何かを欲する気持ちが
  脳の情報処理を司る部位で
  新たな神経細胞の生成を促す。

こうして見ると、再評価段階や開放段階は、
知的な能力が発達しており、自分の思いを
行動に移す起業の適齢期を言うことができます。

特に、自分の好きなことややりたいこと
を仕事にするライフワーク起業には
最も良い年代だと言えます。

50~75歳の林住期が人生の黄金時代!

古代インドでは、人生を次の4つの時期に分けていました。

0~25歳 学生期 良く学び身体を鍛える時期
25~50歳 家住期 仕事に励み、家庭を維持する時期
50~75歳 林住期 真の生きがいを探す時期
75~天寿 遊行期 自分の人生の統括をする時期

林住期は、一通りの苦楽を経験して
人生が分かってきている年代であり、
昔の人は「人生の黄金時代」と呼んで、
楽しみにしていたそうです。

「わりなき恋」という小説を書いて話題になった
女優の岸恵子は82歳、若さの秘訣を聞かれて

「何の目的もないから老けるのよ。
新しいことに挑戦し続ければ老ける暇なんかない。
言葉をかえれば、もっと苦労することが必要なのよ」

と答えたと言います。まさに脱帽ですね。

中高年が起業の適齢期だといっても、
やっぱり自信がないなぁ~、
と思っている方もいるかと思います。

次回は、中高年からでも決して
遅くない事例をご紹介します。
楽しみにしていてくださいね。

長~い後半生をどう生きる?人生80年時代の生き方


 

こんにちは

「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

10月は相模原市の古淵で「さがみはら朝市まつり」を実施しました。
55店が出店し、1万人の来場者で賑わいました。

さがみはら朝市まつり

 

私の使命の一つは、人と人をつないで
新たな価値を創り出すこと。

神奈川県内各地の朝市を結び付けて
「かながわ朝市ネットワーク」を立ち上げ
様々な活動を行っています。

「さがみはら朝市まつり」もその活動の一環です。

もう一つの私の使命
それは、人の持っている可能性を引き出すこと。

起業支援はその使命の一環です。

10月もフレンチレストラン、天ぷらの店、
トリミングスクールなどの
起業の相談がありました。

さて、今回のブログのテーマは
「長~い後半生をどう生きる?人生80年時代の生き方」です

男女とも平均寿命が80歳代に伸びた!

厚生労働省から、今年の7月31日に、
日本の男性の平均寿命が80.21才になったと発表され、

女性の86.61歳とともに、
男女とも80歳を超える時代になりました。

戦後すぐの昭和22年の平均寿命は
男性が50.06歳、女性が53.96歳でした。

私が子供の頃は人生50年と言われており、
80歳を過ぎた人などは稀でした。

平均寿命

思えば、この60年あまりで
30歳以上も伸びたことになります。

平均寿命とは、0歳児が平均して
後何年生きられるかを示したものです。

50歳の男性があと何年生きられるかは
平均余命である31.70歳、
60歳男性は22.93歳になります。
女性は男性より6歳程度長くなります。

いずれにしても、長~い後半生、
老後生活が待っているわけですが、

生きていくにはお金が必要です。

しかし、頼りにしていた年金だけでは不十分な人が多く、
その年金ももらえる金額が少なくなったり、
もらえる年齢が高くなる傾向にあります。

長~い後半生を充実した人生に!

内閣府の「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(2008年度)によると、
退職希望年齢について
「働けるうちはいつまでも」が36.8%と最も多く、
「70歳くらいまで」(23.0%)、「65歳くらいまで」(19.2%)
と続いており、これらの合計は約8割に達しています。

この数字は、働かなくては老後の生活が心配という
意識の表れとも言えますが、

もう一つ、働かないと社会との関係が薄くなってしまう、
さらにいつまでも自分のことをもっと活かしたい、
社会の役に立ちたいという気持ちの
表れとも言えると思います。

経済的な理由や
自分の能力をもっと活かしたいという理由から、
50代以上の人たちの新規創業が増加しています。

日本政策金融公庫総合研究所の資料によると、
創業時の年齢が50歳以上の人の割合が、
1991年では11.5%、2011年では24.3%となっており、
その比率が大幅に高くなっています。

人間は40代後半以降の後半生ともなると、
自分の人生の先がある程度見通せるようになり、
このままで良いのかと考えるようになります。

私自身も40代半ばで、たまたま独立する
という結果になりましたが(興味のある方はプロフィールをご覧下さい)、
その時ははっきりした目標はなくとも、
このままでは人生を終わりたくないという気持ちがありました。

中年期になると、「自分は何者なのか?」
「自分はどういう道を歩んで来たのか?」
「これからどこへ向かうのか?」
という疑問を抱くようになり、

人生の意味を見つけたい、新しい仕事を始めたい、
あるいは今の仕事の方向を変えたいという
強い気持ちが湧き起ると言われています。

リタイアメント研究のインタビューの中で、
「あなたにとって、人生の意味や目的を感じさせてくれるものは何ですか?」
という質問に対してほとんどの人が
「人の役に立つこと」を答えているそうです。

このように、多くの人が、
人や社会の役に立つことに生きがいを感じます。
また、人間はそのように創られているとも言われています。

好きなことを仕事にして自分を活かす!

自分を活かして社会の役に立つ、
しかも自分の好きなことを仕事にして、
これが叶うなら、きっと充実した人生になるでしょう。
私はこれを「ライフワーク起業」と呼んでいます。

このブログでは、40代後半、50代、60代の人たちのための
「ライフワーク起業」をサポートしていく
スキルやノウハウをお伝えしていきます。

年齢とともに、体力だけでなく、
記憶力や知的能力が衰えていく、だから、やっぱり若い人には敵わない
と思っている人が多くいます。

しかし、体力はともかく、知的能力は年齢とともに高くなっていく
という最新の研究結果があります。
次回は、この点についてご報告いたします。
楽しみにしていてくださいね。