儲かることだけがビジネスの醍醐味か?


儲かることだけがビジネスの醍醐味か? - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

本来の自分を活かす仕事で起業を!
ライフワーク起業ナビゲーターの大場保男です。

自分がそれを行っていることを喜び、同時に他の人も
喜んでくれる仕事、そして経済的にも豊かに生きる!
50代・60代のライフワーク起業を応援しています。

わが家のイヌがトリミングに行って
すっきりした姿で帰ってきましたが、
ちょっと寒いかなと気掛かりでもあります。

先月に13歳になった老犬ですが、散歩の途中で
すれ違う人には誰にでも尻尾を振って近寄っていく
人間好きなことは若い頃と変わりません。

さて、今回のテーマは
「儲かることだけがビジネスの醍醐味か?」です。

商店街のある店主に
「お金が増えることと、お客が増えることと
どちらが嬉しいですか?」と聞いたことがあります。

「そりゃ、お金が増えることに越したことはないが
嬉しいことは、やっぱりお客が増えることだね。

お客に“ありがとう”と言ってもらう
そういうお客が増えることは何とも言えないね」
という答えが返ってきました。

人の顧客獲得コストは8千円~1万円

新規のお客様を集めるには
リアルなお店ならば新聞の折込みチラシ
ネットならばリストを集めてのメルマガ発行

これらが一般的ですが、
チラシの場合は、チラシの制作・印刷費、折込み料が掛かります。
メルマガの場合には、リスト集めに費用が掛かります。

もちろん、やり方によって大きく変わってきますが、
一人のお客様を獲得するのに
平均して8千円から1万円掛かると言われています。

でも、費用を掛けて獲得したお客様
放っておくと、年に25%の
お客様が脱落すると言われています。

脱落してしまう一番の原因は、
その店のことを忘れてしまうこと。
実にもったいないことです。

一度お客様になっていただいたお客様に
一生涯お付き合いいただくこと
これこそがビジネスの醍醐味なのです。

なぜならば、そのお客様に信頼されている
そのお客様の役に立っている

だからこそ、そのお客様はあなたと付き合い
あなたの商品を買い続けてくれるのです。

では、そのためにはどうすればいいのでしょうか?
私は、次の3つのことが必要だと思います。

1 あなたに対して信頼感を抱いてもらうこと
2 お客様に役立つことを提供し続けること
3 お客様同士の交流の場があること

あなたに対して信頼感を抱いてもらうこと

「ザイアンツの法則」をご存知でしょうか?
それは、次のような法則です。
きっと、あなたも実感しているところだと思います。

・人間は、知らない人には攻撃的、冷淡な対応をする。
・人間は、会えば会うほど好意を持つようになる。
・人間は、相手の人間的な側面を知ったとき
より強く相手に好意を持つようになる。

相手に信頼してもらうには
相手に親しみの感情を持ってもらう必要があります。
そのためには、あなたの人間的な側面を知ってもらうことです。

そのために、次の3つの話題をテーマにすると効果的だと言われています。
・子供時代の話(小学生くらいまで)
・自分の失敗談(あくまでの事実)
・家族の話(妻、夫、子供、親兄弟、ペット)

このようなことの他に
趣味の話、最近印象に残ったことなどを
ニュースレターやメルマガ
などで発信していきます。
これを自己開示と言います。

自己開示は頻度が多ければ多いほど
親しみを抱いてもらえると言われています。

親しみを感じてもらうことは大切ですが、
それだけでは信頼してもらえません。
約束を守る、迅速な対応をするなど
ビジネスの基本を徹底することが大切なことは言うまでもありません。

お客様に役立つことを提供し続けること

お客様があなたの商品を購入することは
その商品が、自分にとって価値があると納得したからです。

お客様に商品を買っていただくには
お客様を教育して、その商品の価値を知っていただくことが必要です。
つまり、販売=教育なのです。

あなたの商品やあなたからの情報が
お客様の役に立つこと
これがないと、お客様との関係は途切れてしまいます。

私の知合いの年商4億円の街の電気屋さん
お客様のお宅を定期的に訪問して
お客様の困っていること
お客様の生活がもっと快適になること
これを提案し、お客様と長い付き合いを持続しています。

この場合、ただ単に
次々と新製品を紹介するのならば、
あの電気屋は、いつも商品を押し付けるという気持ちにさせてしまいます。

あくまでの、お客様視点から考えて
お客様に役立つことは何だろうと考えることがポイントです。

お客様同士の交流の場を持つこと

いくら孤独が好きだと言っても
人間は、本質的に寂しがり屋であり
人と人との交流を求めています。

クリック一つで何でも買うことができ
しかも自宅に届けてくれるサービスが行き届いているにも関わらず
ネットとは対極な存在である朝市には大勢のお客様が来ます。

なぜでしょうか?
お客様は便利さだけでなく、
人との触れ合いや交流を求めているからだと思います。

交流の場として会員制度があります。
ある自転車屋さん
会員制度を導入して
定期的に自転車によるツーリングを楽しんでもらっています。

このような交流のためのイベントを行うほかに
ネット上に会員ページを設置して交流してもらう
ニュースレターにお客様交流コーナーを設ける
などの方法が考えられます。

いずれにしても
お客様との一生涯のお付き合いができるようになる
これは、ビジネスの醍醐味です。

いかに売上げを上げるかということよりも
いかにお客様と長い付き合いをしていくか
このことを考える方が楽しいでしょう。

今回は以上です。

最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から

“人生に正解はない
やりたいことがあるだけ”

もし宜しかったら、このブログの先頭に戻っていただいて
シェアしていただくと嬉しいです。

ライフワーク起業ナビゲーター
経済産業大臣登録中小企業診断士  大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp