事業を行っていくのに大切にしていくものは?


事業を行っていくのに大切にしていくものは? - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

座売りをしている呉服店
最近、あまり見掛けることはありませんね。
ショッピングセンターの中にある着物売場も座売りではありません。

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座売りとは、お客様は履物を脱いで
畳に座り、店員はお客様と向き合って販売する方法で、
スーパーなどのセルフサービスとは対極にある販売方法です。

お客様のニーズを聞き出し、
それにぴったり合った商品をお勧めするのが
店員の腕の見せどころです。

時代や形態はかわっても
これが商売の基本だと思います。

さて、今回のテーマは
「事業を行っていくのに大切にしていくものは?」です。

理念とは、ミッションを実現していくための価値観!

前回のブログで、ビジョン、ミッション、理念の違いについて
次のように説明しました。

ビジョンとは
目指していく将来の姿を明確にしたもの

ミッションとは
誰に、どのような価値を提供していくのかを明確にしたもの

理念とは
ビジョンやミッションを実現していくための価値観です。

この3つは、どれも大切ですが
AとBのうち、どちらを選択したらいいのか迷ったとき
判断の基準になるのが理念です。

AとBのうち、どちらを優先すべきか迷ったとき
判断の基準になるのが理念です。

老舗企業が代々伝えてきた家訓や社訓も
理念と言えるでしょう。

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の“三方よし”は、
近江商人たちが商売をする上で守ってきた価値観です。

「顧客満足」や「お客様第一主義」を
標榜していても、自社の都合ばかり考えている会社
コンプライアンスを無視する会社

このような会社には
もう一度、近江商人の“三方よし”を
しっかり学んでもらいたいものです。

綜合警備保障の理念は
「“ありがとうの心”と
“武士の精神”を持って社業を推進する」です。

“武士の精神”を理念にあげるのはユニークだと思いますが
この理念からは、日本人としての誇りが感じられますね。

楽天の「スピード!!スピード!!スピード!!」は
いかにも時代の先取りしなければならない楽天らしい理念です。

吉本興行の
「修羅場で君は光っているか?君の価値はここで決まる」は
芸能人としての厳しさを求めているような気がしますが、
私自身の理念にしたいとも思います。

「利他」と「感謝」はライフワーク起業の理念として不可欠

理念は、今まで生きてきた中であなたが大切にしてきた価値観
今後、仕事をしていく上で大切にしたい価値観
ミッションを実現していくために大切にしたい価値観です。

あげられた価値観は、人によって様々だと思います。
100人いれば、100通りの価値観があると思います。

でも、ライフワーク起業には
「利他」と「感謝」という価値観は不可欠です。

なぜなら、人は種の保存のためだけでなく
人に喜んでもらうこと
社会に貢献すること

このために存在しているのです。
だから、このような「利他」の行動によって
大きな喜びが得られるように創られているからです。

毎日、ワクワクし活き活きと働くこと
これがライフワーク起業

それは「利他」という価値観によってもたらされます。

もう一つの価値観は「感謝」
古来、日本では「人は他の動植物の命をいただくことで
自らの生存を確保している」考え方が存在しています。

だからこそ、人々は自分たちを
「生かしてくれる」大自然の恵みに感謝しながら生きてきました。
私たちは「生かされている」のです。

ミッションを実現していくために
自分一人ではできません。
周りの人たちや世の中の多くの人の協力や助力が必要です。
これに素直に感謝すること

「感謝」の気持ちがあるところに
人は集まってきます。
そこに、新たなエネルギーの磁場ができます。

だから、ライフワーク起業には「感謝」の価値観が不可欠なのです。

売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決める

福島正伸先生は、
著書「起業学」の中で次のように述べています。

“起業とは、社会に貢献することで
自己の社会的存在価値を創造するための活動”

“社会に貢献する夢を抱き、幾多の困難に挑み続ける。
めげそうになる時があっても、夢を思い出して
自分の道をひたすらに前進する。

苦労の先にある
いくつもの感動を心に蓄積して
強くそして心豊かな人になる”

“売上げはお客様が決め、会社の存在価値は社会が決めます。
だから私たちは社会やお客様のために何ができるか
どんな価値と感動を提供しようとしているのかを考えるだけでいい。

そんなふうにシンプルに考えるだけで
すべての事業はうまくいくようになっているのです。”

私たちはこのような言葉を読むと「なるほど」と納得します。

しかし、今までの創業相談の経験からすると
お客様が喜ぶことや
社会に役立つことを
あまり考えていない人が多くいます。

起業してから3年後まで生き残るのは3割
こんな厳しい数字になるのは、「利他」の価値観が
しっかり腹の中に落ちていないのが原因かも知れません。

ドラッガーは
「マネジメントの最終の目的は人を幸せにすること」と述べています。

「感謝」の気持ちは最強のパワーを発揮!

もう随分昔のことになりますが、私が勤務していた化粧品会社で
「日本語の中で一番好きな言葉は何ですか?」というアンケートに対して
「ありがとう」という言葉が一番でした。

その化粧品会社で、訪問販売の実習を1年半やりました。
どこに行っても断られていました。
押し売りが来たような扱いを受けます。

売れない化粧品がぎっしり詰まったセールス鞄をさげて
夕方の商店街を、とぼとぼ歩いていると
店は買物客で賑わっています。

「わざわざお客様が店に来てくれる。いいなぁ~」
本当に羨ましく思いました。

その後、中小企業診断士として
商店街の人たちと接する機会が多くありました。
中には、お客が店に来るのは当たり前
と思っている商店主の方が何人もいました。

私は自分の訪問販売の時を思い出しました。
お客様が来ていただくことは、本当にありがたいことなのだと…。

「感謝」の気持ちこそ
あらゆるマインドの中で最強のパワーを発揮すると言われています。

ライフワーク起業には「利他」と「感謝」という
2つの価値観を持つことが必要なのです。

今回は以上です。

追 伸

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