起業するなら経験を活かした方がいいという常識のワナとは?
こんにちは
人生100年時代の
キャリアプランナー 大場保男です。
5月26日から30日頃は
七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」
紅花が咲く頃という意味ですが
実際に咲くのは、6月末頃だそうです。
紅花は茎の末端に咲く花を摘み取るから
「末摘花」とも呼ばれていますが、
この名前は源氏物語に出てきますね。
光源氏が19歳の時に契った相手が「末摘花」
“鼻が赤い”彼女と、“花が紅い”紅花を
掛けたという説があるそうですが、本当かな?
さて、今回のテーマは
「起業するなら経験を活かした方がいいという常識のワナとは?」です。
当たり前のように言われているこの言葉
起業の本を見ても、起業の勉強会に行っても
必ずと言っていいほど聞かれるのが次の言葉です。
「起業するなら、今までの経験を
活かした方がうまくいきますよ」
敢えて新しい分野のチャレンジするよりも
今までの経験や知識、ノウハウを活かした方がいい
というこの言葉は
決して間違いではありません。
将来、フレンチの店をやりたいから
そういう店で働いて経験を積もうという方の場合
正しい計画であり、先ほどの言葉も生きていると思います。
でも、今までサラリーマンだった方が
起業に当たって、自分の過去の経験以外に
選択肢を考えないというのは、早計だと思います。
そこには、次のような
3つのワナが潜んでいる可能性があるからです。
第1のワナ 他の可能性を見逃していないか?
第2のワナ 自分の経験や知識を過信していないか?
第3のワナ “組織病”に陥る恐れはないか?
第1のワナ 他の可能性を見逃していないか?
起業相談に来た方に
なぜ、その仕事で起業するのですか?と聞くと
今まで、この仕事しかやってこなかったから
他のことはできないので、これにしたのです。
と答える方が非常に多いのです。
本当にそうでしょうか。
私の身近には、他の分野に挑戦して
自分の可能性や能力を発揮している人が沢山います。
コンピュータの営業一筋だった人が
福祉のできる美容師に転身した事例
IT業界から、豆腐屋を始めて
今では、複数の店舗を経営している人
殺人事件などを扱っていた刑事さんが
地域の特産品を開発して販売している事例などなど。
どんな仕事で起業するのかを決める場合
先入観を持たずに、自分にどんな可能性があるのか、
しっかり検討しないと、もったいないと思うのです。
第2のワナ 自分の知識やノウハウを過信していないか?
自分が経験してきた分野については
豊富な知識があり、ノウハウを持っているのは当然です。
しかし、知識やノウハウは
次々に新しいものが出てきており
日進月歩で変化していきます。
自分はこの分野で何十年もやってきたのだから
という思いが、過信につながる可能性があります。
かつての私がそうでした。
マーケティングの企画会社にいたので、
マーケティングのことなら何でも知っている
と過信して、新しいことを軽視していたのです。
第3のワナ “組織病”に陥る恐れはないか?
長年同じ会社にいると
知らず知らずのうちに、その会社の
仕事のやり方や社風に染まっています。
染まってしまったその会社の考え方や価値観、
これが世間の常識とズレている症状、
私はこれを“組織病”と呼んでいます。
このことに気付かずに起業すると
思わぬ失敗につながることがあります。
今までとは違う分野で起業する場合と違って
n同じ分野での起業は、これに陥る可能性があるのです。
このように、今までの経験を
活かした起業には思わぬ落とし穴があります。
もっと自分らしさを活かせる仕事
もっと自分の可能性を開花させる仕事
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