起業して3年まで生き残れるのは3割、なぜ失敗が多いのか?(1)


起業して3年まで生き残れるのは3割、なぜ失敗が多いのか?(1) - 夢を仕事に!ライフワーク起業 

こんにちは
「好きを仕事に!ライフワーク起業」ナビゲーターの大場靖夫です。

好きなことを仕事にして自分を最大限に活かし、
経済的にも豊かに生きる
中高年のライフワーク起業を応援しています。

昨日は小田原で創業相談を受けていました。
小田原と言えば、二宮尊徳の出身地、
写真は、報徳二宮神社の境内に立っている
二宮金次郎像です。

金次郎

彼ならば、現在の日本の経済を立て直すのに
どんな処方箋を書くのか
と想像してみることも
必要かなと思います。

さて、今回のテーマは
「起業して3年まで生き残れるのは3割、
なぜ失敗が多いのか?」です。

分量が多いので、今回と次回の
2回に分けてご紹介していきます。

起業後3年以内の廃業率は70%

日本で1年間に起業する人の数は、
15~18万人と言われています。

国際的に見ると
日本の起業家数はかなり少ないのが現状です。
そのため、国でも起業支援のための
様々な施策を打っています。

日本の総理大臣が
ニューヨーク証券取引所で
「日本を起業大国にする」と宣言しています。

しかし、起業しても
3年まで生き残れるのは3割しかない
と言われています。

せっかく起業しても、なぜ生き残れないのでしょうか?
今回と次回は、その原因について考えていきます。

3年後まで生き残れるのは3割しかいないのか?
う~ん、考えてしまうなぁ~、
と思っているあなた、
起業成功のバーはそんなに高くはないのです。

バーの高さがそれほど高くないのに
トレーニングをしないで、いきなり跳んで
しまうと失敗します。

起業の失敗は
これと同じで、しっかりした準備をしないで
いきなり跳んでしまうからです。

しっかり準備しておけば、
起業のリスクを恐れる必要はありません。

起業が失敗する原因 その1 本当にやりたいことで起業しないから

本屋に行くと、起業に関する本が沢山並んでいます。
そこには、
自分の過去の経験や
持っているノウハウを活かすことが
重要ですと書いてあります。

それが、本当に自分がやりたいこと、好きなことだったら
良いのですが、
そうでない場合は、失敗する可能性が高くなります。

自分がワクワクすること
本当にやりたいこと、好きなこと
これをテーマに起業することが第一のポイントです。

自分のやりたいこと、ワクワクすることをやっていれば、
毎日が楽しくなります。楽しいから工夫が生まれます。
人を惹きつけることができます。
だから成功の可能性が高くなります。

今の仕事が嫌でたまらないから
独立起業するという
現実からの逃避も失敗につながります。

オリンピック選手のコーチングで
有名なあるコーチによると
目標設定の95%が実現しない、
それは立てた目標が
自分の本当にやりたいことではないからだということです。

でも、やりたいこと、好きなことをやって
お金になるのだろうか?

好きなことで起業して
経済的にも豊かになる
これが、このブログのテーマである
「好きを仕事に!ライフワーク起業」です。

そのためには、どうしたら良いのか、
それについて、あらためて詳しくご紹介していきます。

起業が失敗する原因 その2 独りよがりの思い込み

私のところにも、こんな商品を創ったけれど、
どこか売り先はないか?
という相談が時々あります。

本人はとても良い商品だと思い込んでいますが、
誰のどんなことに役立つ商品なんだろう?
と首を傾げざるを得ないような
商品が多々見られます。

これを買ってもらえそうな人たちに
意見を聞きましたか?と
問うと、聞いてないけど、きっと喜ぶはずだ
という返事です。

こういうタイプは
私の体験によると、比較的高齢者に多いです。

このような例だけでなく、
独りよがりの思い込みで起業してしまう人、
これでは間違いなく失敗するでしょう。

思いつきやひらめきはダメだと
言っている訳ではありません。

思いついたアイデアやひらめきを
現実に即した事業計画にしていくには
対象となる人たちに
徹底的に意見を聞くことが必要です。

少なくとも15人くらいには聞きたいものです。
ここで手間暇を惜しまないことが
起業を成功させるポイントです。

さて、今回はここまで、
続きは次回です。
楽しみにしていてくださいね。