自覚症状のない“組織病”は起業のネック!
こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場保男です。
好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
40代後半からのシニア層のライフワーク起業を応援しています。
御用邸があることで知られている神奈川県葉山町
ここに道の駅のような商業施設「ハヤマステーション」があります。
経営主体は商工会、全国的に見ても珍しい例です。
昨年の9月1日にオープンしたので、1周年を過ぎました。
お陰様で、当初計画していた売上げを上回り、好調に推移しています。
私もオープンするまでのプロジェクトに関わってきたので
感慨深い思いがありますが、正念場は2年目からです。
事業は何よりも継続が大切、今の賑わいが続くよう願うばかりです。
さて、今回のテーマは
「自覚症状のない“組織病”は起業のネック!」です。
会社の常識と世間の常識の間にはズレがある!
同じ場所にずっといると、いつの間にかその環境が当たり前になってしまいます。
会社の場合も同じです。
同じ会社にずっといると、その会社の常識が当たり前と思ってしまいます。
ほとんどの場合、当たり前だと思っていた会社の常識と
世間一般の常識にはズレがあります。
また、会社間によってもズレがあります。
私は、10数年間務めていた化粧品会社から
マーケティングの企画会社に転職した時に
それを感じました。
化粧品会社とマーケティングの企画会社とでは
仕事内容が全然違います。
また、化粧品会社は従業員数が千人規模、
マーケティングの企画会社は数十人規模でした。
そのため、仕事のやり方、考え方、価値観が違うのです。
だから、最初のうちは随分戸惑いました。
私のように、会社から会社への転職の場合は
戸惑っても、新しい会社の先輩がフォローしてくれます。
しかし、起業の場合は誰もフォローしてくれませんし、
世間の常識とズレていることに気が付かない場合もあります。
特に問題があるのは、大企業に勤めていた人が起業する場合です。
起業を考えているのですから、独立心旺盛の方です。
でも、属していた組織が大きければ大きいほど
その会社の常識や価値観に知らず知らずに染まっています。
起業とは、属していた組織を離れて仕事をしていくことです。
従来の常識は通用しないことを肝に銘じることが求められます。
会社の肩書は通用しない!
40代後半から50代になると
管理職として肩書のある人が大半でしょう。
時々見掛けるのが
会社をやめても、会社の時の肩書の意識のままの人です。
本人は意識しなくても、長い間管理職をやっていると
知らず知らずに出てしまうようです。
起業とは、今までいた会社の看板も肩書も外れ、
「私」という一個人の信用で仕事をしなければなりません。
今までのあなたは、会社の看板や管理職としての肩書を背負って
仕事をしてきたのですが、起業したからには
それはまったく通用しないのです。
今までは、対等以上に接することが出来た相手に
自分より上位の立場から話されたりすると
「俺は今まで大きな会社の管理職だったんだぞ」
という心理になってしまいがちなのです。
もし、このような心理状態が態度や話し方に現れてしまうと
相手は、「なに言ってんだ、もう過去のことなんか関係ないだろ!」
と思って、あなたに良い印象は持たないでしょう。
“組織病”から脱却するには、多くの人と話すこと
今まで在籍していた会社の常識にとらわれず、
“組織病”から脱却するには
今までとは違う世界の人たちと、一人でも多く話すことです。
あなたが作った事業計画書も
今までの会社の常識が色濃く反映されたものになっているかも知れません。
だから、一度作った事業計画を絶対視しないで
多くの人の意見を聞いて、柔軟に修正していくことが必要なのです。
会社時代の肩書の意識や態度がついつい出てしまうのは、
自己防衛の意識が働くからです。
他人にバカにされないよう
無意識のうちに、過去の肩書を支えにしようという心理なのです。
だから、自信のない人ほど、このような心理状態になります。
過去は過去、今は今と、早く割り切ることが重要です。
そして、これから自分がやることに自信を持ちましょう。
ただし、謙虚さを忘れないように…。
今回は以上です。
最後に私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から
“雨が降ったら、傘をさせばよい。
水たまりがあれば、よければよい。
豪雨になったら、待てばよい。この道を行く”
追 伸
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経済産業大臣登録中小企業診断士
ライフワーク起業ナビゲーター
大場保男
yasu-obs@gc4.so-net.ne.jp 090-5521-7427