起業にビジョンなんて本当に必要なのか?
こんにちは
50代・60代のライフワーク起業を応援している大場保男です。
いまや「100年ライフ」と言われ
人生を2度生きられる時代
長~いセカンドライフを、
自分らしさを最大限に活かして悔いのない人生の
ための起業のノウハウやヒントをお伝えしています。
今日は桃の節句
ひな壇に飾る「ひし餅」の色には
それぞれ意味があるそうです。
上段の桃色は「魔除け」
中段の白は「清浄」
下段の緑は「健康」という意味
順番もこの通りだそうですが、
ご存じでしたか?
私はまったく知りませんでした。
さて、今回のテーマは
「起業のビジョンなんて本当に必要か?」です。
最初にビジネスの根幹を明確にする
9つのステップを確認しておきましょう。
またかと思う方はスルーしてください。
第1ステップ:自分の起業のテーマを決める。
第2ステップ:誰の悩みやニーズに応えるかを明確にする。
第3ステップ:ターゲットの悩みやニーズをリストアップする。
第4ステップ:SWOT分析を行う。
第5ステップ:提供価値を決める。
第6ステップ:ポジショニングを行う。
第7ステップ:コンセプトを明確にする。
第8ステップ:ミッション、理念、ビジョンを決める。
第9ステップ:情報発信や集客方法を明確にする。
今回は第8ステップ
「ミッション、理念、ビジョンを決める」
の部分のビジョンについてお話します。
そもそも起業にビジョンなんて必要ない!
こんな意見も多く聞かれます。
本当にそうでしょうか?
ビジョンこそが行動の原動力につながる!
「日本を強く豊かな国にしたい」という志のもとに
「気違い佐吉」「穀つぶし佐吉」と言われながらも
自動織機を発明した豊田佐吉。
亡くなる前の床の中で、佐吉は息子の喜一郎に尋ねます。
「おれは、織機で国に尽くした。お前は何で国に尽くすんだ?」
喜一郎は「自動車がやりたい」と答えました。
「よし、わかった」と言って、
自動織機の特許料として得た100万円を喜一郎に渡します。
それからの喜一郎、研究につぐ研究の日々、
佐吉にもらった100万円を使い果たしてしまいました。
それでも見通しは立ちません。
資金に困った喜一郎、
佐吉の娘婿の利三郎の家に増資の依頼に行きました。
「お前、車をやるのか?」
「そうだ、だが、金が足らん。貸してくれ」
「だめだ、会社を潰すわけにはいかん」
こんなやり取りが明け方近くまで続きます。
それまで黙っていた利三郎の妻
喜一郎の妹の愛子が涙を流しながら利三郎に訴えました。
「今、お兄さんがこのまま帰ったら豊田は残るでしょう。
でも、夢は潰れます。天にいるお父さんは
そんなことは喜びません。会社を潰しても、
夢を潰してはいけません!」
妻の言葉を聞いて利三郎は叫びます。
「豊田家の血はどうなっているんだ。
お前らは、自分は破滅してでも夢に向かっていくというのか!
お前たちは気違いだ。わかった、いくらいるんだ!」
と言って、200万円を出しました。
もしもこの時、愛子の訴えがなかったならば
その後の自動車王国日本は誕生していたでしょうか?
ビジョンとは夢であり
実現したい具体的なイメージ
ビジョンとは、喜一郎が抱いたような夢なのです。
ミッションを前提にして、将来はこうする、
こうなるという具体的なイメージ、つまり夢なのです。
夢だからといって、あいまいであってはいけません。
はっきりと思い描けるイメージなのです。
稲盛和夫氏は、「イメージはカラー映像で
くっきり映し出されるくらい鮮明で
なければならない」と述べています。
小さな町工場の親父だった本田宗一郎が、
ミカン箱に乗って従業員を前に、「今にウチは
世界一の二輪車メーカーになる」と
こともなげに夢を語ったとき、宗一郎の頭の中には、
くっきりとそのイメージが描けていたことでしょう。
あの日野原重明先生は、
夢について次のようなことを言っています。
願望を思い描くのではなく、
その夢や目標が成就した時のことを思い浮かべ、
その時の天にも昇るような喜びや達成感を想像するのだ。
すると身を焦がすような強烈な喜びが身体を突き抜け、
成功した者のバイブレーションが宇宙に発信されていく。
大きな夢を持っても、
そんなことはどうせ実現しないから、
夢は夢のままにしておいた方がいい、
という考え方もあります。
このような考え方に対して、
福島正伸先生は次のように述べています。
失敗には2つの失敗があるのです。
1つは手段上の失敗、そしてもう一つは真の失敗です。
手段上の失敗は夢を持った人は誰でも経験するものです。
しかし、それらはすべてが糧になるものです。
そして、真の失敗とは、自分があきらめた瞬間を言います。
つまり、自分があきらめない限り、真の失敗ではないのです。
夢を叶えた人たちは、思い通りにならないことを、
すべて成長の糧にしています。
具体的に夢を持ち、その夢をどんなに苦労しても
必ず実現すると、あらかじめ決意するのです。
そうすることで、
きっとその日からワクワクする毎日を
送ることができるようになるでしょう。
夢は誰でも抱くことができます。
でも、必ず実現すると決意することはなかなか出来ません。
でも、決意することがワクワクする毎日につながるならば
素晴らしいことですよね。
自分への問い掛けからビジョンを作成
ミッションを果たしていくことによって、
あなたの実現したい夢、
すなわちビジョンを大きく描いてください。
具体的にカラー映像が目に浮かんでくるように。
○そのとき、あなたのビジネスは、
どのような規模になっていますか?
○そのとき、あなたのビジネスは、
世の中をどのように変えていますか?
世の中からどのように見られていますか?
○そのとき、あなた自身やあなたのご家族、
あなたとともにビジネスをやっている人たちは、
どのような生活を送っていますか?
○そのとき、あなたは、
毎日どのような気持ちで生活していますか?
今回は以上です。
終わりに当たって
私のメンター(と私が勝手に思っている)
福島正伸先生の夢を実現する今日の一言から
明確な夢がある限り
人は動じない
最後に「自分らしさを最大限に活かした
起業プラン作成セミナー」のご案内です。
今までの経験やスキルとは別に「自分探し」をしているようで我ながら新鮮な気持ちになれました。次回2回目で「自分探し」がどう展開していくか今から楽しみです。
よろしくお願いします。
【発行元】
合同会社 環り愛(MEGURIAI)代表
経済産業大臣登録中小企業診断士 大場保男
仕事とは
人や社会に対する愛の表現である
このような価値観を共有する人たちとの
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